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『東京郊外』


都心より郊外がすき

都会過ぎず田舎過ぎない、"その中間"みたいな場所が好き

今日、私はお気に入りの場所をまたひとつ見つけた

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どうしても気になる喫茶店のパフェを目当てに、今日私は、亀戸へ訪れた


たまたまインスタで見つけた、

『かぼちゃとほうじ茶のパフェ』

私が大好きな組み合わせ
喫茶店らしいシンプルなパフェがとても印象に残った

そして何より、お店の名前がとても魅力的


それなのに、私はその投稿を保存するのをすっかり忘れてしまった

数日経ってもあのパフェと喫茶店が頭から離れず、その投稿を必死に探し、やっとの想いで見つけた

星の数ほどある東京の喫茶店の中から見つけ出すことが出来たのは"キセキ"だ


そして私は今日、"喫茶 東京郊外"へ向かった

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曳舟駅から東武亀戸線に乗った
東武亀戸線は曳舟から亀戸までの4駅を結ぶ路線で、年季の入った車両が二両編成で走る

趣あるなぁと思いながら車内を眺めると、

にこやかに本を読むおじさんや、
手を繋いで笑い合っている親子、
あくびをしてお互いの方を借りるカップル、

穏やかな人たちが、優しい太陽の光に照らされていた

その光景は私が想い描く"日常の幸せ"だった

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14時過ぎに今日の目的地"喫茶 東京郊外"に入り、お目当てのパフェを注文すると、

「パフェ15時からなんです、、」

と、店主らしき強面の男性に言われた

ちゃんと確認したはずなのに、気合いが入りすぎて、1時間早く来てしまった笑


「また1時間後に来ます」
と伝え、お店を出ると、
さっきの店主さんらしき男性がお店の小窓から、

「お家近いんですか?ドリンク飲みながらぼーっとしてれば45分ぐらいすぐだと思うので、どうぞ」

と、声をかけてくれた。
強面ながら優しい店主さんのお言葉に甘え、オレンジジュースを飲みながらパフェを待つことにした


窓から優しい光が入り、喫茶店らしい、えんじ色の椅子をあたたかく包み込む、素敵な店内

本を読んでいたら、あっという間に15時になった

そして、心待ちにしていたパフェがやってきた

【かぼちゃとほうじ茶のパフェ】


写真で見ていたけど、やっぱり実物はさらに美味しそう

フルーツとポッキーが乗っている、喫茶店らしいパフェを食べるのははじめてだった


あんまり好きじゃないリンゴもバニラアイスも、とても美味しく感じた

"喫茶店マジック"だ

そしてほうじ茶のアイスとカボチャのクリーム?の相性が抜群で、

想像してた通り最高のパフェだった

《喫茶 東京郊外 Instagramは こちら》



"美味しいものは人を幸せにする"

でもそれだけじゃない

あの優しい店主さんが作ってくれたパフェだから美味しい

お店にたどり着くまでの道のり、パフェにありつくまで、たくさんの幸せが詰まっていたから美味しい

そして、ひとりで食べるパフェも美味しいけど、大切な人と食べるパフェは、きっともっと美味しい

だから、
今度は大切な人を連れていこう


私は店主さんに
「ありがとうございました。また、来ます」
と告げてお店をあとにした

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喫茶店を出たあと、近くの亀戸中央公園に立ち寄った


西日が照らすその公園はとても心地よかった

ベンチで微笑みながら話している老夫婦
手を引っ張る子どもにされるがままのお父さん
一生懸命ストレッチをしてるおじいさん

たくさんの人の笑い声や話し声が飛び交う
あたたかい場所

そこには、またもや、私の思い描く"日常の幸せ"の光景が広がっていた

そして私は思った

『私、この街が好きだ』

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人にはそれぞれ"自分に合う土地"がある

東京駅や横浜にいる人はキラキラしていてとても憧れるが、

私は疲れてしまう。多分身の丈に合わない。

でもそれは悲しいことではない

"自分に見合う場所は他にある"ということ


私は郊外にいると"満たされる"感覚がある

"幸せ"を感じられる


そんなお気に入りの場所には何度も訪れ、大切にしていきたい

お気に入りの場所を巡りながら生きていきたい


それと同時に、私はお気に入りの場所を、自分の落ち着く場所を見つける旅をし続けたい

きっと私が好きになる場所は全国に、世界にたくさんある

そんな場所を見つけに行きたい

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今日はとても満たされて、幸せな一日だった

そんな素敵な一日の締めくくりに見た月は、本当に綺麗だった

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