セクシー田中さんを観て。無意識の『見えない枠』に気づくコツ。

この秋は久しぶりにいくつかドラマを観ている。

『昨日何食べた?』のseason2とか、『パリピ孔明』とか。

秋の夜長にぼーっと観て、楽しめる。

『セクシー田中さん』の第一話も、そんな風に軽く楽しめそう♡と観始めたのだけど…

私が女性だからだろうか。
観終わったあと、色々考えさせられるドラマだったなぁ。。


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主人公は23才。
コミュ力高めで見た目も可愛く、男性にも割り切って愛想を振りまけるあざとさもある

一見したら、若くて人生そこそこ謳歌してる『女子力』の高い、モテる女性。

でも、実は就活に失敗して派遣社員となった現状に危機感を感じてて、結婚こそ今後の人生を安定させる切り札と思い、合コン(婚活?)を頑張ってるけど、
これでいいのかな??…と、モヤモヤしてる。

そんな主人公の働く職場にいる、謎のアラフォー女性。

アラフォーにありがち(と、彼女の目にはそう映ってる)なバリキャリ自分磨き系や、手堅く老後に備えます系ではない、

『枠にはまっていない』ように見える彼女の裏の顔は、働いているときの地味で面白みのない姿とは全く違う、
妖艶でかっこいいベリーダンサーだった!

その生き方を見て心を揺さぶられる主人公と
まだまだ自分の生き方なんて分からない、一所懸命にあっぷあっぷしてる女性の物語

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…かな?と、一話を観た感じで思いました。


【女性が感じてる、見えない"枠"】

ドラマの中には一話の中だけでも、沢山の"枠"とか、思い込みなワードが登場してる。

・ミニスカートは若い女性がはくもの(その枠外の女性がはくのはヤバいよね)

・若い女の子はチャラチャラして浮ついてる

・(ベリーダンサーの女性を見て)はしたない、いい年してみっともない

などなど。
まぁ、よく言われがちなワードで、珍しくもない。実際私も言われてきたしなぁ。。

でも。

ここまで考えて、ふと思った。
『めずらしくもない』と受け入れてしまう、この私の思考こそが問題なんじゃないか、と。


例えば
"ミニスカートは若い女性がはくもの(その枠外の女性がはくのはヤバいよね)"
について言えば。

"ミニスカートは若い子が履くものだよね"
"(若くない、とされる)女性が履いてるのはみっともないよね"

この、『あなたもそう思うよね』という、無意識のうちに勝手に添えられた同調圧力。

この無意識の同調圧力、勝手に決めつけられた『みんながそう思ってる』という思い込み。

だから言ってもいいよね、という無神経さ
言われても仕方ないよね、という諦めこそが、いわゆる「見えない枠」。


差別、なのだと思う。



きっと、こうやって無意識のうちに発せられた同調圧力に
やっぱり無意識のうちに影響されて、
なんとなく身動き取れなくなって、苦しくなってしまってしまう。

行動を、選択を、無意識に制限かけてしまうほどの圧力。

男性もあるだろうけど、女性の方が、よりこの圧力を感じて生きてるように思う。
(特に仕事の場は、まだまだ男性社会だ)

社会に溶け込んでて、うっかり気づけないくらい自然になってる
こういう見えない枠や圧力は、
実はいっぱいあるんだと思う。

そんな中でも、自覚的に、もしくは無意識に上手くやれてる人もいる。

でも、上手くやれない自分に苦しくなって、モヤモヤしてるなら
まずは『枠』に気づいていくことが大事だ。



ちなみに、"ミニスカートは若い女性がはくもの(その枠外の女性がはくのはヤバいよね)"

と思ってる人(男性・女性問わず)は、私はいても全然いいと思ってる。

それは趣味嗜好の問題だから。

でも、その場合『俺はミニスカートは若い子が履くものだと思ってる!それ以外は認めん!』と、エゴ丸出しで宣言すればいい。


そうすれば『あー、それがあなたの好みなのね』と、とりあえず受け入れられる。
好みを語るのは、その人の自由だからだ。


さらに、その発言についてどう思うか(『こいつやべーなー』と思うのか『私もそう思う!』なのか)も、その話を聞いた相手の自由だ。

そういうやり取りなら、
私は言われても気にしないし、むしろ面白いな、と感じる。


みんなそう思うよね?という言い方、在り方は
とても楽だ。
自分の言葉じゃない、という『逃げ』を含んでいるから。

でも、もし『私は〇〇と思う』という、
『私は』という枕詞を必ずつけなさい、と言われたら。

'それでもあなたは、その発言をしますか??'

'あなたは本当に、そう思ってますか??'

そんな風に自分に問うことが、
自分を無意識に苦しめる思い込みや差別や
あらゆる『枠』に気づくきっかけになる。

そして、その枠に気づいて、
苦しいな、と思ったら、その枠から出てもいいんだよ、ということを


カラダをゆるめては苦しさに気づき、
ちょっとずつちょっとずつ、枠から出てくることを続けてる
女性セラピストとして思ったりしました。

ドラマのこれからの展開が楽しみです。


今日も良い一日となりますように。

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