内観するリモートワーク
自分は稼いでないので、リモートワークでまともに稼げてる相棒の話をします。ただしフリーランスです。会社員の方にも参考になれば幸いです。
参考にならないこと、ただし!
……と、前置き書いて続きを書こうとしたけど止まってしまった。よくよく考えると、はじまりは危機感だったからだ。あと性格。
要するに、内面的な要因が大きい。つまり一般化しづらい。他の人の参考になりづらい。
以下、内面的要因。
仕事がなければ食っていけない。あっても失敗したら食っていけない。そんな危機感で最初の4年はやってた。案件に対する報酬なので給料はない。
ただ、この1年は基本楽しそうにやってる。前より仕事内容が安定してきたし、技術的な追求を楽しめるようになったからだと思う。
あと性格的なとこもあると思う。人に迷惑をかけるのが苦手なので、迷惑かけないように几帳面にやる。
そのうち自分でサービス作って当ててラクに暮らしたいなーみたいな下心(モチベ)もある。
今ようやく肩の力が抜けつつあって、昼休憩の1時間の後半はゲームをやってる。ちなみに、前半は軽食と運動不足解消のためのジョギング。
ということで、いきなり参考にならないポイントを挙げてしまった。ただし!最後まで読んでもらえると、この内面さえ変えられる可能性がリモートワークにはあるかもしれない。
参考になるかもしれないこと
○机がまあまあでかい(奥行60×120、奥行き大事)
○椅子がまあまあいい(リープチェア)
○コーヒーメーカー買ってQOL爆上がった状態で仕事できる
○リビングダイニングの一角に机があり、隣が寝室なので、食事も睡眠も一元管理!ヘルシオに放り込んでいつでも軽食が食える
通勤について
事情があって2ヶ月ほど客先常駐したことがあるんだけど、数ヶ月前から再びリモートになった。もう今は、通勤する意味がわからないと言っている。
通勤時間ほどムダなものはない。あいつは時間だけでなく心身を削ってくる。2時間と2時間分のエネルギー。年で換算すると、480時間と480時間分の心身のエネルギー。1時間だったとしても240時間。しかも今はコロナましましキャンペーンで、このキャンペーンは思いのほか延長されるかもしれない。
一度リモートを経験した人なら、この奪われたエネルギーの大きさに気づいたと思う。
リモート界隈で見聞きする話
リモート界隈なんてものは存在しないけど、フリーランスになって働き方模索するうちに目にした話を書く。
それは、リモートで上手くいってるところは、そもそもリモートに合わせて組織を作っているということらしい。ティール組織とか、ホラクラシーとか、たぶんそういうやつ。縦の指示系統じゃなく、フラットで自律的な組織。リモートで上手くいってる人や企業は、その傾向があるのかもしれない。
あと今後人間の仕事としては、たくさん働いて量産するより、アイデアを形にすることのほうが価値が高まってきそうなので、その方向の事業内容ならリモートのほうが価値生めるんじゃないだろうか。わりとリラックスしてるほうがいろいろ思いつくので。というか、そうであってほしい(願望)。
コミュニケーションと再び内面的な話
ひとつ思い出した。
相棒には、決定的に参考にならない点がある。それはコミュニケーションに全く抵抗感がないこと。対面でも画面越しでも。こいつは本当に参考にならない。上手くいっている要因の中でもこれはかなり大きい。
ただ、もしかしたらコミュニケーションが不得意な人にも希望はあるかもしれない。リモートワークやオンライン学習が標準になったら、コミュニケーションや人との距離感そのものが根本的に変わる可能性がある。コミュニケーションでつまずいて傷ついても、ゆっくりひとりで立て直す時間が取りやすい。
コミュニケーションって言っても、要件を正確に伝える技術と、人間的な空気的なあれを読む技術と、全然違う技術なのでそこは整理しないといけないけど。
そういえば、冒頭に“リモートワークが上手くいく要因は、内面的なものが大きいゆえに参考にならない”ということを書いたけど、もしかしたら、リモートワークでひとりの時間が増えると、その内面のほうも変えることができるかもしれない。つまり内観する時間が増えるから。
ちなみに相棒も(自分も)、独立して家で働くようになってから、本当に今までの働き方生き方が最適解なのかということを、考えたり話し合ったりする機会が増えた。そしてコツさえつかめば、死ぬまであくせく働かなくても、やっていけるんじゃないかという確信を得つつある。
リモートワークには、その生きることの根底から見直す機会を与えてくれ、コロナは(結果的には)それをブーストしてくれてるんじゃないかと思っている。
数年前のリモートワークブームが定着しなかったのは、その内面から、発想から、価値観から、もっと根底から変わるというところが抜けていたからかもしれない。
ということで、もしかしたらもっとみんなハッピーに生きれるかもしれないという、このチャンスをものにすべく、ポストコロナ小説を書いてます。読んでもらえると嬉しいです。
もしかしたら、ポストコロナ時代のあなたの事業のアイデアのタネのヒントがあるかもしれませんよ?
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