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疲れたときの処方箋

心も体もクタクタで
自分を見失いそうなとき、

ちょうどよく頑張れない自分を
責めてしまうとき、

“心から”回復できる処方箋を持っているだろうか?

1. 疲れたときの処方箋


きっと誰しもが、疲れ切る前に
時間やエネルギーをうまく調節して、
心地よく過ごしたい

と願う一方で、

思わぬトラブルや
予定通りに進まない日もあれば、
特に理由もなく、心が沈んでしまう日だって
あるはず。


そんなとき、

自分なりの処方箋を持っているかいないかで
回復度合いが全然違ってくると思う。

どんなチャンスがやってきた時も、
いつだって自分らしい選択や振る舞いができるよう

できる限り、疲れや負の感情を長引かせず、
軽やかな気持ちで、日々を過ごしたい。


2. “心から”が大切


私自身、最近意識するようになってから
気持ちをリセットしやすくなったなぁと思うこと
の一つ。(もう一つあるので、後ほどご紹介します。)

それは、
“たった今、自分の心身が欲しているもの”
に耳を傾けること。

これが一番の、回復の近道な気がする。

疲れたとき、なんとなく誰かが良い
と言っていたことをしているときは
大抵うまく休まらない。

〜するのが良いはず
と、無理やり頭で納得させようとしているからだ。

そうではなく、
まずは今の状態に気づくことから。

疲れているのが、
心なのか、身体なのか、それとも頭なのか
によっても対処法は全然違ってくる。


私の場合、

「身体が喜ぶ、新鮮なごはん
(とくにフルーツと野菜)を食べること」

「その日の気分に寄り添った本を選んで読む」

「気のおけない友人と温泉に浸かって、
ひたすら話して笑って過ごす」

「心から落ち着ける喫茶店で、穏やかな
ひとときを過ごす」

それでも、自分を見失いそうなときは・・
「周りにいる大切な誰かを思い出す」

今まで出逢ってきた素敵な人たち、
今周りにいる人たちは、自分の写し鏡。
落ち込みの渦の中にいる間は、なかなか冷静に
自分を見られないことが多いけど、周りにいる人たちの存在に気づけたら、まだまだ捨てたもんじゃないなと、じわっと熱い気持ちが湧いてくる。


いくつか挙げてみて気付いたことは、時間を忘れて、五感を使って楽しんでいるときほど、心穏やかになれて、満たされるということ。

時間をうまく使おうとすればするほど、
今その瞬間からは、遠のく感じがする。

疲れた時こそ、目の前の時間や、心身に
意識を向けてみる
ことが大事なポイントな
気がする。


吉本ばななさんの本から、
印象に残っている一節をご紹介 ▽

とりあえずたった今、素直に本当にやりたいこと、 ほしいものは何ですか。 まずは、そこから始めていきましょう。

『「違うこと」をしないこと』

自分の中の深いところに押し殺してきた気持ちを
わかるということが、何よりも大切なんだなあ、と思いながら、私はタルトの上の果物を口に入れた。すっぱい、まだ生きている物にしかない濃い味がした。

『「本心」体は全部知っている』

 

3. “余白”をほんの少し残すこと


私が意識してよかったことのもう一つ。

たった今、
「何をしたら気持ちが上向きになれるだろう?」

そう、問いかけるためには、
ほんの少しの余白が必要だ。

クタクタで何もかも
どうでも良くなってしまいそうな時こそ

自分の中にある小さな炎が消えないよう、
全力で守ること


例えば、
一緒にいたら消耗してしまうような人とは
できるだけ関わらない。否定するような言葉は、
自分に対しても使わない。

ただでさえ、弱っているとき余白は
ほんのわずかなもの。

落ち込むことに対しても
想像以上にエネルギーを費やすらしいので、

限られているエネルギーだとしたら
なおさら、自分にとって次に繋がる方に使いたい。



ゆっくり遠くへーー


“心から”と“余白”

この2つを意識して過ごしているうちに、

沈んだ底から
ぷかぷかと浮き上がるように、
心が回復して、徐々に身体も回復してくる。

そうして気づいたら、ほんの少しずつ、
動きたくなるエネルギーが無理矢理ではなく
自然にまた湧き上がっている。

休む・動くの波は人それぞれなのだから、
足並みは揃えなくたっていい。

自分のペースでゆっくり遠くへいけるように、

疲れたら、心身が求めるものに耳を傾け、
その時々、空気を入れ替えて進みたい。


読んでくれたあなたが、
心地よく、自分らしく日々を楽しみながら
一歩ずつ進めますように。

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