見出し画像

【パリ生活】①パリで働こうと思ったきっかけ。

昨年設立した海外ネイル協会設立のきっかけにもなった、私が1年だけパリで働いていた時の話を。

画像1

私が海外渡航を考え出したのはネイリストに転職する直前の2009年頃。
勤めていた小学校を辞め、ネイルサロン就職までの間に幼馴染と遊びに行ったニューヨーク。
それまでグアムやハワイなどリゾート地しか海外旅行したことがなく、
「生活感のある海外都市」の空気管を初めて肌で感じ、衝撃を受けた事を今でも覚えています。
今から10年ほど前。日本でもネイルサロンは増えているものの、今ほどの世間的認知はまだ低く、
それに比べNYは路面店のネイルサロンが多く並び、衝撃を受けました。
コンビニの数より多かったといっても過言ではなかったはず。

画像2

そしてスーパーでレジを打つ店員さんの真っ赤に塗られたネイル。
職業関係なく「ネイル」が生活に浸透しているアメリカのネイル市場にただただ衝撃を受けて「絶対またこの場所に戻って働きたい!」と興奮しながら帰国しました。
その後NYに強く影響を受けた私はNYに本社のある

ネイルサロン「DASHING DIVA」に入社。
ここのサロンならNY転勤なんてこともあるのかしら?という考えは全く持って甘かったのですが、

師匠ともいえる上司がNY本社に栄転した事を頼りに4年後、退社後に自費でNYに渡り、DASHINGDIVA本社研修に参加させて頂きました。

NYの研修から戻った私は東京でネイルサロンを開業。
初めての経営ながらとても順調にお店を切り盛りすることができました。

そんな中、幼馴染との旅行で初めてのフランスへ。

画像3

パリで駐在している知り合いに案内してもらい、
「海外で働き生活する。」という話を聞きまた「海外で働きたい」欲勃発・・。
ただ自分でサロンを開業した事もあり、渡航するなら何か自分の「ネイルビジネス」に役立てたいという思いもありました。
先述している通り、アメリカに渡りたい気持ちはあるが、サロンで勤めるネイリストではなくフリーで仕事をしたい。
アメリカでフリーランスで合法にネイリストとして働くには時間もかかり、厳しい。
そうなると「フリーランス」でも「学生」でも「就労」でもなんでもありに1年間過ごせちゃうワーキングホリデービザは本当に無敵じゃない?と
今までスルーしていたビザの特権を再認識。

2015年の時点で私は29歳だったのでワーホリビザを取得できるリミットは迫っており、行きたい!という気持ちと東京での生活が順風満帆で離れなければいけない怖さで迷う日々・・。
「自分で決められないから運命に決めてもらおう」と思い、2016年1月のイギリスYMSビザ(いわばワーホリビザ)の抽選に応募しました。
これで当選すれば私はイギリスと縁があるんだ。なければ諦めよう!と思い応募した所、見事に・・・落選。
落選したら海外渡航は諦めるつもりだったのが
当に「迷っていた服が売り切れてしまった。」時の気持ちになり、
どーーーーーっしても海外に行きたい衝動が止まらず。
どこかしらのワーホリを取得することを心に決めました。
私は小学生の頃から英会話教育を受けていたこともあり、英語圏では生きていける謎な自信があり、英語圏で考えてはみたのですが・・
ブランド力のある場所がいいなあ・・という超不純&ミーハーな気持ちと、知り合いもいて心強かったので
語学に一抹の不安を抱えながらもパリを選びました。

このネームバリュー選定には賛否両論ありますが、私は自分のサロンを「銀座」アドレスにこだわって出したことも、

パリを選んだ事も後々の仕事や人とのやり取りでプラスになっていることが多いので、私には合っていたのだと思っております。
海外渡航願望のきっかけ、パリ渡航まで着地するのにかなりのボリュームになってしまいました。

今から海外に行こうかな、いやしかし・・と迷っている方の一つの参考材料までになれば嬉しいです。

久賀田有紀

画像4

教員を経てネイリストに転職。

現在ネイリストとして働く傍ら、ネイルサロン2店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修、商品開発を行っている。

㈱マニクリエーション代表取締役

一般社団法人海外ネイル協会 代表理事

【ネイリストと海外をつなぐ】海外ネイル協会 http://jnisa.com/

【銀座・京都ネイルサロン】maninail  http://mani-nail.com/

【シニア向けネイル事業】えがお爪工房 https://egao-nail.jp/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?