見出し画像

人はみな人生の旅の途中だ 〜THE COACHプロコースでの学び〜

4月からTHE COACHのプロコースで、コーチングについての学びをさらに深めています。
基礎、応用コースと修了し、プロコースではいったい何をするんだろう?
まだプロコースの前半ですが、プロコースで学んでいることを一言で表すと、「人はみな人生の旅の途中だ」ということです。

THE COACHで学ぶコーチングの根幹のIntegration Journey


THE COACHで学ぶコーチングの特徴として、「Integration Journey」という考え方があります。
Integration Journeyは人生の中で一回だけ一周するというものではなく、人生の大きな枠組みで何周することもあれば、同じタイミングで小さい事柄についてもサイクルが回っていることもあります。
例えばキャリアでいうと自分は「出会い」のフェーズにあるけど、家族でいうと「帰還」のフェーズにある、ということがありえます。

このIntegration Journeyは基礎コースのときから教わっていて、特に応用コースはIntegration Journeyの前半と後半でそれぞれA、Bコースに分かれているのですが、当時は「こんな枠組みがあるんだ〜」という感覚でした。
それが自分の中でコーチングの血肉となってきたのは、次の3つのことがきっかけでした。

①プロコースの中のグループメンターコーチングでもっちゃんにIntegration Journeyを意識するフィードバックをいただいた
→クライアントがどのフェーズにいるのかの見立てをつけて、フェーズに合った関わり方をすることについてフィードバックをいただきました。自分はロジカルな部分が強いと思うので、このように仮説を立てられるようになったことは自分らしいコーチングに少し近づいた気がします。
(Integration Journeyとは別に、コーチングの要素を分解したフィードバックもとても役に立ちました)

②プロコースの講座の中で「人生の未完了」を周りに宣言したことで、自分がどのフェーズの課題に取り組みたいのかヒントを得た
→「人生の未完了」を他の受講生に発表するワークがあったのですが、「周りに発表してまでやり抜きたいことってなんだろう?」ということを考えるきっかけになりました。「周りに発表したいこと」と考えると、「自分が絶対達成できること(=ToDo)」ではなくて、「結果がどうなるか分からないし、それが良いことをもたらすのかも分からないけど、直観的にこれはやらないといけないと思うこと」ということが「人生の未完了」なのかなと今は思っています。

③マイコーチとの継続セッションの中で、自分のフェーズを意識して深めることができた
→今まで「自分はあまり良いクライアントじゃないのではないか」という意識があったのですが、それは自分がいるフェーズについて話せていなかったからだということに気づきました。「自分はIntegration Journeyのどこにいるんだろう?」と未完了とともに内省すると、自分の中で抑圧されてきたシャドウが立ち現れました。そのことについてマイコーチと話すと、自分の中の別の課題とつながり、自身の人生についても旅路の奥深さを体感しました。

今回Integration Journeyを身をもって体感したことで、今後のコーチングでも色々なフェーズの、色々な物語を紡いでいるクライアントさんとお話ししてみたいなという気持ちが立ち現れています。
例えば「好奇心を再発見する」という私のテーマについても、「自分の好奇心は何なのか?」というIntegration Journeyのフェーズの方もいれば、「なぜその好奇心に向き合うことができないのか?」というフェーズの方もいると思います。
その人の人生のフェーズを存分に噛み締めて味わいながら、一緒に歩みを進めていけるといいなぁと感じます。

人はみな人生の旅の途中であり、その旅の主人公なのです。


コーチングという鏡の探究はまだまだ続く…

この記事が参加している募集

最近の学び

多様性を考える

すべての人が組織や社会の中で自分らしく生きられるようにワークショップのファシリテーションやライフコーチングを提供しています。主体性・探究・Deeper Learningなどの研究も行います。サポートしていただいたお金は活動費や研究費に使わせていただきます。