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『108 海馬五郎の復讐と冒険』

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松尾スズキ監督・脚本・主演『108 海馬五郎の復讐と冒険』をTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。観たいのだけど午前中から上映しているのが日比谷ぐらいだったので、久しぶりに日比谷。舞台を観に来たマダムな上品な女性が多いっていう感じ、舞台好きな人ってお金かかるからそもそも富裕層であるんだろうけど。
脚本家として活躍している海馬五郎(松尾スズキ)は元女優の綾子(中山美穂)が浮気しているのをFacebookで見つけてしまい、その「いいね」の数である108人と復讐としてセックスしてやるぞ、離婚になったら財産分与で資産の半分を渡すぐらいなら金使いまくって女抱きまくるぞという話。
R18指定なのはセックス描写が出てくるからだろうが、まあ、Netflixドラマ『全裸監督』以上に松尾スズキさんが全裸で勝負してた。これがセックスしようとしても、笑える展開が目白押しで、終始笑ってしまった。エロくて笑えるっていうのは松尾さんの作品でのベースにあるもの、人間の性というか業をずっと描いている人だ。今作はそういう意味でも松尾スズキ節炸裂していた。
こういう作品はやっぱり最高ですよ。何度か連れて行ってもらったスナック・アーバンも出てきたり、松尾監督『恋の門』でも主演していた酒井若菜さんも「そこで出るのかよ笑」みたいな場所で出演されていた。キャスティングもいいんですよ、友人役の岩井秀人さんや秋山菜津子さん最高だわ。五郎のお父さんの死の間際のシーンとか笑うわっ、あんなん。松尾スズキ作品では『大人計画』の舞台を何度か観ているけど、特に好きなのは小説『宗教が往く』なんだけど、この映画も舞台同様に代表作になっていくと思う。
デカいスクリーンでエロくて笑えるこの映画観たほうがいいよ。めっちゃ楽しい。

観終わって駅に向かおうとしたら、映画で松尾スズキさんの息子役を演じていた栗原類さんが歩いていてちょっと驚いた。

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