マンバ読書会「懐かしい少女マンガ・女性マンガ」イベントレポート!【2019年5月】
5月18日(土)に、東京・豊島区にある『Comic Cafe & Bar しょかん』にて開催されたマンバ読書会「懐かしい少女マンガ・女性マンガ」。
スペシャルゲストとしてご参加いただいた、マンガソムリエの兎来栄寿さんによるイベントレポートをお楽しみください!
◇◆◇◆◇
一気に真夏のような暑さを感じる日も出てきた初夏、いかがお過ごしでしょうか。マンガソムリエ・兎来栄寿です。
令和が始まり3週目となった5月18日(土)。西池袋にて「懐かしい少女マンガ・女性マンガ」を語るマンバ読書会が行われました。
会場は「Comic Cafe & Bar しょかん」。様々なタイトルのマンガの1巻だけが置いてあるオシャレな空間です。
もちろん、少女マンガ・女性マンガの蔵書も多数!(しかもかなりの蔵書が当時の初版で、会の途中で一部の方々が盛り上がっていました)
開会の時刻が近づくと、続々と集まる参加者の方々。
どんどんと大量の名作少女マンガ・女性マンガが集まり、積み上げられていきます。
そしてなんと、スーツケースいっぱいにマンガを持ち込まれた方が今回はお二人も!
愛の重さが心でも物理的にも感じられました。
まずは集まった方同士で、好きな作品の名前を出し合いながら和気藹々と自己紹介タイム。
続いて、この日も僭越ながら「少女マンガ・女性マンガの歴史」について、「実は、りぼんやなかよしはマガジンやジャンプより前から存在したこと」や、「初の長編ストーリー少女マンガである『リボンの騎士』にすでに百合マンガの要素が見られること」、「現在の少女マンガ表現のルーツとなる作品について」などを、オープニングトークとして語らせていただきました。
その後は、今回も大量に集まったマンガを並べて撮影!
一口に「懐かしい」とは言っても、どの時代の作品が懐かしく感じるかは人それぞれ。非常に幅広い年代の、様々な少女マンガ・女性マンガが大集合しました。
その中には、まだ200円だった頃の「満足度100万ボルト」というキャッチコピーの「花とゆめ」や…
女性マンガ誌の嚆矢である「プチフラワー(昭和56年冬の号)」といった貴重な本も!
表紙に載っている名前だけでも非常に華やかですが、巻末には萩尾望都さん・美内すずえさんらが行った「ドイツ旅行レポ」を同行した青池保子さんが描いたもの、石ノ森章太郎さんの「25周年&原稿70,000ページ突破記念パーティ」に池田理代子さんや木原敏江さんが参加している様子など、雑誌ならではのページもあり非常に興味深い内容。
読者のマンガ投稿コーナーに連ねている名前にも、もしかしたら後に有名になった人がいたかも?
その後は、各テーブルに分かれて読書&歓談タイム。
「初めて買った少女マンガ」
「りぼん・なかよし・ちゃお、どれを読んでたか」
「そもそもどこからが女性マンガか」
となど話題や作品について、さまざまな話題で盛り上がっていました!
また本が並べられたエリアでは女性陣を中心に自然と輪が作られ、表紙を眺めつつみんなで語ったり、一人で本を読んだり、みなさん思い思いに過ごしていました。
そして、合間には軽食の提供も。
普段は出していないというスペシャルメニューもこの日は提供して下さいました。そして、やはりこのマンガ皿が映えますね(笑)
「前回しょかんさんで行われたイベントレポ」
さらに女性メインのイベントであったこともあってか、しょかんさんの計らいで、フルーツの入ったアイスケーキのサービスも!
今回は初参加の方も非常に多かったですが、愛する作品を通して初対面である壁など容易く乗り越え、和気藹々と語り合うことができ、とても楽しい時間となりました。
「とても3時間では足りない!」という声もたくさん上がっており、イベント終了後も閉店時間近くまで語らっている方々も多数いらっしゃいました。
マンガって、本当に良いものですね。
次回のマンバ読書会は6月29日(土)、今回と同じくComic Cafe & Bar しょかんさんにて予定しております。テーマは「2019年上半期のマンガ」です。ぜひ一緒にマンガについて語りましょう!
↓お申込みはコチラ!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?