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十二日目 令和元年五月十日 十二時半頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十二日目 令和元年五月十日 十二時半頃。相模國。戸塚宿。

【上段左、中】道祖神

【上段右】旧街道の雰囲気を残す道

【中段左、中】諏訪神社の手水鉢。深い盃状穴が四隅にある。奉納の年月を読み取る。風化が進んでいる。「己丑(つちのとうし)六年」と読める。明和六年(1769)になる。しかしちょっと古すぎるような気もする。古いが故の文字の読みにくさと盃状穴の深さか。

【中段右、下段左】庚申塔と出羽三山 供養塔。中央の石碑には三猿が彫られているので庚申塔であることが判る。右の石碑は「湯殿山 月山 羽黒山 大権現 西國 秩父 坂東 供養塔」ある。

國の異体字ハンター。珍しい「豆」型異体字。辞書にも見られず、「西國」という熟語だけに見られる。

【下段中】別の庚申塔

【下段右】大坂の碑急な坂だったが、昭和初期に削られて、なだらかになった

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