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「子ども回収の無限ループ」にはご用心。

こんにちは!
本日も備忘的に。

最近感じるのは、子どもの社会性についてです。一定期間、子どもの不登校期間が継続すると、間違いなく子どもの社会性は減退します。感覚では、その期間が1年を越えてくると、社会性の衰えを感じます。社会性が無いとは、下記のような状態です。

・発語がほとんどない
・極度の自分中心であり、他者の指示を聞けない
・警戒感が強く、周囲の物音におびえる
・一般的なコミュニケーションであっても、解釈に歪みがあり、被害者的思考に陥る
・既存生活の惰性的活動(Youtube、ゲームなど)以外に、協調性や認知力を必要とする協調活動(協働創作、学習など)を興味を示さない。その活動を継続できない

ほかにも例はいくつもありますが、そのようなことが生じてしまうのは「不登校期間が長期化」し、社会性が減退しているからだと感じます。周囲に親以外の人間がほとんどいない環境で1年以上生活していると、多かれ少なかれ、子どもは上記のような傾向を示すようになります。

支援において大切なことは、子どもの世界に徐々に「親以外の他者」をいれていくことだと思います。リアルが難しいようであれば、最初はオンラインからでも良いです。大事なことは、子どもの世界に「他者」が存在し、その存在に慣れていくことです。

支援において難しいのは、親による「子ども回収」が起こることだと思います。子どもにとって、他者がいる環境は当然、あまり居心地はよくありません。その様子を見て、親御さんが「子どもを家に戻して」しまうのです。これは無意識的に、子どもを守ろうとしているのだと思いますが、結果的に本質的な問題解決にはなっていません。この親の「子ども回収の無限ループ」に陥っていると、支援はかなり困難です。親御さんの考え方の修正には、多くのコストと時間がかかります。

本日は以上!

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