見出し画像

夢を描くってなんてワクワクするんだろう。

就活に多くの時間を割くようになり少々消耗していた最近だが、今日一番ワクワクすることがあった。

何にワクワクしたのさ

何かと言うと、留学先で出会った親友との電話だ。
もっと具体的にいうと、彼女と一緒に起業してお互いが望む理想の社会を実現したいよね!と話したことだ。(起業したいというより彼女と一緒に働けたら絶対楽しい!となってワクワクしたという方が正しい。)

そもそも、彼女は子供の頃からいつか起業するということを決めていて。
彼女から「起業したら私の会社で雇ってあげるわ」なんて茶目っ気いっぱいに言われて、「高い給料でCOOにしてくれたら雇われる笑」と返していた冗談でしかなかった。

ただ、今回初めて聞いた彼女が考える理想な社会は奇しくも私のそれととてつもなく似ていて。

I really want to realise the society open to any colour of skin, gender and nationalities. 
「どんな肌の色・ジェンダー・国籍を持つ人にも受け入れられた社会」

この夢を語られた時に、私は「そうそう!!!これこそ私が高校生の時から目指していた社会なの!なんて奇遇なの!」と思わず反応していた。

なぜワクワクしたのさ

言葉通り心が踊ってしまった理由は大きく二つに分けられると思う。

一つ目に、自分の理想としていた社会が彼女となら実現できるかもしれない、と感じることができたこと。

昨今のGeorge Floydさんの死を契機にアメリカ警察の構造・黒人差別の問題が再び大きく取り上げられた。

この事件からもわかるように、多様性をお互い認め合える社会というのは多くの人が善であると賛同する一方で、実現するにはまだまだ程遠いというのが現実だろう。

私も高校生の頃からこんな社会を実現できる人になりたい、と夢を見て多様性共生という観点からEUについて学んできた。

大学時代に学問・経験から分かったことは、多様性共生なんてキレイゴトはすぐには実現されっこないってことだ。残酷だが、それが現実であるんだろうと半ば諦観してしまった自分がいた。

ただ、彼女と話したことでその夢を志す別の同世代の仲間がいたことを知り、そのような仲間と力を合わせれば可能性が上がるかもしれないと感じることができた。

それがワクワクという感情の正体の一つだ。

二つ目に、起業という選択肢が現実的に見えたことで、自分で自分の人生をコントロールできる未来が見えたことだ。

私はもともと起業という選択肢に夢を見ていない。
なぜなら起業は自己実現の手段の一つに過ぎないのであり、起業をすれば人生変わる!と思って志しているように見受けられる人を見るとモヤモヤしてしまう。

そして、就活を通じて自分の人生をコントロールできない未来が見えてきたのも事実だ。自分の望む部署・仕事・人たちに恵まれるかは、「配属」という運に任されており、それにいい意味でも悪い意味でもキャリアが左右される。

会社・社会に自分の人生をコントロールされることと考えたときに、虚しさを覚えてしまった。ただ、彼女と起業の夢を思うがままに話していた時に気づいたのは、「あ、起業だったら運ではなく、自分たちの実力次第で自分たちの望むことをいくらでもできるんだな」ということだ。

既存企業に就職して一員として働くことしか発想がなかった自分にとってはいい気づきであった。というのも、これから就活するときも会社にコントロールされることが当たり前ではないこと、コントロールされる場合があることを踏まえてそれでも自分の理想の人生を引き寄せる行動を起こしていく必要がある、と心に刻むことができた。

ただ、今でも起業という選択肢自体に興味を持ったのではなく、あくまで彼女と一緒に自分たちのやりたいことを作り上げることにワクワクしている。

ワクワクした結果どうしたのさ

どれぐらいワクワクすることができたか、というと今悩み続けながら行なっている就活でさえワクワクしてしまうくらい。

将来ちゃんとやりたい仕事に就けているか、そもそもやりたい仕事を見つけることができているか、に不安を感じ、やる気が徐々になくなる就活だったが、その不安が吹っ飛ぶくらいワクワクが上回った二時間となった。

夢を描くってなんてワクワクするんだろう。


サポートは私の幸せ空間を作る本・外国料理・お茶・外国語学習・お花に使わせてもらいます〜🌷