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【就活まとめ#3-1】体育会系の強み弱み

就活関連第三弾です!

第一・二弾をご覧になっていない方はこちらからご覧ください!

さて、今回のテーマ体育会系の強み弱みです。

ここまでの二つと違って少し具体性のある話ですが、後輩から受ける質問で圧倒的にこれが多かったので採用しました。

もちろんネットでもいろいろな記事が載っていますが、おそらく観点が少し異なる記事になると思います。なぜなら、大前提が違うからです。

その大前提とは、

今回で語るのは“就活に使える強み弱み”ではない

ということです。

別の表現をすると、“就活に特化した強み弱み”の分析ではありません。
これまでの就活記事を読んでいただけると気づいてもらえると思いますが、僕自身の中で就職活動はあくまで手段の一つであり、人生における通過点です。

だからこそ、「社会に出たときに役に立つ体育会生の強み弱みってなんだ」と考えていました。

つまり

社会の中でより大きなサービスや価値を生み出すための強み弱み

ということです。

今回はその考察と実際に体育会出身の社会で活躍している方に聞いた話を交えてまとめていきます。

体育会生の強み

今回は強み弱みともに3つずつ書いていきますが、もちろんこれが全てではありません。僕の中でこれは圧倒的に体育会生が優れていると思うところです。

① “決定”ではなく“決断”を繰り返す

まずは“決断”というキーワードです。

僕自身、最近になってこの“決定”“決断”を使い分け始めました。
なぜなら、この両者の捉え方を変えるだけで、自分の成長が大きく変わってくるからです。

僕の定義では

決定:ただ決めること
決断:様々なデータ・事実を元に自分で考え抜いて決めること

といった違いがあります。

見ていただければわかると思いますが、明らかに決断の方が重いように感じますよね。

これこそ僕が“決断”を意識する理由です。

決定は極論、何を考えなくても行うことができます。

一方で“決断では、その答えにたどり着くまでに時間、労力、責任、そして勇気が必要になります。この”過程“こそ何よりも自分を成長させてくれます。

もちろん決定でうまくいくこともあれば、決断をして失敗することもあります。ただ、その結果によって何が生じるかを考えてみてください。

決定で得た結果は良くも悪くもその時で終わりです。
なぜなら決定の本質は「運」でしかないからです。

しかし“決断”は違います。
先ほども書いたように“決断”には必ず“過程”が必要になります。

もし成功すれば同じ“過程”を再現すればいいし、失敗したならばその“過程”から原因を分析して改善することができます。

つまり、“決断”は未来の自分の能力に直結するのです。

そして、この決断を体育会生は幾度となく行います。
個人で競技力向上を目指すときはもちろん、学年が進めば組織運営においても“決断”を繰り返します。

体育会生は当たり前のようにミーティングを繰り返しますが、おそらくこれは異常です。野球を例にするならば、練習中に集合して行う細かい確認から試合の準備や反省、チーム運営の方針決めまで、1年間でゆうに365回を超えるミーティングを行います。

もちろんこのミーティングも“決断”するための過程です。

決して「運」では勝ち上がれない世界だからこそ、“決断”し続けるのが体育会生なのです。

これは間違いなく群を抜いて大事なことです。
社会に出てからも自分で“決断”していくことが自分や会社の成長に直結すると思います。

② 内省力がある

内省力とは「反省する力」のことです。

野球で言えば野球ノートなどが有名ですが、おそらくトップのアスリートであればあるほど、自分のことを振り返る時間を設けています。なぜなら、これがなければスポーツ界では生き残っていけないからです。

スポーツ界は常に競争です。過去の自分に勝つのではなく、同じように自分を磨く相手を倒さなければなりません。

つまり、スポーツ界に求められるのは「過去の自分を上回る成長」ではなく「実存する相手を上回る成長」ということです。

これを実現するためには“内省”することによって長所や課題を確実に浮き彫りにし、最短距離で成長できるように練習を重ねる必要があるのです。「少し遠回りをしたけど確実に成長はしているからいいか」で許される世界ではありません。

そしてこの“内省”の中でも特に“自分の弱みを認める”過程は非常に強いと思います。

人間誰しも“自分の欠点”を認めることは難しい生き物です。もし可能であるならば避けて通るでしょう。僕もそうです。

もちろん長所を伸ばすことはものすごく重要ですし、社会で成功している人は短所を補ったオールラウンダーよりも、長所を伸ばし続けたスペシャリストが多いです。

しかし、“長所を伸ばす”ということと、“短所を受け入れる”ことは全く違う次元です。社会で活躍している人の話の中でも、「自分のできることとできないことがわかっているからこそ、自分が何をすべきかわかる」といった考えが多いように感じます。

つまり、短所とは“自分の直すべきこと”であり同時に“他人に任せてもいいこと”だったりもするのです。

内省を通した弱みを認める力は、自分の成長にとって誰もがやりたがらないが非常に価値があることなのです。

ただ、社会人の方はあまり振り返りという習慣がないそうです。
“弱みを認める”以前に、“内省する”人が本当に少ないと数々のOB訪問で伺いました。

だからこそ、体育会生が当たり前に行っている“内省”は大きな武器です。

③ 目標設定能力が高い

強みの最後は“目標設定能力”です。

あえて目標“達成”ではなく目標“設定”と書いています。

この表記の意図としては、残念ながら僕が知る限りではそもそも目標を“設定する”ことすらできていない人が多いためです。

もちろん体育会生は目標達成能力も高いと思いますが、何よりも自分のゴールを知ることに長けています。

目標を達成する人は目標設定してからの過程もさることながら、“何を目標とするか”がものすごく上手だと思います。“自分が達成したくなるような目標”を設定するのが上手なのです。

僕が考えるに、おそらく目標を達成できるかどうかはその目標を立てたときに8割くらい決まっているのではないでしょうか。自分が「ワクワクする!」「心の底からこれを達成したい!」と思えるような目標さえ設定できてしまえば、体育会生に限らずその目標に向かって突き進めると思います。

つまり、目標“達成”能力もさることながら目標“設定”能力も同じくらい重要だということです。

では、その点で体育会生は何が優れているのでしょうか。

それはスポーツ歴以外の何ものでもありません。
大学で体育会を選ぶ学生は間違いなくその競技が好きでしょう。

いわゆる輝くキャンパスライフを捨ててまで、もっというならば学生人生全てをかけて挑戦する競技があるということです。そんな目標を“設定”できるだけですごい能力だと思います。

そしてこの経験をした人は同じような経験をしたくなるはずです。
就活の時に“やりたいこと”がないのは、単に社会のことを知らない知識不足なだけです。社会人として経験を積む中で、必ず“心から達成したいと思える目標”を見つけることができると思います。

一方で、学生生活を含め何かに熱中した経験が少ない人は、例え自分の興味があることに出会っても見逃す・もしくはその目標に舵を切ることができない可能性が高いです。

なぜなら、“心から達成したいと思える目標”なんて、茨の道であることが当たり前だからです。簡単に達成できることに熱意が湧く人はいないです。

そんな状況において、ある人は目の前の茨の道だけしか目に入らず自分の嫌いなものだとスルーし、ある人は目標が見えてもその前に広がる道の長さに諦めると思います。

体育会生はその茨の道を達成した先にあるものの素晴らしさはもちろん、その過程で重ねる苦しい努力すらも振り返れば楽しいことも知っています。

これを知っているからこそ、達成したい目標に立ちはだかる壁も突破できると信じ、”最も達成したい目標”を設定するのです。

まとめ

さて、今回もまとめていきます。

体育会生の強みは
① 決断経験が圧倒的に多い
② 自分の弱みを内省できる
③ 自分に適した目標を設定できる

当初強みと弱みを3つずつ書こうと思ったのですが、予想以上に文字数が多くなってしまったので、弱みは来週に持ち越します。

冒頭にも書いたように、もちろんこれは社会に出てからの強みですが、就活の強みの一部になることも確かです。自分の良さを存分にアピールするためにも、少しでも使えるところがあれば使ってみてください。

しかし、忘れてはいけないのが“社会に出てから”という部分です。

僕の周りでは就活でどんなに上手いこと言っていても、実際には力を発揮できていないような先輩をたくさんみます。あくまで、ゴールは”社会で活躍すること”です。就活の成功で止めていてはあまりにももったいないです。

“いかに社会に経験を生かすことができるか”を考えることができれば、体育会生のポテンシャルは社会に大きなインパクトを与えらるはずです。


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