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娘の好きな本

6歳になる子供たちと
図書館で絵本を探す週末。


借りてきた絵本の中に、
1枚の貸出伝票がぱらっと出てきた。
以前にこの本を借りた誰かのものだろうか。


それを拾い上げ、じーっと見つめる娘。
今まで読んだことのないジャンルの本のタイトルが並ぶ。


『娘よりも
少し年上のお兄さんかお姉さんが
借りたのかな?』
そう思えるセレクトだ。


でも、同じものが読みたいという娘。
難しいのは承知の上で、
何でもトライしてみよう、
と早速予約してみることに。

そんなことも忘れかけたある日、
予約した本が一冊届いた。


『ジャングルのサバイバル』


早速取りに行ったその本は、
確実に小学生向けの結構厚いものだった。
でも漫画ベースで描かれていて、とっかかりやすいようだ。
時々少し難しい解説もあるけど、
この本にすっかりハマってしまった娘たち。


もっと読みたいというので調べると、
なんと40以上あるこのサバイバルシリーズ、
小学生が選ぶ 「好きな本」の王道でもあるらしい。


それを今片っ端から今、娘たちは読んでいる。


どこまでちゃんと読んでいるかは、
全くわからない。


でも、時折ふとした瞬間に
その本から得た豆知識を
私に自慢げに教えてくれるから、
彼女たちなりに
読み込んでいるようだ。


最近では、日本史のサバイバルシリーズにまで
手を出し始めている。


そんな難しそうなもの、読んで面白いのかしら?
歴史が苦手な私にとっては、その感覚が掴めない。
でも、黙々と読みふける娘たち。

今朝も朝早く起きたての目を擦りながら
『幕末のサバイバル』を全集中で読んでいる。


何を考えてるのかな….


娘の頭の中を覗きたくなる気持ちが
モクモクモクと湧き上がる中、
真剣な顔をして娘が夫に質問している、


「幕末にはオナラってあったかな?」


真面目に答える夫。
思わず笑う私。


娘はやっぱり、6歳。
その6歳ならではの感覚を
そっと記憶に残しておこう。

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