梅の和風茶漬け
お初お目にかかります。政所茶レン茶゛ーのあずまです。
最近、暑い日が続いていますね。もこもことした夏の雲が眩しいです。もう梅雨は開けたんでしょうか。これから繰り広げられるだろう緑の悪魔たちとの激闘を思うと...うーん、頑張らねば。
さて、先日フォルダ整理をしていたら、発掘したんです。一昨年の秋、一年生(当時)のみんなで試行錯誤したお茶漬けのレシピが!いやはや懐かしい。
あれは、一昨年の秋。文化祭で何を出そうか、と頭を悩ませていた時のことです。とあるラジオ局の方からこんなお話が舞い込んできました。「地元のお米のPRをしてほしいんだ。もちろん、実物がないとね。20kgのお米を提供するよ。やり方は君たちに任せちゃう、期待してるよ。(意訳)」(記憶あやしい、確認しとこ)
...これはやるしかないですね!かくして大量のお米を手に入れた茶レン茶゛ーは文化祭で”おにぎり”を出すことにしました。
ん、おにぎり?お茶漬けではなく?そう思ったあなた、気づいてしまいましたか。そう、おにぎりなのです。誰が何と言おうと、これはおにぎりなのです。だって、”トッピングおにぎり”として運営さんに申請したのですから。結構ぎりぎりまで何を出品するか決まってなかったんですね。当時の運営さん、びっくりしただろうなあ。「握ってるからこれはおにぎり!」というトンデモな暴投を受け止めてくれた彼らには頭が上がりません。
文化祭当日まであと一ヶ月。塩むすび、梅おにぎり、焼おにぎり…いろいろな案が出ますがなかなかこれだっ!というものがありません。幾度かのミーティングを経て、せっかくなので自分たちの育てているお茶を使ってレシピを考えようということになりました。おにぎり+お茶。これは、お茶漬けしかありますまい。
そんなこんなでお茶漬け(トッピングおにぎり)を出すことになった茶レン茶゛ー。一年生が中心となってレシピ開発に勤しみます。鮭茶漬け、昆布茶漬け、海苔茶漬け…実に様々なお茶漬けを作りました。普通に美味しいものからなかなかにくせのあるものまで。とても良い経験です。何より皆でわいわいできたのが楽しかった。
たくさん錬成された試作たち、そのなかでダントツのお茶漬けが生み出されました。そう、梅の和風茶漬けです。皆様おなじみ、もりいの発案でできあがったレシピです。一口食べて感動しましたね。美味しすぎて。文化祭は満場一致でこれを出すことに決まりました。(お米のPRとしてはもっとシンプルなものが良いのでは?など葛藤もありましたが、そのお話は割愛)
文化祭当日。始まる前はもとが取れればそれで良いやなんて思ってたんです。でもね、蓋を開けてみたら大好評。美味しいねってたくさん言ってもらえました。なんとなんと、おかわりしてくださる方もいらっしゃったんです。
これは調子に乗っちゃうのも仕方ありませんね。このレシピを眠らせておくのはもったいない。いろんな人に共有しなければ!今私はかつてない使命感に燃えています。
と、いうわけで一昨年の文化祭で大好評だったレシピをご紹介します。今からの季節には少しホットなお茶漬けですが、クーラーの効いた涼しいお部屋でなら美味しくいただけるかと!
【梅の和風茶漬け】
〈材料-3人分-〉
・もち麦ごはん…1.2合
・醤油…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・白ゴマ…大さじ1
・大葉…3枚
・番茶…約450ml
・白だし…約50ml
・青ネギ…適量
・白ネギ…適量
・梅チューブ(梅干しでOK)…適量
・わさび(お好みで)
〈作り方〉
1.大葉を細切りにする。青ネギを刻み、白ネギも白髭ネギにしておく。(白髭ネギ用のピーラーを使うと簡単!)
2.番茶を煮出し、白だしと合わせる。
3.ボウルにもち麦ごはん、大葉、白ゴマ、醬油、ごま油を入れ混ぜ合わせ、食べやすい大きさのおにぎりを握る。
4.フライパンにごま油(分量外)を少し垂らし中火で熱して、3.のおにぎりの両面を焼く。
5.深めの器におにぎりを盛り、その上に梅チューブを絞り、2.で作っただしをかける。
6.青ネギを散らして、白髭ネギを盛り付けたら完成!お好みでわさびをどうぞ。
※メモ1 : 梅干しは種を取り除き、叩いたものを使った方がより美味しいかなと思います。
※メモ2 : ネギは、さっと湯通しすると辛味がなくなります。ちなみに、文化祭では生ものが出せないので湯通しして提供していました。
いかがでしょうか。学生たちが考案した屋台のごはん。ちょっと濃い目の味付けですが、これがまた美味しいんですよ。ぜひ作ってみてください。
今年はどんな屋台飯ができあがるのか、秋の文化祭が楽しみです。デザート系でもいいですね。今年は現2年生の後輩ちゃんたちが中心となって開発してくれている模様。この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。(果たして役に立つのだろうか?) 応援してるよ!
あずま