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【採用マンガ】第6弾:採用面接活用法<マンガカルチャー>

マンガカルチャーの世界へようこそ

マンガカルチャーを提供している(株)アンシャントマンのアマンディーヌです。

マンガカルチャーを存分にご活用いただくため、みなさまにアイデアやヒントとなることをお送りしています。主に、マンガオーナーである企業側の視点でお伝えします。
まだ、マンガカルチャーを導入されていない方にも将来の活用イメージとしてイメージしていただけると幸いです。

本日は、【採用マンガ】第6弾として
採用面接活用法をお伝えします。

0.目的
なぜ、採用面接で活用する必要があるのでしょうか?

理由:面接時に入社への動機づけを強化するため

こんな疑問を持たれませんか?
1)もうすでにマンガは採用ページやチラシやらで事前に配布しているから見せなくても良いのでは?
2)そもそも面談前は、緊張感をもって余計な刺激を与えない方が良い?
3)そもそも面談に一体何の役に立つのか?

これらの点について考えてみましょう。


まず、

1)もうすでにマンガは採用ページやチラシやらで事前に配布しているから見せなくても良いのでは?


この質問にお答えするには、求職者の立場から見てみましょう。
求職者は新卒であれ、中途であれ『御社だけ』を受けているということはほぼないと言っても良いでしょう。

☑️あなたの会社を受ける前に他の会社の面談に行っていたかもしれません。
☑️あなたの会社を受けると同時に他の会社のことも氣になっているかもしれません。
☑️あなたの会社を受けた後も他の会社の選考や面談があるかもしれません。

過去・現在・未来…のどれをとってもあなたの会社以外のことも考えているのが求職者です。

縁故や特別なリファーラル採用を除いて1社しか受けないという求職者は皆無と言えるでしょう。

その中で、面接をする前に御社の印象を残すにはどうしたらよいでしょうか?

それは、英単語を覚えるのと同じ

何回も何回も御社の情報との接点を持つことです。
情報というのは、ネットの求人情報に限りません。

リアルな就職イベントだったり
社員や社長の話を聞く機会(オンライン・リアル)だったり
資料だったり

接触回数が多ければ多いほど求職者の頭の中に占める割合が増えてくるのです。

その接触回数を人的リソースに関係なく幅広く訴求できるのがマンガカルチャーなのです。
✅説明会でマンガを読む
✅資料やネットでマンガを読む

そして…

面談前にマンガを読む

面談前に氣持ちを集中している時だからこそ
面談の議論を誘導できるのです。
それも事前に配布したマンガで。

マンガには、求職者の成功物語が描かれています。

求職者目線で
✅求職者がどのように扱われるのか?
✅求職者がどんな活躍ができるのか?
✅求職者のプライベートは充実するのか?

など、求職者周りのことが描かれています。

ご自身がどのようなライフスタイルを送れるのかがわかるようになっています。

そのため、面談ではドライな求人条件だけではなく
自分を受け入れてくれそうな社風なのか?
自分が活躍している姿を想像できるのかどうか?

求職者が御社とマッチングする上で本当に知りたいこと
自分が活躍する上で本音で知りたいこと

といった身のある話に繋がります。

そのために、求職者が主人公で御社で受け入れられ活躍する物語を面接直前に読んでもらうことは、入社動機向上に貢献することになるのです。


2)そもそも面談前は、緊張感をもつべきで余計な刺激を与えない方が良い?

確かに、真剣に面接に臨む姿勢は求職者本人のやる氣の現れであり掴みどころのない人よりも緊張感がある方の方が良いでしょう。

けれども、求職者と御社は相思相愛になって初めて入社になります。
真剣さは欲しいですが、もっと大事なのは
御社に合う方かどうかです!

それは、
✅御社でどんな活躍ができるのか?
✅御社の先輩方と相性はどうなのか?
✅都合の悪いことは隠されていないだろうか?

求職者が御社での未来が見えることが最も重要な入社動機となります。

ここではご存知の方も多いかと思いますが、ハーズバーグの二項要員論(Herzberg’s theory of motivation)をご紹介します。ハーズバーグは本名を「フレデリック・ハーズバーグ」と言い、20世紀のアメリカの臨床心理学者です。

これは、職務満足および職務不満足を引き起こす要因に関する理論で
衛生要因(Hygiene Factors)」と「動機付け要因(Motivator Factors)」に分けたものです。

衛生要因とは
☑️給与・賞与
☑️勤務時間・休日休暇
☑️福利厚生
☑️労働環境(立地・作業空間・最新のテクノロジー等)
☑️経営方針・管理体制
☑️安全
☑️上司との関係

といった、仕事の不満に関わる要素(不満足要因)のことで
整備されていないと社員が不満を感じる」ものの「整備していても満足につながるわけでない」要素のことを言います。一言でいうと働きやすさとも言えるでしょう。

また、マズローの欲求5段階説でいう「生理的欲求」「安全の欲求」及び「所属と愛の欲求」の一部に該当します。


それに対して
動機づけ要因とは
仕事の達成感:仕事を通じて達成感を味わえること
✅承認・賞賛:周りから普段の仕事振りや達成した結果を認められたり褒められること
✅良好な人間関係:互いに良好な人間関係や切磋琢磨する関係を築けること
✅裁量と責任:経験を積むごとに責任や権限が増えていき裁量の幅が広がっていると実感すること
✅成長:仕事を通じて技術的にも精神的にも成長できていると実感すること
✅貢献:仕事を通じて仲間やお客様ひいては社会に貢献しているという実感がもてること
✅仕事そのものに対する興味:自分の興味のある仕事であれば、自ら進んで仕事をすること
が挙げられます。

すなわち「仕事において満足を引き起こす要因」のことで、促進要因とも呼ばれることがあります。一言でいうと働きがいとも言えるでしょう。


この動機付け要因はなくてもただちに不満は出ないものの、あればあるだけ仕事に対して前向きになれることが特徴です。

マズローの欲求5段階説でいう「自己実現の欲求」「尊重の欲求」及び「所属と愛の欲求」の一部に該当します。

3)そもそも面談に一体何の役に立つのか?

マンガカルチャーでは、マンガ作りと発信を通じて主に動機づけ要因、特に自己実現の欲求が叶う仕組みとなっています。

そして、御社の企業文化(カルチャー)を表すべきなのは、衛生要因よりも動機付け要因こそが最も重要な内容となるのです。

そのため、面談前に御社の採用マンガを読んでもらうことは、御社で働くイメージがわくことができます。そうすることで面接内容も実際に働いたらそんな活躍ができるのかという話がスムーズに展開できるのです。

もしも、特に圧迫面接でもないのに求職者自身が活躍する話にならない時は、社風が合わない・なんらかの要因で物おじしている可能性があり、採用する相手ではなかったということになります。

その選定基準も能力だけではなく、御社で活躍してくれそうな人材かどうかで判断できるのもマンガカルチャーならでは!
これは面接時の動機向上施策となるのです。

それではここで、マンガカルチャーを使った面談時に活用する具体的な方法を簡単に3ステップで解説します。


1 .マンガの中身と会社の実情を合わせておく

まずは、マンガでは基本御社の社風がわかる内容となっています。その中で経営理念だったり、行動指針であったり、求められる人物像であったりという会社の実情と相違ないことが求められます。

【整えること】
✅自社の社風にないことや合わないことをマンガで描かない
✅会社全体の社風はマンガ通りであったとしても面接官など中間管理職の態度や考え方をマンガの内容とすり合わせておく
✅衛生要因よりも動機付け要因を重視した面接を行う
※衛生要因は、働きやすさなので入社して活躍するものというよりは環境整備に近いものとなります。会社概要などの別資料や質問を受けた時に答えていきましょう。

これらのことは、面接当日というよりは日頃から社内で議論を重ね1つの方針を作っておき、皆が概ねそては我が社の魅力だと認識している状態を作っておくことになります。

そのためにも、採用マンガそのものを社内報や人事の会議などを通じて社内共有をし、社内方針を固めるため議論を重ねておくと良いでしょう。

みなさんの意思疎通のツールとしてもマンガカルチャーはお役に立つのです。


2.面接直前に配布する


実際にできあがったマンガそのものを印刷して求職者1人1人に手渡ししましょう。
資料置き場を用意して、そこから自由に取るやり方だと
最悪取ってもらえなかったり、ちょっと冷たい印象も受けます。

そのため、笑顔でマンガを求職者1人1人に渡してあげてください。
そうすることで、求職者はその思いを感じて『自ら読もう!』という氣になりますし、御社が人を大切にしている感じも伝わります。
※会社の実情に合わせて、求職者も採否の結果に関係なく御社のファンになっていただくことが肝要となります。
常日頃から『ファンを増やす』取り組みをしていれば、御社が選ばれる可能性が高まりますし、評判もよくなります。

そして、マンガを読んで頭の中で反芻(はんすう)できる時間を設けましょう。
マンガを読んで求職者自身の中で色々な考えをまとめる時間も必要です。

この反芻する時間は大事です。
マンガを渡してすぐの面接では、いかに文章よりもマンガは数秒でも読めるとはいえ求職者ご本人の感想をまとめたりする時間やご自身が御社で活躍している姿を想像したりする時間がないと面接に生かされずに終わってしまいます。

そうならないためにも、マンガを渡して十分な時間を設けましょう。
といっても数ページのマンガであれば目安として3分ほどあれば十分でしょう。


3.面談時にマンガの話題から始める


できる限り早くマンガの感想を聞いてください。
その理由は3つあります。

1)マンガで動機が高まったところでその勢いに乗るため
2)衛生要因の話題を最小にして動機づけ要因を高めるため
3)面接官の属人化を防ぐため

1)マンガで動機が高まったところでその勢いに乗るため


さっき読んだばかりの内容は、記憶が新しく、話しもしやすくなります。
自己紹介や求職者に対する基本的なことを色々聞くことも選考としては一見合っているように見えます。面接は選考の場に終始しがちですが、実は面接官とのやりとりを通じて動機を向上させることもできるのです。

みなさんが求職者を見ているように求職者もみなさんを見ているのです。
そう、お互いのお見合いの場でもあるのです。

そのため、マンガの感想を軸に話を展開するのは、求職者の動機向上にも繋がるのです。

2)衛生要因の話題を最小にして動機づけ要因を高めるため


衛生要因は、いわば働く環境や条件とも言えるでしょう。面接では、本人の受け答え方などのコミュニケーション能力や知識・経験といったその人のバックボーンすなわち能力値を見ることに終始しがちです。しかし、一番避けねばならないのは、せっかく能力が高くても御社での働きがい、働いて活躍する自分、御社で認められる自分が想像できなければどんなに能力が高かうても入社しようという氣にならず全く意味をなさないのです。

それは、御社側が求職者の能力を推し量るだけではありません。
そのベクトルは双方向となっているのです。
御社の魅力を働きがいの観点から示し、意思疎通のやりとりを展開する。その端々でご本人の適正や能力的なところを聞けば良いのです。

面接は、選考の場ではなく相思相愛を叶える場と書き換えていければきっとよい面接になることでしょう。面接でもファンは増やせられるのです。

3)面接官の属人化を防ぐため


面接官も様々な人がいて人事責任者や社長が思うような面接をしてくれるとは限りません。面接官と求職者の相性がたまたまあったから、選考が進んだ場合は良しとして…

御社の求める人材にも関わらず、面接官と求職者が合わなかったらどうでしょうか?


これは面接も1次面接、2次面接、3次面接と複数の面接がある際はなおさらです。
御社でも面接官の意思統一はある程度されていることでしょう。
ただ、どこまで行っても属人化は避けられないのです。

そのためにマンガで描かれている御社での働くイメージ、不安や不満が払拭されるイメージを中心に語りかけてみてはいかがでしょうか?

そうすれば、マンガという御社がシナリオで決めたいわば意思統一された内容に沿って話が展開できるのです。

ある程度マンガに任せてしまった方が属人化も避けられて楽です!

ちなみに、マンガを使う段階は、初期の面談で使用されることをお勧めします。
セミナーでもプレゼンでも、会社資料パンフレットでも同じですが、最初に動機を高めておきます。そうすると動機が高まった状態で次の面接に進むことができ、より御社のファンになった良い状態でお話しすることが可能になります。

一度、面接前と面接時のマンガ活用を試してみてくださいね。


みなさんの採用マンガが1人でも多くの方に広がるよう応援しています。

これからも、各媒体や手段に応じた活用法のお話をしていきますね。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

御社の採用がうまくいくことを願っています!

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