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危機こそ人の考え方を変えるチャンス

今日は、2ヶ月ぶりの(2ヶ月ぶり!笑)新学期の初授業だった。
先学期と同じく3つの授業を受講しているうちの一つ・British Politics.

その授業の概要の説明の中で、政治における変化の原理を説明してくれた言葉が、”あ、これってチーム、組織にも言えることだな”と感じたことがあったので整理して自分の経験に落とし込んでみたい。

Crisis in order to change how people think about the world

Andrew Hindmoor 先生によると,

Crises are constructed. Politicians can declare something to be a crisis in order to spark action and seek to force change. 
The key here is that the world is not working in the way we thought it worked. (Hindmoor, 2020)

つまり今までの政治において政治体制・政策・イデオロギーなどなどが変化してきたのは、危機があったから(政治家が危機に直面していると表明したから)だとのこと。

この危機というのは、今までうまく機能すると考えていたやり方・考え方では世界がうまく機能していかないことを示している。

では、元来から我々や政府が目指している世界を実現することができるのか。

So you declare something to be a crisis in order to change how people think about the world in order to achieve normative goals. (Hindmoor, 2020)

人々の世界に対する考え方を変えるというプロセスが答えであると言っている。つまり危機(危機であることの表明)を手段として、従来正しいとされていた考え方ではこれからは通用しないということを人々に知らしめる。そしてようやく人々の考え方は変わっていくというらしい。

#おまけ ;British Politics の授業紹介

ちなみにこのアイデアを話してくれたAndy(AndrewのニックネームってAndyという新発見)は、ユーモアをたっぷり挟みつつ、とっても生き生きとこの授業の説明をしてくれて、私のお気に入りの先生になる予感。

この授業自体もとっても面白そうな予感がしていて、今学期の楽しみの一つ。イギリス近代史において1970sから今までの50年のなかでイギリス政治を変化させたターニングポイントとなる12日を抜粋して、毎授業ごとに、ある1日の出来事・短期/長期的なインパクトを理解した上で、この時点を境にどのような考え方・政策方針転換が行われたのかを学ぶというもの。

そのセレクトも、イラク戦争などの世界規模に有名なものもあれば、私が聞いたこともない事柄が複数あったりしてなかなか面白い。フォーク戦争はランクインしないんだ、とかイギリス現地にいるからこそ学べる!という感覚をじわじわと感じることができそう。

授業の内容が掴めそうな先生のお話付きyoutubeはこちら (2020.02.12)




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