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ゆとりのゲーム感想「クラッシュ・バンディクー カーニバル」


【はじめに】

ゲームを評価する時に「思い出補正」はかなり厄介な存在である。思い出補正とは子供時代に体験したもの・好きだったものが大人になって振り返った時に美化されてしまう現象のことだ。これは、主に触れてきたカルチャーの数が乏しく、色々な刺激に対して敏感な小学生・中学生に発動するものである。勿論、ゲームでも思い出補正が加味された状態で語ってしまうことがあるだろう。

幸い、私は小学生の時に触れたゲームを当時から面白いと感じたことは無かったので、私はゲームにおける思い出補正にはあまりピンとこない。しかし、これはほんっっとうに他の世代の方を羨ましく思う。子供時代が輝いて見えることは別に悪いことでは無い。現実が嫌で何度も過去を振り返ってしまうのは逃避だが、「あの時は楽しかったよなぁ」とかつての友人と語り合う時間は他に替えがたいものではないか。人生にはノスタルジーというものが必要なのだよ。ゲームもそうだ。絶対90年代やこれからの2020年代の方がゲームは面白い。私が小学生の時は2007〜2012辺りまで。2020代に生まれたゲームを楽しかったなぁ、なんて言えるようにはどんなに願ってもなれないのだ。だって、私が子供の時なんかWiiとDSとPS3、3DSとWiiUだよ?はぁ、嫌になってくる。

特に子供時代のゲームにトキメキを感じない私だが、どうしても思い出補正がかかってしまったゲームがある。「クラッシュ・バンディクー」シリーズである。尤も私の世代ではないので、身近な友人でこれを知っている人はいなかったが。ただ、コイツは私の人生の中でいつも隣にいた。海外限定で発売されたもの以外は大体持っていて全てクリア(しかもただのクリアではなく達成率100%の完全クリアが殆ど)している。幼稚園の時、人生初めてプレイしたゲームはクラッシュ3、小学生の時にはレーシングでずっと自分のゴーストと戦ってた。出かける際にはDSのGBAにクラッシュアドバンスを入れて遊んでいた。高校の時にはレトロゲームを中断していたが、コイツだけはプレイしてきた。そして現在に至る。

あぁ、コイツがいなかったら私の人生はそりゃもう変わってただろうな。コイツの話題だけで3時間は話せるよ。いずれ全ての作品を全てレビュー・・・いやいやそんな事はしない。したくない。思い出補正という毒牙にかかった私はクラッシュをただ賞賛することしかできない。もう私はクラッシュを語れないのだ。

しかし、「クラッシュ・バンディクー カーニバル」なら多少は語っても良いだろう。私が幼稚園ぐらいの時からやっていたが、正直そこまでやりこんだことは無かった。ノーマルクリアは何度かしたことがあったが、完全クリアは今までしたこと無かったのである。そう、つい最近までは。これなら割と客観的な観点で感想を述べることが出来ると思う。別に自分の感想なんだから、好きに書けばいいって?確かに自由には書くが、どこか嘘くさくなってしまうのな嫌なのだ。あ、私はゲームを必要以上に貶したいわけではないからね?なんかこうストレートに本音で語りたいだけ。

【ゲーム概要】

PS1ソフト
「クラッシュ・バンディクー カーニバル」

「クラッシュ・バンディクー カーニバル」は2000年にSCE(現SIE)が発売したPS1用ソフトだ。

本作を紹介する前に「クラッシュ・バンディクー」シリーズを紹介しておく。

初代クラッシュ・バンディクーは1996年のPS1に「宇宙初の奥スクロールアクションゲーム」というキャッチコピーを引っさげて颯爽と登場した。開発はノーティドッグでユニバーサルインタラクティブスタジオの社長であるマーク・サーニー氏が携わっている。今までのゲーム機には無かった滑らかなポリゴンや新たな可能性を見出した「3Dアクション」というジャンルが注目され、本作は日本だけでなく世界中で大ヒットを飛ばした。そして、任天堂におけるマリオ、セガにおけるソニックみたいにソニーといえばクラッシュという立ち位置にまでなったのだ。

1996年当時のコロコロコミックより
フェスタで大々的に取り上げれていて
注目度は非常に高かった。

そんな大人気シリーズだったクラッシュ・バンディクーだったが、外伝の「クラッシュ・バンディクー カーニバル」を最後にSCEはパブリッシャーをやめてしまう。それは、マーク・サーニー氏の「クラッシュバンディクーはPS1のスペックに沿って作られたもの。PS2ではまた別のゲームデザインを考える必要がある」という意向のもとだった。それからは権利を他の会社に引渡し、ノーティドッグも開発から手を引いた。うーん、この選択が正しかったのかどうかは分からないが、ファンは悲しんだだろう。私も一人のファンとして少し残念に思う。一応PS2以降も他の会社が続編と称して多くの作品をリリースしているが、案の定、黒歴史となっているそうで。まぁ残念でも無いし当然だな。クラッシュ君には同情するよ。

さて、そんなPS1クラッシュ最後の作品「クラッシュ・バンディクー カーニバル」は一応マーク・サーニー氏がプロデューサーを務めている。開発はノーティドッグではなくユーロコムエンターテインメントになっていて、本家でないのが残念だがこちらも実績は悪くない会社だ。期待出来る。

本作のジャンルはズバリ、パーティゲーム。なぜか「アクションゲーム」と公式から定義されているが、どう見てもパーティゲームだろう。簡単に言うと、マリオパーティのスゴロクの部分を抜いてミニゲームに特化した作品だ。

パーティゲームかよ・・・!じゃあ、(今更PS1のゲームを面白いと感じる稀有な)友達が必要じゃねぇか・・・!と思ったそこのあなた。チッ、チッ、チッ。本作は友達と遊ばなくても充分楽しめる。なぜなら、本作は1人で遊べるパーティゲームなのだ!あぁ、哀れんでくれて構わない。友達とパーティゲームなんかやったことは・・・いや、あるな。でも、楽しかったことは無いな。スマブラとかはパーティゲームに入るのかね。あれは面白かった。まぁ、私は一人で遊ぶ方が好きだ。

本作は3つのモードに分かれている。いわゆるストーリーモードである「おはなしモード」、最大4人で好きなミニゲームを遊べる「バトルモード」、最大4人でトーナメントを組んでミニゲームを遊べる「たいかいモード」、この3つのモードで遊べるのだが、今回は1人用(一応2人でもできるが)の「おはなしモード」について紹介する。

「おはなしモード」をスタートすると、まずはキャラクター選択。最大8人のキャラクターの中から選択できる。マリオパーティーと同じくどのキャラも性能は一緒なので、好きなキャラを選ぼう。・・・と一般的なパーティゲームならそう言うが、本作はキャラクターの性能の違いが露骨に表れている。さらに、選んだキャラによってストーリーも少し変わってくる。途中でキャラクターを変えることはできないので、慎重に選ぼう。今回、私は主人公であるクラッシュ君を選んだが、はっきり言って最弱の部類だと思う。キメキメェイ!(やけくそ)

キャラ選択画面
善チーム(⬆)と悪チーム(⬇)に分かれている

キャラを選択するとOPムービーが流れる。面倒なので、wikiから引用する。

前作「レーシング」でエヌ・オキサイドとの勝負に勝ち、地球の平和を取り戻したクラッシュ達はそれぞれの生活を過ごしていた。

その頃、宇宙にある神殿ではアクアクとウカウカが「善と悪、どちらが優れているのか」という理由で口喧嘩をしていた。いくら話し合っても問題は解決せず、戦いで決着をつけることを考えたが、2人が直接戦うことは大宇宙の定めによって禁じられているため、やむを得ずクラッシュ達を呼び出して代理として戦わせることにした。

アクアクはクラッシュとココの2人を、ウカウカはコルテックス、タイニータイガー、ブリオ、リラ・ルー、ディンゴダイル、コアラコングの計6人を召喚した。

人数の差の大きさに気付いたアクアクの頼みを受けたウカウカは、自分の部下の中から2人をアクアク側に移すことを許し、タイニータイガー、ディンゴダイルの2人がアクアク側につけられた。

そして、善と悪の代理戦争が始まった。

「クラッシュ・バンディクー カーニバル」
Wikipediaより

シリーズを通してやっている人は↑のストーリーで色々ツッコミたくなるが、まぁまぁ。正直このゲームのストーリーはほぼ無いようなものなので、本作から始める人でも気にしなくて良い。

ムービーが終わると、それぞれのステージに通じるワープルームに行く。ワープルームはワールドとかレベルのようなもので、全5つのワープルームがある。1つのワープルームにある全てのステージの優勝カップを集めると、そのステージのボスに挑むことができ、ボスを倒すと次のワープルームが解禁される、これがゲームの流れとなっている。まぁ、シリーズおなじみの形式である。ステージはどこから始めても構わない。

ワープルーム画面
ここからステージを選ぶ

さて、肝心のミニゲームの内容だが、プレイヤーvsCOM3人で戦う。ミニゲームはざっくりと以下のジャンルに分かれている。
・タマたま系
・ガッチン系
・ホッピン系
・はこスロー系
・タンク系
・レーサー系

これらをベースに次のワープルームに進むにつれてルールがアレンジされたり、新たなギミックが追加されたりする。
それぞれについて説明する。

・タマたま系

転がってくるボールを跳ね返して、自分のゴールを守るゲーム。相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!!のバトルドームをイメージしてもらうと分かりやすい。もしくはゲーセンにあるエアホッケー。
おそらく一番難易度が高いのはコレだろう。攻略にはゲーマーとしての技術ではなく単純な反射神経を必要となってくる。キャラによる性能差は無し。

・ガッチン系

氷上でシロクマのポーラにのって相手を突き落とし合いながら、最後に生き残った方が勝ち。サンダーやカナトコといったアイテムや身体が大きくなったり小さくなったりするギミックあり。
露骨にキャラ性能が出る競技。もちろん、重い方が有利だ。クラッシュやココはすぐにふっとばされるので、アイテムやギミックをいかに上手く使うかが勝負のカギとなる。

・ホッピン系

ホッピンと呼ばれる乗り物に乗りながら自分の色がついたマスを増やし、?ボックスを壊すことでポイントを増やしてタイムアップまでにポイントが1番高いプレイヤーが勝利。スピードシューズといったアイテムあり。
アイテムが強すぎることやボックスの出現位置が完全ランダムなのでほぼ運ゲーとなる。キャラによる性能差は無し。

・はこスロー系
お互いに箱を投げたり蹴ったりしながら、相手に箱をぶつけ体力を減らし、最後まで生き残れば勝利。
これも性能差がでる。移動速度や投げの飛距離等、細かく設定されている。勿論、クラッシュとココは弱い。

・タンク系
タンクに乗り、弾を撃ち合いをする。最後に生き残ったプレイヤーの勝利。
一番キャラ性能差が出るヤバいゲーム。4種類のタイプがおり、それぞれ弾の種類や移動速度、連射速度も違う。クラッシュとココは一番使いにくい機体。いい加減この仕様にした開発者をぶん殴りたくなってきた。

・レーサー系

名の通りレースをする。一番先に決められた数だけ周回すれば勝利。前作が「レーシング」なので、相応のクオリティを期待してしまうがすぐに打ち砕かれるだろう。画面が固定されているので、すごくやりづらい。キャラ性能差は無し。

以上がミニゲームの主なジャンル分けである。

ワープルームのミニゲームを勝ち抜き、見事全ての優勝カップを手に入れるとボスに挑むことが出来る。ボスの内容もミニゲームのシステムをボス戦用にアレンジしたものになっている。ボスを倒すと次のワープルームに進めるようになる。

全てのボスを倒すと一応EDが見られるのだが、シリーズの恒例である「豊富なやり込み要素+隠しエンディング」は本作も例外ではない。というかやり込み要素はシリーズの中でも郡を抜いている。

1度クリアしたステージに戻ってみよう。すると、ダイヤチャレンジ、パワーストーンチャレンジ、トロフィーチャレンジが追加されていてそれぞれに挑戦できるようになっている。それぞれの内容を説明する。

・ダイヤチャレンジ
制限時間の短縮やポイントが自分だけ不利な状態からスタートといったポイントや時間でハンデを背負った状態で戦う。1度でもクリアすればチャレンジ成功となる。カップの時よりも慎重な立ち回りが必要になっており、少しのミスも大分痛手になってしまう。

例:ハコとれ ホッピン
「ポイントにハンデがあるけど頑張ろう!」
自分:0
COM1:20
COM2:20
COM3:20

・パワーストーンチャレンジ
問題児。自分が不利になる特殊なルールが追加された状態で戦う。1度でもクリアすればチャレンジ成功。中にはミニゲームのそもそものコンセプトを揺るがすのもあって笑ってしまう。ミニゲームによってはカップの時は楽勝だったがパワーストーンで極悪難易度に風変わりするのもある。新しい立ち回りを考えたり、カップやダイヤの時よりも自分の実力を上げる必要がある。

例:ガッチン ボムなげ
「自分の足で勝負だ!」(自分だけシロクマに乗っていない状態からスタート)

・トロフィーチャレンジ
ゴールドトロフィーとプラチナトロフィーがあってゴールドを取得するとプラチナにチャレンジできる。ゴールドは2回連続でクリアすればチャレンジ成功。それだけ?と思うが、敵が強化されている。中には明らかにプレイヤーだけ狙われている状態もあるので非常に難しい。そして、プラチナはさらに強化された敵に3連勝しなければならない。これはもう正気の沙汰じゃないぐらい難しい。

以上がチャレンジの内容となっている。

概要はここまで。感想を述べる。

【感想】


幼稚園の年長ぐらいからやっていたが、完全クリアしたのは大学生になってから。理由は分かるな?

このゲーム、シリーズでぶっちぎりで難しい。

元々クラッシュバンディクーは高い難易度がウリになっているぐらい難しい。シリーズが進むにつれて難易度は下がっていったが、完全クリアとなると話は別だ。通常クリアの倍ぐらいの時間を平気で要求してくる。中には途中で投げ出した人もいるだろう。

私もクラッシュを完全クリアできるようになり始めたのは小学6年ぐらいからだ。ステージをノーミスでクリアしなければならない初代やタイムトロフィーや隠しダイヤも集める必要がある3は中々苦労した。しかし、小学生特有の異常な執着心でクリアすることができた。カーニバルは違った。もう、別次元だ。難しいと言われる初代ですら何十回とやられれば敵の配置やジャンプのタイミングを覚え、クリアできるようになっている。一方カーニバルのパワーストーンチャレンジやトロフィーチャレンジは「100回チャレンジして1度クリア出来ればラッキー」だ。100回チャレンジすれば1回はクリアできる、じゃないぞ。100回チャレンジしてもクリアできるかは分からん!ということだ。

ミニゲームの内容にも書いたが、本作は反射神経や運の要素といったゲームの実力とは関係ない所をすごく要求される。アクションゲームがどれほど上手でも本作の攻略にはあまり役に立たないのだ。これはゲームとしてどうなん?と私は呆れてしまった。一応やっていくうちに立ち回り方もある程度分かってはくるが、本作のミニゲームは全て4人でのバトルロワイヤル形式。もし、相手3人が1人を一方的に陥れようとするととても太刀打ちできない。アクションのようにステージの構造を記憶することもRPGのようにレベル上げもできない。どんなに頑張っても絶望しかない。しかも、仮に勝ってもたまたま勝ったとか漁夫の利が上手く成功したとかで達成感は無い。「やっと終わった〜」とドッと疲れが来るだけだ。

カップを集めるだけでもゲームに慣れていない人は難しいと感じるだろう。しかも最後のボスと戦うにはカップだけでなくダイヤとパワーストーンもある程度必要なので、何かしらのチャレンジはやる必要がある。楽なのもあるが子供だけでなく大人も嫌になるのが大半なので、せめてノーマルクリアだけはカップだけにして欲しかった。

あとは、キャラに性能差があるのも酷い。1つぐらいならあってもまぁいいか、となるが本作は3つもある。多すぎだろ!一番悲しいのは主人公組であるクラッシュとココが明らかに弱く設定されていることだ。クラッシュシリーズはボスも魅力的だが、やはり人気で馴染みがあるのは主人公たちだろう。なのに、今回のはシリーズファンで新作を待ち遠しにしていた多くのチビッ子を泣かせた悪魔の所業としか思えん。しかも、強く設定されているのが、コルテックスとニトラスブリオのおっさん組とタイニーとコアラコングの脳筋組である。誰が使うねん。

あと、もう1つ言わしてくれ。何で、コアラコングなんだ?何で、ニトラスブリオなんだ?前作のレーシングでもクラッシュとココ以外の敵キャラがプレイアブルキャラだったが、その人選は特に違和感は無かった。レーシングなので、ハンドリング性能が高いキャラや最高速が早いキャラ等に性能が分ける必要があった。その為、タイニーやポーラといったキャラを選んだのはまぁ分かる。ただ、今作は別にいいだろ。人気のあるキャラ10体ぐらいで良かった。しかも、見てもらえば分かると思うが重量級多すぎ。何体いんだよ。タイニーとディンゴは3とレーシングに登場し、人気だったから出ても喜ばれるだろうと考えるのはまぁ理解出来る。ただ、コアラコングは本当に必要だったか?今回の新キャラのリラ・ルーがゴリラだからモロキャラ被りだし。訳分からん。あと、ニトラスブリオ。テメーも何でここにいるんだ?お前は2で味方になったはずだろ?なぜ、コルテックス側なんだ?そこはエヌ・ジンで良かったよな?何とか言ってみろよ。・・・はぁ。

この人選も相まってキャラクターはクラッシュとココを選ぶ人が多かったと思う。それに追撃するようなキャラ性能差。どうにかならなかったのか。私の希望であるが、私なら

善チーム
・クラッシュ
・ココ
・タウナ
・グリン

悪チーム
・コルテックス
・エヌ・ジン
・タイニータイガー
・リラ・ルー

とかが良いバランスだと思う。善キャラに乏しい本シリーズだが、今回の設定と人選には明らかに問題ありだ。タイニー・ディンゴ・コアラ・リラルーはさすがにゴツすぎるって。

音楽もあまり良いのは無い。海外版と日本版で一部の曲が違うのと差し替えられているのもあるが、私はどちらも響かなかった。

世界観はまぁ好きだ。シリーズのファンだし。ジャングルのようなステージもあれば近未来的なステージもあり、今までの雰囲気を踏襲している。しかもすごいのはパワーストーンチャレンジの背景の変更だ。パワーストーンチャレンジの時には後ろの背景が通常のものと変更するのだが、これが明らかに過去作のオマージュなんだよ。まさに集大成。ファンとしてこのサービスは嬉しかったな。

感想は以上だ。

【まとめ】


これをクリアしたことで、また一つ自分のしこりが消えた。歳をとると反射神経が鈍くなっていくから早めにクリアしないと一生できなくなっちゃうからね。文句は言ってきたが、真のエンディングを見たら疲れも吹っ飛ぶだろう。さぁ、いつものようにもう一度ボスを倒してっと・・・

・・・・・

・・・・・

・・・あれ?

ノーマルクリアした時と同じエンディングである。

ん?どこかに違いがあるのかな?

完全クリアのご褒美がたったこれだけ



死ねぇぇぇぇ!!!!!!!!!

それだけかよぉぉ!!!!

せめて隠し要素とか出せやァァァ!!

達成率100パーセント以上にすると今までのシリーズの隠しムービーを出せるコマンドと今作の隠しコマンドを出してくれる。(最高達成率は200%だがエンディングは変わらなかった)ただ、私はそんなもんとっくの昔に知っていたから全く嬉しくない。もうカーニバル発売の時点でSCEがクラッシュから手を引くのは決まっていたんだから「今まで応援ありがとう!」で全キャラが登場するイラスト1枚だけでも良かっただろ。しかも、キャラをクリアするとキャラのその後のイラストが一瞬表示されるのだが、本作はギャラリーモードなんか無いので、もう一度見るには再度クリアする必要がある。もうやりたくないよ。トホホ・・・

今作を楽しめる人はクラッシュシリーズの大ファンぐらいだと思う。昔、1度だけ友達と本作で遊んだが面白くなかったしな。レーシングのリメイクが発売されたが本作のリメイクが発売されるならもう少しクラッシュとココの性能を上げてやって下さい。お願いします。・・・でも、私はもうやらん!



(本作をプレイするには実機で遊ぶしかないようだ。本作をまだプレイしていないレトロゲーマーはプレイしてみてはどうだろうか。)


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