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ギャップイヤーのススメー9月入学への変更は要らない

先日、娘の高校時代のクラスメイトが、「ギャップイヤーを経て大学へ進学」とツイートしました。

彼は卒業後1年フラフラした後、この9月から台湾の大学へ。娘の入学から1年経った後の事です。

このクラスメイトのフラフラ期間、最初のツイート後にちゃんと数えたら1年8ヶ月ありました。

でも進路も国内外で様々なマレーシア、高校卒業〜大学入学まで間が空いても、なんら責められることはありません。

ちなみに娘も、高校卒業〜台湾大学入学まで8ヶ月のギャップイヤーがあったので、その間は友達と旅行したりインターンシップの経験を積んだり、たっぷり充電できた有意義な時間でした。

●フラフラに厳しい日本社会

上記のツイートへの反応でこんな意見も。

そうね、日本は他人にとやかく言う人が多いから、フラフラしづらい...分かります。

これを解決するには、社会全体でこういう縛りの意識をなくしつつ、本人と親は気にせず我が道をいく、その積み重ねで日本も少しずつ変わっていくのかなと思います。

●高校在学中にもギャップイヤー

環境問題のアクティビストであるグレタさんも、1年間のサバティカル(研究を兼ねた休暇)を終えて高校へ戻るとのこと。

彼女は「My gap year from school is over, and it feels so great to finally be back in school again!」と、この1年間を「ギャップイヤー」だったと述べてます。

スウェーデンで一般的かは不明ですが、高校生でも「一旦立ち止まって学校から離れ、自分の思った事をやってみる」というのはとても良いと思います。

●9月入学への議論が起こる不思議

ところで、コロナ禍の日本でなぜか9月入学への変更議論が起きましたね。卒業後すぐに海外大学へ進学できる、というのが主な理由でしょうか。

これ、私は不思議で仕方なかったんですよ。卒業後にすぐ大学進学しなきゃダメな理由って何でしょうね?

卒業後、何がしたいかじっくり考える時間があってもいいじゃないですか。個人的にはギャップイヤーに世界中旅する事を強力プッシュしたい!(今は難しいですが...)

だって、ペナンや台湾に世界中から集まる留学生たち、出身国によって卒業時期はバラバラ。大学の入学時期だって、年に数回あったりもします。

なので、私は日本は3月卒業のままで良いと思っていたので、9月入学に変更されなくてホッとしました。

5ヶ月間ギャップイヤーを楽しんで、9月から大学行けばいい。仮にそれ以上間が空いたって、長い人生の数年どうって事ないです。

余談ですが、「日本は画一的、みな同じに横並びなのがオカシイ」と言いながら、欧米と横並びの9月入学にこだわる事...とても矛盾してますよね。

そもそも、この世界的パンデミックの中で欧米が9月入学のまま変わらない保証など無いのになぁ、と不思議な気持ちで議論を眺めていたのでした。

マレーシアでの教育システム、ギャップイヤーなどについて書いた過去記事、良かったらどうぞ!

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