腸内環境が整って変わった５つのこと
私は長い間、便秘に悩まされてきた。
便秘でない日はほぼ無く、
２０分以上トイレに籠ることも日常茶飯事。
毎日スムーズにお通じがくるなんてことは
奇跡に近かった。
ところが最近、あるダイエットを機に
腸内環境に変化が起き、
今まで悩んでいたのが嘘のように
いとも簡単に便秘が解消された。
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それと共に感じた体の変化を５つ紹介する。
１：頭がスッキリし、メンタルが安定した
「便秘になるとストレスでイライラする。」
「緊張するとお腹が痛くなる。」
と言ったように、脳と腸は"脳腸相関"と呼ばれる相互の関係にある。
つまり、腸内環境はメンタルにも影響を及ぼすのだ。
セロトニンやオキシトシンといった
精神の安定やストレスの軽減に効果がある ”幸せホルモン” 。
これらを生成する細胞は、腸の粘膜にも存在する。
そのため、腸内環境を良くすることで
そうしたホルモンを出す神経細胞が活性化され、幸福感を感じやすくなる。
また、なんとなく頭がぼんやりしたり
集中力が続かないと言った現象 ”ブレインフォグ” は、
腸内環境の乱れにより短鎖脂肪酸が減少し、
脳の司令塔でもある前頭前野や海馬が働きづらくなることで起こる。
腸内環境が改善される前の私は、
ブレインフォグに陥りやすく
呆然とした不安を感じやすかった。
しかし、腸内環境が整い、幸せホルモン＋短鎖脂肪酸が増え
脳にもその刺激が伝わったことで
頭がすっきりし、集中力も上がり、メンタルが安定した。
２：体が軽くなった
便秘になり、腸に老廃物が貯まると
インドールやスカトール、アンモニアなどの有害物質が発生し、
血液として全身に回る。
その結果、頭痛、肩こり、疲れやすさ、だるさと言った症状として現れる。
私は便秘と共に、まさに今あげた症状に悩まされていた。
便秘が改善されるまでは、
体の不調に腸が関係しているなんて考えもしなかったが
実際、便秘が解消されたことで
嘘のように今あげた症状の全てが解消された。
３：花粉症が改善された
“腸は最大の免疫器官”と呼ばれ、
免疫システムを担う免疫細胞の約7割は腸に生息している。
食べ物だけでなく、口から侵入したウイルスや病原菌をも取り込んでしまう危険にさらされている腸。
こうしたウイルスや病原体の侵入をブロックするため
腸に備わる免疫機能 “腸管免疫”が高まったことで
毎年鼻がつまり、声が出なくなるほどだった花粉症の症状が
ほとんど感じないまでに改善した。
４：太らなくなった
腸内細菌のバランスと肥満には関連があることが
近年の研究により明らかになっている。
腸内には数百種類、数兆個の微生物が存在し、
これらのバランスが健康、体重管理に重要な役割を果たしている。
具体的には善玉菌30〜40％・悪玉菌10％・日和見菌50〜60％が
理想のバランスと言われており、
腸内細菌のバランスが良い状態では、
代謝が促進され、脂肪の蓄積が抑えられる。
一方で、バランスが悪い状態では、腸管バリアが低下し、
全身の慢性的な炎症を引き起こすことで、
肥満やメタボリックシンドロームのリスクが高まる。
また、腸内の微生物は食べ物の消化吸収に影響を与え、
特定の食品からより多くのエネルギーを抽出することができるため、
腸内フローラのバランスによっては、
勝手に太りやすい体質になる可能性があるのだ。
つまり、腸内細菌がバランスよく増え、
そこから生み出される短鎖脂肪酸（通称“天然の痩せ薬”）が増えることで
肥満の予防・改善、さらには痩せ体質になることができる。
以前の私は、食べる量や運動量に関わらず、体重が落ちにくく
食べ過ぎた翌日には顕著に体重にあらわれていた。
現在は、毎日しっかり食べても、休日に少し食べ過ぎたなと感じても
体重が増えたりせず、安定するようになった。
５：肌が綺麗になった
腸内フローラが乱れ、悪玉菌が増殖すると、
有害物質が多く作られ、腸から吸収されて血液へ流れる。
この有害物質は皮膚からも排出されるため、
肌のきめが乱れたり、古い角質がたまりニキビや肌荒れの原因となる。
逆に腸内フローラのバランスが良いと、
腸壁のターンオーバーが活発になり、
吸収された栄養素が血液として全身に回る。
このように腸内環境が良くなったことで、
スキンケアにどれだけ力を入れても改善されず悩んでいたニキビや肌荒れは最も簡単に改善され、肌艶も良くなった。
腸内環境の改善によって私の体に起こったポジティブな変化をまとめたが、
これだけでもいかに腸内環境が重要であるかが理解してもらえるだろう。
私も最初はたかが腸と思っていた。
しかし、実際に身をもって変化を実感し、
今では「腸内環境の改善が体の不調を治す第一歩」と言っても
過言ではないと確信している。
今現在、あなたが少し前の私と同じように体の不調を感じているのなら
ぜひ一度、自身の腸内環境に意識を向けてみてほしい。
この文章が読んでくれたあなたのお役に立ちますように。
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