小豆七粒のパワーで出産した思い出

今夜も小豆カイロを連れてベッドに入ります。

私が作った小豆カイロ。
電子レンジでチンしてポカポカになる上に、
ホワワンと香る小豆の香り。
自分がおはぎになったような幸せな気持ちに。

あー、幸せ。
あったかくて小豆の香りで
ささやかな幸せをくれる小豆カイロ。

今はそんな風に
小豆から優しい幸せをもらっていますが、

実は私、小豆にはすごいパワーがあるのを、
出産の時に経験しています。

それは長男を妊娠中
私のかつての上司からのお手紙にありました。

『陣痛が起きたら、小豆を七粒、飲み込むと良いですよ。子宮口が開いてお産が進みます。』

え…
本当かな⁇

正直なところ長男の出産の時は、
ずっと強い陣痛が続いていたので
陣痛が強まった、とか、お産が進んだ、とか
何が何やら〜〜あ〜れ〜〜〜。
小豆パワーだったのかな〜〜〜？
そうだったのかもしれないけど
とにかく大変でしたーーーー！

というような感想ではありました。

小豆のパワーを強く感じたのは
次男の出産の時。

夜中に陣痛が強まって産院へ。
そのまま入院となり、支度を整えて、ベッドで陣痛をやり過ごしていました。
陣痛が引いている時はまだ普通に話すこともできていました。

「あ、そうそう、小豆七粒飲まなきゃね…。」

と、
ベッドの上で七粒を飲んだ後に来た陣痛の波が、
一気にビッグウェーブ！

あー！そうだ〜〜〜〜
これだ〜〜〜
こうなったら生まれるやつだ〜〜〜
って波です。

その時に発した言葉も覚えています。

「…あっ…ちょっと、わかんなくなってきましたっ…！！」

自分ではこの波に耐えきれなくなってくるやつ。
自分の中から湧き上がってくるパワーなはずなのに、自分ではどうにも太刀打できなくなるようなパワー。自分の力ではないような、押し寄せてくるパワー。
まさにビッグウェーブ！！

それをやり過ごせなくなってきた、
というのを、「わかんなくなってきた」と、助産師さんに言ったのですね。

そうして、あれよあれよという風に。
まさにあれよあれよ。
これぞあれよあれよ。
って、
次男が生まれてきました。

あれは小豆七粒パワーだったな！

と、感じずにはいられませんでした。

すごいなぁ小豆。

あんなすごい波が、パワーが、
出産の時には自分の中から湧き上がってきたんですものね。
すごかったな。
小豆七粒、私の身体に何をしてくれた？！

人間の身体って、不思議ですごい。