社員によるカルチャー発見プロジェクト「MCP」とは?
こんにちは!採用PRのセオです。
今日は2020年のリモート下で立ち上がった「Manebi Culture Project」、通称「MCP」についてご紹介していきます。
▼目次
MCPってなに?
リモート下でのスタートアップ30人の壁
1年後に目指す理想
カルチャーとValueの関係
MCPってなに?
MCPとは、社員の社員による社員のための「カルチャー発見・具現化・浸透プロジェクト」です。
2020年6月、30人の壁を超えようとするmanebiに時勢によるリモートワーク化のWパンチが訪れました。そこでmanebiの全社員の中から有志で集まった初代メンバー11名によるカルチャープロジェクト、通称「MCP」が発足したのです。
MCPでは、manebiの「カルチャー」は「既にあるもの」と捉え、それをどう再認識することができるか、あれこれ意見を出し合い、施策を打つことを「カルチャー発見のプロセス」としています。
MCPの前提:
・3年、5年、10年と続いていくカルチャーづくりの活動であること。
・組織のフェーズに合わせて活動内容・指針は柔軟に変化(進化)すること。
→ 『型にはまらない活動である』
有志であることから、「部活動」のような感覚で捉えていただくと想像しやすいかと思います。
リモート下でのスタートアップ30人の壁
どのような経緯で「MCP」ができたのか?そこから少しだけご説明させてください。
2020年の時勢により、manebiでも2020年3月から原則フルリモートワークがはじまりました。以前から一部でリモートワークの推進はしてきましたが、全社員が対象となったのは初のことでした。
全社員がリモートワークをある意味で"強制的に"、そして"同時に"スタートしたことにより、いくつか"歪み"が生じました。
フルリモートになったことによる組織の"歪み":
・それまでリアルで行ってきたあらゆる会議体や文化が一度なくなる(見えなくなる)
・リモート慣れしていない社員がぶつかるメンタルの壁
・オンラインでのミスコミュニケーション
これらをサポートする体制を早急に構築する必要がありました。会社の中で大きく表面化はしていませんでしたが、「このままで大丈夫か?」という"空気"のようなものがゆるやかに流れはじめていたように感じます。
同時に、manebiでは事業の成長に合わせてリモート下で採用強化をし、これまでにないスピードで組織が拡大していきました。そのことにより、いわゆる「スタートアップの30人の壁」もすぐそこにきていたのです。
目に見えない揺らぎの中で、CEOの田島からひとつのご提案がありました。それが「Value見直しの検討」です。リモート下で社員の心を一つにするためには何をするべきなのか、その解決の糸口となる一つの案でした。
「そもそもValueを見直す必要があるのか?」というクエスチョンがあり、ヒントとするために社内で「Valueの意識調査アンケート」を実施しました。
アンケートの結果、「社員はValueを理解しているものの、普段はあまり意識できていないこと」が明らかとなり、「Valueの変更」ではなく「Valueの浸透」が先ではないかという結論に至りました。Valueを浸透していった結果として文化の醸成があり、その延長線上にValueの変更が必要になるかどうかが明確になるのではないかという仮説です。
実は、そのアンケート内でひっそりと「有志でmanebiのカルチャーを一緒につくっていきたい"強者"募集」を行いました。
そこから、11名の社員がプロジェクトに参加し、社員の社員による社員のためのプロジェクトが誕生したのでした。
1年後に目指す理想
有志メンバーで最初に話し合ったのは、以下の1年後の目指す理想です。
manebiの社員全員がMVVの意味を説明でき、体現ができている状態。
そのための施策案を思いつくままにブレストしていきました。
カルチャーとValueの関係
そもそも、Valueとカルチャーはどう違うのでしょうか。まずは当時の会社の現状整理から行いました。
環境:
・リモートオンボーディング、リモートチーム作りの試験段階にいる。
アンケート結果:
・2020年6月、社員の大半が「普段Valueを意識することはない」と回答
・幹部の100%が「普段からValueを意識している」と回答
このことから、「社員はValueを理解しているものの、普段はあまり意識できていないこと」が課題であると設定しました。
この課題に対する活動の3つの軸:
1. Valueに触れる機会の創出
2. Valueの意味理解整理
3. Valueの体現方法の明確化
「カルチャー発見のプロセス」として、"カルチャー"という大きな概念の出発点には「Valueの浸透」「Valueの体現」があり、「Valueの浸透」により行動となって「Valueの体現」ができ、それがカルチャーに繋がっていくという考えです。
施策案としてまずは「Valueの浸透」をしていくことにしました。
ここまでがMCP設立までの流れです。
「有志のメンバーであること」「組織の横串で動くプロジェクトであること」「"カルチャー"や"Value"といった概念を取り扱うこと」、また最初の施策である「Best manebist」については、次回お話させていただきます。
▼「Value浸透への道のり ~Best manebist誕生秘話~」はこちらからご覧いただけます。