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ビジネスがうまくいかないなら「在り方」を見直せ!

こんばんは。

最近小学校3年生の娘が「Tik Tok」を使いこなし、「1万いいねもらった!」と喜んでいます。

「へぇ〜!!」と言いながら、実はその凄さがピンときていない森です。

#バズるって何 #TikTokについては永遠の小学校1年生

「1万いいね!」もらえたら、自分が1万人に認められた気分になってはしゃぎたくなる娘の気持ち、わかります。

ただ、リアクションをくれた人たちが自分の「ファン」になってくれたかというと、実はそれは錯覚。(急に厳しくてスミマセン)

「“一瞬”盛り上がって消費されるだけでは、その先につながらない」という現実は、映える料理や空間、週末のイベントなんかで人は集まっても、「店を応援してくれるファンがいなかった」コロナ前のFISHMANの状態にも重なります。

ビジネスにおける質的栄養失調=在り方不足

前回、“体的”な質的栄養失調というテーマでお話ししました。

この「質的栄養失調」という言葉は、ビジネスや人との関係性がイマイチうまくいかない人にも当てはまると思っています。

結論からいうと、そういう人たちに不足しているのは「信用」と「在り方」です。

「信用」については、以前『「応援の連鎖」で生まれる「信用」が飲食店の未来を変える』の中でも書きました。

僕たちを「知ってくれている人」がどんなに増えても、近くで応援してくれる人(信用)がなければ、今後どんな店も会社も続いていかない。

そして、この信用を得るために必要なのが「在り方」です。

シンプルにいうと自分の行動の「軸」となるもの。

僕の場合は「世の中の人を“飲食”を通して笑顔にし、その先も笑顔でいてもらうこと」です。

それを実現するために、店で提供する料理やパフォーマンス、空間づくりだけでなく、今後は健康面(栄養)においてもサポートするべく動いています。

この「在り方」さえブレなければ、居酒屋でもレストランでも、それを掛け合わせた「新しいスタイル」でも、「手段」は一つにこだわらなくても良い。

実現のために僕の頭の中で掛け合わせたアイデアを、確実に形にしていっています。

飲食業界の精神科医としての一歩「ファンドの結成」

僕は飲食店コンサルをする中で、この「信用」と「在り方」が欠如した「歯抜け状態」の会社を幾度となく見てきました。

いくらスタッフたちが有能でも、店のオーナーや会社の代表が変わろうとしない限り、「その先」は続いていかない。

そこで、僕が現在取り組んでいるのが「投資ファンドの結成」です。

現状、僕がこのファンド結成でやりたいことは2つあります。

まずは、「今後の方向性に悩む(ビジネス上の質的栄養失調状態にある)飲食店・会社の経営権を譲り受ける」こと。

経営権を得ることで「アドバイザー」として現場に入ることができます。

そして会社としての精神を病んだ(在り方を失った)組織を自身のコンサルティングで「治療」し、潜在的な「強み」を引き出し、向かっていくべき道筋を明確にする。

もう一つは、「世の中の人全員が“栄養のある食事”を当たり前に口にできる社会の実現に向けた資金にすること(栄養士やシェフなどプロへの依頼、システムの導入にかかる費用など)。前回お話ししたことですね。

自分が関わる会社を増やすことで、この取り組みをFISHMANだけでなく全国的な規模で一斉に開始することもできます。


体的な部分だけでなく、「ビジネスにおける質的栄養失調」に陥った会社をなくすため、僕は動き出しています。

そして「ファンドの結成」によって、10年かかることを1年で達成できるぐらいの「スピード」を得ることができました。

在り方は「自分が感動したこと」から派生させる

自分の行動指針を「ワンフレーズ」で伝えることができますか?


その仕事を通して何を実現したいのか。第一に優先したいこと何か?

例えば店に足を運んでくれる人たちに、何を実現してほしいのか。


もし「在り方」を見出すことが難しいのであれば、まず自分が「何に感動するか」「心を動かされるか」について考えてみるといいかもしれません。

実は、僕が店をアップデートしたりコンサルティングをするときも同じで、
FISHMANにピエロやベリーダンサーがいたり「“プロ直伝の技術”で入れるビール」を提供しているのは全て、僕が実際に彼らのパフォーマンスを見て「心を動かされた」からです。

ビジネスや人とのつながり、しいては自分の方向性の道筋をうまく見出せないならまず、自分の「心」に正直になってみてください。


次は、今回書ききれなかった「在り方」をもった「店」や「人」について書きます。僕が実際に足を運び、出会った店や人の話です。

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