私の営業デビューは”怒鳴られることから”だった
こんばんは!
「組織を変える、魅せ方を変える、戦い方を変える」ブランディングカンパニー広報/営業のまなつんです。
コロナ蔓延で日本がパニック状態にある中数多くの方が「今後どうしよう…」と不安になっているかと思います。私もその一人です。
そんなことを考えていた時にふと表題の件を思い出したので書き留めておこうと思いました。
私は新卒で銀行に入社し、上司がバリキャリの方で
あの人みたいになりたい!
その一心で営業課異動を希望し晴れてその上司の下で営業することになりました。
右も左もわからない中前任の方からお客様を引き継ぎした直後にギリシャショックで市場が傾き、その一か月後チャイナショックで世界情勢は大混乱に陥りました。
お客様のところに訪問すると決まって言われるのが
「あなたが売ったんじゃないけどこんなにマイナス出てるじゃない!どうしたらいいの?解約するわ!」
「若いしなんも知らんやろ。不安やわ。」という耳が痛くなる言葉。
もちろん営業として目標も課せられていたためなにか販売しないと数字をあげられない、と思っていましたが、
ほぼ初めましての23歳の女性にこんなことを言ってくるのはどれだけ精神的にもきついんだろう
と思うと数字をとらないとという思いなんかよりも、目の前のお客様が持っている怒りと不安はどうしたら和らぐだろうか、ということで頭はいっぱいになりました。
そんなときに上司に言われました。
「お客様は自己責任承知で買った投資商品の値段が下がっていることに怒ってるんじゃない。なんで下がったのかわからない、今後どうしたらいいかわからない不安が怒りになってしまっているだけ。ちゃんと説明してフォローしたら大丈夫。」
と。
一秒でもガラっと相場は動くような中でお客様が求めているのはよりリアルな情報。まだ金融知識が乏しかった私は新聞はもちろん、モーニングサテライトやブルームバーグなど様々なメディアを毎朝5時45分に起き、通勤時間も営業の移動中やお昼ご飯のときも帰り道も夜寝る前もずっと情報をとり、勉強しつづけました。また投資商品以外のことも毎日パンフレットや資料を持って帰り勉強し提案できる幅を増やしていきました。
そしてお客様から頼まれてもいませんが、毎日朝、昼一の動き、相場がしまるときに電話や訪問をし情報を伝えつづけていくと不安や怒りはどこかに消え、「これだけ下がってるなら追加で買おうか。」とまで言ってくださるようになり、本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
営業出た早々に怒鳴られたりした事実はつらかったですが、営業をしていく上で一番大事なことをすぐに学べました。
相手が今何を望んでいるのか、何が不安なのか、何が好きなのかなど相手の気持ちを汲み取り先に行動する。そしてスピード感をもって丁寧に対応をする。
当たり前のようで難しい。でも相手を想えば簡単にできることです。
ちょっとしたことの積み重ねで信頼関係を築くことができると身をもって経験でき、営業成績も200%以上達成することができました。
愛があるから仕事というものが成り立つ。
全営業マンに伝えたいですね。
コロナ蔓延でパニックになっていて、世の中的にも厳しい状況ですが今だからこそできることがたくさんあると思います。
リモートワークを取り入れている企業様もたくさんいますが、リモートワークを実現するには「相手(社員)を信じること」がかなり重要になってきます。
こういった異常事態に組織力が試され、またより一層強い組織になっていくことができると思います。
もう一つ伝えたいことは、
ビジネスの根本は”個人や企業が持つ課題解決”
”リモートワーク”という今までにない働き方が実現してるなか、この混乱する情勢の中で個人や企業が持つ課題を解決するべく、今までにないビジネスが生まれるのではないか、と個人的には思っています。
バレンサ―としても前向きに、今後の戦略を練っていっているところです。
また随時ホームページにて発表させていただきます✨