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ネット上の付き合いはリアルな人間関係より優れているのか

SNSやクラウドソーシングで実際に会ったことのない人と交流したり、一緒に仕事をしたりする機会が増えました。

ネット上の付き合いに慣れてみると、リアルな人間関係よりも気楽で気が合う人を見つけやすく、居心地がいいなんてことも多々あります。

今では当たり前になりましたが、私にとってはほんの1年半前にはありえなかった交友関係です。

▼見ず知らずの人とチャットツールで仕事した話について▼

今回は、ネット上の交友関係はリアルな人間関係と比べて優れているかについて考えてみました。

結論から言うと、ネット上の付き合いはリアルな友達関係の前段階にすぎない、ということです。


オンラインセミナーに参加する

インターネットの発達により、実際に会ったことがない人と仕事をしたり、講演を聞いたりする機会が増えました。

オンライン環境が整備される前は、住んでいる場所の問題で参加が難しかったセミナーや講演も、自宅にいながら視聴することができるようになりました。

もしセミナーの話がつまらなかったり、自分に合わないと感じたりしたら、何も言わずに立ち去ることも可能です。
自分は顔出しして発言する必要もないので気楽ですよね。

講演は無料のものから有料のものまでありますが、実際の会場までの交通費などを考えると、オンラインセミナーは費用がかからないというメリットがあります。

素晴らしい講師の人を知る機会も増えました。
無料のオンラインセミナーに参加して、講師のSNSをフォローし、その著書や有料noteなどを購入する。

交通費などの費用をかけずに、効率よく欲しい知識を得られるメリットがありますね。


会ったことがない人と仕事をする

クラウドソーシングでは、お互い顔の見えないやり取りをします。仕事を受注しても、特に相手が個人であれば本名は明かされないことが多いです。

案件によってはビデオ会議などがありますが、基本的には文章からクライアントの希望を汲み取り、期待に応える仕事をすることが求められます。

子供のころ国語の読解問題が苦手だった人は、もしかしたら苦労するかもしれませんね。

「問題:この文章を読んで、クライアントは何を求めているか答えよ。」

こういった、文章の行間を読むということが仕事として求められるわけです。


環境の変化の都度入れ替わる

ネット上では、ほとんどの場合が自分の属性に応じて交流関係を持っているので、その属性が変わってしまうと関係もリセットされますよね。

例えば、私がTwitterでライター関係のアカウントをフォローしていたとします。
もしライターを目指すことをやめてプログラミングを始めようと思ったら、ライター関係のアカウントはフォローを外し、新たにプログラミング関係の人をフォローし始めると思います。

もちろん、リアルな友達関係も環境の変化によって入れ替わりがあります。
同級生の友達であれば、学校を卒業して疎遠になってしまう子もいれば、その後ずっと仲良くしている子もいますよね。

リアルな友達関係は、同じ学校や職場という「共通の場所にいた」ことがベースにあります。

一方、ネット上の交友関係は「同じ属性だった」ことが大きな要素です。属性が変われば当然付き合う相手も変わりますし、ネットの方が切り替えのスピードが早いです。


こうして考えてみると、ネットはあくまで「出会いの場」であるとわかります。インターネットによって、同じ属性の気の合う人と出会う機会が増えました。

ただ、それは知り合うきっかけとなるにすぎません。

リアルな友達関係で言えば、同じ学校に入学して同じクラスになった、という段階ではないでしょうか。そこから本当の友達を作るには、相手のことをよく知ったり、一緒に遊んだり・・・

このように、実際に会って同じ場所を共有する機会がないと、長く続く関係を作るのは難しいのではないかなと思います。

ネット上の付き合いは居心地がいいと感じる人が多いと思いますが、リアルな友達関係の前段階にとどまっているだけにならないように。
そこから一歩踏み出すことも考えてみると、もっと楽しいことがあるかもしれません。

以上、ほぼ引きこもりの主婦ライターmangoooでした。


クラウドソーシングでの仕事がどんな雰囲気なのか興味がある方は、こちらもどうぞ。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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