心療内科には

今日も病院だった。

病院と言うと内科や外科を想像する人が多いと思う。

しかし、私は心療内科（私の場合は正しくは精神科）にかかっている。

通院は週に１回。2週間に１回とかの人もいるから、まあ、症状は酷いのかもしれない。

通院していて気づいたのは、このクリニックに来る人がとても多いということ。

それが意味するのは、「目に見えない病気」と闘っている人がたくさんいるということだ。

主治医によるとその3分の1は双極性障害だという。

統計的には双極性障害の人は少ないとされている。

しかし、現実はもっと多いのではないか、と思う。

もちろん、うつ病などその他の病気の人もいる。

みんなそれぞれ、病気と闘っているのだ。

わざわざ病院に足を運び、医療費も払い、みんな必死で生きている。そこまでして、やっと会社に行ける人もいる。

こんなにたくさんの人が苦しんでいるというのに、社会は残酷だ。

目に見えない病気だということをいいことに、本人に毒を浴びせてくる。

「病気を言い訳にするな」「見た感じ元気そうだから仕事を振る」「定時で帰ると冷たい目で見る」

どうしてだ。その行為がさらに本人を傷つけていることをなぜ理解できない。

私はこうやってnoteで双極性障害をカミングアウトした。アルバイトもオープンで働いている。

それでも、「死にたくなるんです」と訴えても、なかなか理解は得られない。辛い。

もし私が自殺したら｜まなみん｜note（ノート）
https://note.com/manamimushi/n/n87a347c27bb5

この記事にあるように、もし私が自殺したら、私は社会から殺された「他殺」だと考える。

どうか、あなたにもこの気持ちが届いて欲しい。

コロナに翻弄される前に、目の前にいる人をきちんと理解して欲しい。

これは、あなたの為でもある。あなただって人殺しにはなりたくないでしょう？

親しい人を失いたくないでしょう？

もう、私はきちんと、この生をまっとうできるか分からなくなってきた。本当に死にたくなったら死んでしまおうかと考えてしまう。たとえ、それが1番の解決策ではなくても。

それでも今生きているのは、通院をやめないのは、社会に射し込む微かな光を信じているからだ。

どうか、この光が消えませんように。もっと明るくなりますように。

と、診察を待ちながら思った。