【パリ生活】③フランス最大美容展示会&コンテスト出場
パリで活動していた間に、美容展示会視察、コンテストに出場もしました。
フランス最大美容エキスポ 【Congres Esthetuque Et Spa Beaute 】
欧州中の美容関係者が集まる規模なこともあり、エントランスからすごい人!
ネイルはもちろん、エステ・メイクアップメーカーの商材販売や、
デモストレーション・コンテストも行われています。
大手美容商材メーカー、Peggy Sageさんでデモ体験。
日本ではスパ用品のみ販売の「LCN」のポリッシュが販売されていたり、
フランス老舗ネイルメーカー「essie」など欧州ブランドならではの
ブ―ス展開でまた新鮮です。
ネイル写真にしても構図が日本とまた違い、とても勉強になります。
海外の展示会は見るものすべて刺激的で何時間いても飽きないですね~。
翌日はネイルコンテストに出場しました。
事前エントリーでどのようなデザインをするか、その材料・工程を写真付き資料を作成して送り、審査を待って出場というもの。
日本のコンテストのように
「赤一色塗り」や、「フレンチスカルプチュア」などどいった、
決まったデザインを規定の時間内でいかに美しく作るか、を競うものではなく、
テーマと工程基準のみが定められ、
モデルさんの衣装・髪型、使用する機械や道具、爪の長さも全て自由なコンテストです。
資料作成はフランス語、英語から選べたので私は全て英語で書類を作りました。
これでよいのかと不安を感じながらも資料を送りましたが無事通過し、コンテストの出場権を得る事ができました。
ノミネートされたのは私含めて11名のネイリスト。
アジア人は私のみで、「du japon!(日本代表!)」と、かなり大袈裟に紹介されました。
モデルになってくれたのは、フランス在住歴が長い友人で
コンテストの概要や当日の注意事項、ネイルの説明など全て通訳してくれ
彼女なしではこのコンテストに出れなかったです・・。本当に感謝。
時間は3時間。
時間内で、長さ出し・ベース・アートを全て仕上げます。
アートに関しては、作ったものや既製品を持ち込んでも良いとの事で、そこにも驚き!
私はあえて全てハンドメイドで仕上げたかったので、時間がギリギリでした・・。
私の作品はこちら。
フランス流「kawaii!日本」と、繊細なアートを意識し、デザインしました。
審査員の方もコンテスト中、常駐している訳ではないので(ふらりふらりとされいますw)
このレースは描いたの?たらし込みはどうやってやったの??と技術工程を根掘り葉掘り聞かれました。
審査基準としては、工程やネイル技術よりも
モデル衣装を含めた全体のバランス、アートセンスをジャッジされているような気もしました・・。
(2016年2位の方)
(2016年1位の方)
そして表彰式。
残念ながら、入賞には手が届きませんでした。
ですが失敗せずに、自分の力を出し切れたので満足!
ステージ披露の後は、観客の方達が、私のモデルさんの所に駆け寄り、
「amazing!」「crazy・・・!」と、ネイルを観たり、写真を撮りに来てくれました。
日本の繊細なネイル技術を少しでも知ってもらえるキッカケになるといいな。
初めての(というか日本でもあまり経験した事ないけど)海外コンテストで
審査基準や規定が想定外なことが多く、戸惑いもありましたが、
とっても良い経験・勉強になりました。
いつまでもチャレンジする心を忘れない事が大切ですね!
※こちらの内容は2016年当時のものです。
久賀田有紀
教員を経てネイリストに転職。
現在ネイリストとして働く傍ら、ネイルサロン2店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修、商品開発を行っている。
㈱マニクリエーション代表取締役
一般社団法人海外ネイル協会 代表理事
【ネイリストと海外をつなぐ】海外ネイル協会 http://jnisa.com/
【銀座・京都ネイルサロン】maninail http://mani-nail.com/
【シニア向けネイル事業】えがお爪工房 https://egao-nail.jp/
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