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酔ってるス

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このマガジンは、とみさわ昭仁が2014年12月22日から2015年11月30日にかけてウェブサイト「it-tells」に連載した酒エッセイ「酔ってるス」を再掲したものです。本日(… もっと読む
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記事一覧

01 ひとり酒場でのむ酒は

日が暮れて、気の合う仲間と居酒屋へ行く。 6人だけど入れます? お座敷上がっちゃおうか。…

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02 チューハイの問題

この世には、チューハイという甘美な液体がある。正しく書くなら焼酎ハイボール、略して「酎ハ…

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03 右手にグラス、左手には……

ひとりで飲むとき、おじさんは何をしてるのだろうか。コロッケと会話する……のは冗談としても…

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04 正月はチラシで酒が飲めるぞ

今年も始まったねえ。「何が?」って、駅弁大会に決まってるじゃないか!(※この文章は2015年…

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05 酒場の景色の一部として

ぼくらは何をしに酒場へ行くのだろうか。 そりゃまあ酒を飲みに行くに決まってるんだけど、飲…

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06 上野の安心酒場で風景になる

仕事が終わって、どこかでちょっと立ち呑みをしていきたい。新橋か、浅草か、吉祥寺か。新橋の…

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07 時速275キロで移動する酒

出張! ああ、なんといいう素敵な響き。出張! ぼくみたいな自営業でも、年に数回は出張することがある。地方からトークライブの出演依頼があれば出掛けていくし、古本屋として仕入れ旅行にいくのも、出張の一種といえる。 会社勤めをされている方々にとっての出張は、そんなに楽しいものではないかもしれない。現地に着いたらすぐに取引先の会社を訪問しなければならないだろうから、行きの新幹線で酒を飲むわけにもいかないだろう。現地へ向かう車中のお楽しみは、せいぜいどんな駅弁を食べるか、くらいなも

08 まぼろしの釣り堀おでん

冬に最高のおつまみといったら、おでんで決まりなのである。 なのであるが、おでんならなんで…

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09 灼熱のおでんうどん

店で食うおでんもいいけれど、いったん皿に取り分けられた時点で冷めてしまうのは避けられない…

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10 謎の下町汁の正体

ボールをよく飲む。 わたしゃ人間ポンプか。そんなものを飲み込んだりはしない。ここで言うと…

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11 酔っぱらいの夢が叶った日(その1)

酔っぱらいとして生まれたからには、死ぬまでに一度は体験してみたい。これをしないうちは肝臓…

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12 酔っぱらいの夢が叶った日(その2)

♪ラササ〜ヤン、エェ〜、ラッサ、サ〜ヤンエェ〜 とりあえずマレーシアの愛の歌などくちずさ…

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13 失われたセクハラ酒場の面影

酒場というのは男の世界だ! なーんてことをいまの時代に言うつもりはないが、かつては、そん…

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14 せんべろ古本トリオツアー 武蔵小山編(その1)

アダルトメディア研究家として肌色の仕事を精力的にこなす、安田理央。特殊翻訳家にして殺人研究家という物騒な肩書きをもつ男、柳下毅一郎。そして、ライターだったり古本屋だったりゲームデザイナーだったりする、とみさわ昭仁。3人揃って「せんべろ古本トリオ」である。 このトリオはお酒が大好き。全員自営業なのをいいことに、しょっちゅう平日の昼間に集まっては、昼から飲める酒場で乾杯をしている。ビールか酎ハイをジョッキで1杯、2杯。つまみを1品。時間にしてせいぜい小1時間。軽くエンジンがかか