愛は世界を救う(駄文)

この世界のことを考えた時に、歯が浮くような言葉が出てくる。
世界を想えば想うほど、馬鹿みたいな言葉が生まれる。

音楽をやろうと想う気もちって、とてもアホなものだと思う。
惨めで、くだらなくて、みっともない。
だからこそ人間らしいなと思う。

私は音楽が好きだ。
それは、生々しさを知ってるからだと思う。
歌を歌う。
真剣に歌うって、すごく難しい。
誰かに響くように、誰かに受け止めてもらうように、そうやって歌う。
それってワガママだけど、大切なことだと思う。

歌を歌う僕らのワガママを、聞いてくれるみんなに伝えるって、とても素敵で尊いことだと思う。


私が声を出す時、いつだって愛について考えてる。
言葉にしなくても、愛を根に置いておく。
愛がなければ芸術なんて生まれないと思う。

音楽だけじゃなく、芸術と呼ばれるものは全て愛だと思う。
各々が見つけて感じた愛の形をみんなが表現している。
とても賑やかで華やかな時間。

私が愛について想いを馳せれる唯一の時間。

いろんな音が鳴る。
だけど、心を鳴らすというのは難しくて、繊細で、曖昧だと思う。

バンドマンを愛してやまない、それってとても大切なことだ。
芸術を表現する、その人を大切にすること。

私が言葉を発する時に、そのバンドマンの存在がとても重要になる。


歌は、愛なのだ。

この世界にそぐわない僕らが生きていくためにも音が必要で、その音のために心を燃やす。

世界に溢れる愛を、僕らは無視しちゃいけない。
世界はきっと、僕らを肯定してくれる。

どうしてもダメで、惨めで、だらしない僕らを、世界は受け止めてくれるんだ。

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