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【知識なし】出前授業がやってみたい。【経験のみ】

こんにちは。政所茶レン茶゛ーのもりいです。

唐突なのですが、活動の広報ってどうしていいかわかりません。政所茶レン茶゛ーは販売イベントが広報活動を兼ねていますが、そうすると、お茶を買ってもらうための広報がメインになりますよね

私たち自身がどんな思いで活動していて、何を目的にしているかっていうことを伝える機会があんまりないわけです。まぁそれでもいいかな〜と思っていた矢先に、ありがたい話が飛び込んで参りました。

「〇〇高校で出前授業してくれる講師探してるんだけど、オタクどう?」

とのこと。

二つ返事でOKしました。

というのも、もりい自身、実は先生に憧れています。実際の教育現場でどのような活動が行われていて、総合的な探求の時間の授業やLHRなどでどんな実践が行われているのかについては大変興味がありました。

それに高校生の教育に携われるって大変スバラスィ〜ことではありませんか?

すごく楽しみにしておりまして・・・実は以前にあげたSDGsの記事もこの出前授業の準備として思考整理のために書いたものです

用意したスライド、実に53枚。張り切りすぎました。発表時間は15分なのですよ?見せたい写真を詰め込みすぎました。発表内容について紹介していると、とんでもなく長くて読みにくい記事になってしまうので、今日は割愛します。

また別の記事でご紹介できればなと思います。

今日はその〇〇高校で初めて出前授業を行なった感想と反省と疑問点について述べていきたいなと思います・・・正直反省しかないです。

まずは素直な感じたままの感想です

今の高校生って本当にいろんなことを考えているのだなぁと思いました。高校生同士の意見交流を机間巡視を兼ねて盗み聞きしていたのですが、多角的に物事を捉えているのだなあと思いました。私の言ったことをそのまま捉えるのではなくて、もう少し引いて、それを端から見ている人の視線や支援者の視線など当事者である私からは見られないような視点を想像することが上手だなあと思いました。(実際の意見を紹介していいかわからないので伏せてます。曖昧な感想で申し訳ないです。)

それから、度胸もすごいな!と思いました。小生が高校生の頃は「何か質問はないですか?もりいさん、どうですか?」なんて言われた日にはたっぷり30秒、間を取った後にノミみたいな声で「特にないです」と囁くので精一杯だったと思います。〇〇高校生さんはハキハキと教室内の誰もが聞こえる声量で発表に対する質問を投げかけてくれました。これには先生方のファシリテーターとしての役割が果たすものが大きいんじゃないかなと感じました。この件は後ほどまた取り上げたいと思います。

あと他の方の発表資料を盗み見ての感想です。笑 

立派な活動をしていらっしゃる方達ばかりで大変恐縮しました。笑 政所茶レン茶゛ーの活動がショボいというわけでは全くないです。その方々と肩を並べられるくらいには素晴らしい活動を私たちを含めて諸先輩方は行ってきたという自負があります。活動に対する姿勢や、考え方など、見習わなくてはいけない点、学びたい点がたくさんありました。欲を言えば、その資料を使った発表を少しでも見たかった・・・

続いて反省点です

反省点はあげて行くときりがないのですが、まずは生徒の皆さんに対して反省しなければならない点から。

スライドの枚数、多すぎです。流石に53枚(アニメーション含めるともっと)は15分ではいらない。1分間におおよそ4枚のペースです。駆け足どころか最初から最後まで全力疾走でした。生徒の皆さんをメモするのにいっぱいいっぱいにしてしまって口頭でしか言っていないことや、本当に伝えたかったことを伝えられなかったのではないかと猛省しています。やっぱりフルハンドアウトを用意するか、スライドの枚数を減らすかのどちらかの用意は必須だなと思いました。

それから、こちらの伝えたいことやしゃべりたいこと100%の15分間になっていました。高校生の皆さんはどんなことを知りたかったのだろうか…また、先生方は私たちに講師としてどんな役割を期待していたのだろうかと思いました。「SDGsの活動をされている若い皆さんの活動を知り、生徒たちが何か考えるきっかけや元になれば」とおっしゃっていたのでただ単純に自分たちの活動とSDGsのとらえ方を紹介しました。而してそれがてきせつだったのか、もう少し考えなければならなかったのではないかと終ってから思います。準備をしっかりしていたつもりでいましたが、全然準備不足でした。

また、自分たちの活動にどんな意義があるのかもう少し考えたいなと思いました。これまでも考えなかったわけではありません。しかし、私たちが楽しくて政所茶が続いていくという以外にももっと多くの意義がありそれらのことも考えながら日々の活動を行うようになったら、もっと活動の幅が広がるのではないかと思いました。そういったところは自分たちだけで見つめられるものではないのかなとも思います。自分たちだけの活動にせず、もっと活動を外に開いていって他の多くの人と話しながら自分たちの活動を続けていければと思います。そういった意味では今回はとてもいいきっかけになったのではないかなと思います。

最後に私、もりいが個人的に感動した点を少しお話したいなと思います。

今回初めてファシリテーターが存在する意味を認識しました。

なんのことかと申しますとですね、これまでいくつかのワークショップに私も参加してきました。ズブの素人の私は置いておくとして、私以外の参加者の方のほとんどが「ワークショップ慣れ」している方達でした。つまり、どういう風に意見を出せばどのように話が進むのか、みんなが意見を出しやすいのかというような知識が無意識のうちにもあるような方達ばかりです。そこではどういうことが起きるかというと、全員がファシリテーターの役割をしつつ、自分の経験から事例の提供もしつつ話し合いが進みます。正直、役職としてのファシリテーターはいらなかったのです。

しかし高校生同士の話し合い、特に今回のような場合にはそうはいきません。高校生にとって私たちが投げかけたものは未知であり、ほぼ全員が困惑したことでしょう。

私たちの発表の後、発表者に質問をするという時間が用意されていました。高校生たちは、わずかな時間の中で得た情報を整理し未だ分からないことを発見しそれを投げかけなければなりません。超難問です。

この場合におけるファシリテーターは先生になるでしょう。先生の導き方で私が大暴投をした知識が生徒たちの糧になるか、世間話になるかがかかっています。

時間の都合もありますが、ここで、「はい、質問がある人はいますか?〇〇くんなんかない?」としてしまっては聞ける質問も聞けなくなってしまうでしょう。分からないことをみんなに公開するのは大変勇気のいることですから。

とある先生はこうしました。まず生徒1人につき1分の時間を与え、3人くらいでメモしたことや気になったところ大事なところを共有させました。その後、分からなかったところや質問事項も共有させました。この作業をすると、全員が質問できる体制になったのです。

私はそれに感動しました。

とても簡単なことかもしれませんが、その一工夫をすることで生徒の皆さんの学習の定着度合いが大きく変化します。その変化をもたらすのがファシリテーターの役割なのだなと思いました。

また機会があったら自分たちの活動を広めに出前授業をしたいな〜と思いました。


もりい

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