臼井儀人『クレヨンしんちゃん』|絶対に忘れられない漫画が、そこにはある

“嵐を呼ぶ幼稚園児”、野原しんのすけ! あのおバカは永遠に止まらない!? お買い物好きの母ちゃん、ハイレグ&女子大生に弱い父ちゃん、幼稚園には風間くんやネネちゃん、激バトルが続く吉永&松坂先生もいて、毎日が大騒動!

臼井儀人が死んだとき、ショックでショックで仕方がなかった。小学生のとき、唯一欠かさず買っていた単行本で、発売される夢を見た契機で書店にチャリでダッシュで買いに行っていたのは、本当に良い思い出だ(夢だからもちろん売っていないのだが)。当時、『漫画アクション』に連載されていた『クレヨンしんちゃん』は、まだターゲットが大人で、セックスシーンもあるシモネタバリバリだった。その背徳感というか、子供が見ちゃいけないのだろうな感もまた、購買意欲を子供ながらに刺激されていた。今でも全巻を手放せない、結構、宝物な位置づけになっている。臼井儀人が死んだ後に出た『新クレヨンしんちゃん』、期待していなかったのだが、中期くらいの王道ギャグが復活していて、悔しくもクスクス笑ってしまった。嬉しくてちょっと涙が出たくらいだ。

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この漫画も忘れられない


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