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偲ぶこと、ご供養事は心のゆとりと関係している(かもしれない)

ご供養業界「偲ぶことの真ん中と向き合う」会社
株式会社まなか広報室note。
今回は祈りの道具(いわゆるお仏壇仏具)について。選び方How toの知識情報はWEBにた~っくさん各種あるので、気持ちの部分のことをば。

お仏壇は、故人を想う余白を生む「祈りの聖域」装置説

日々、ご供養領域について勉強したり、現場やお客様の姿を知るたびに感じます。カタチやしきたりも大事だけれど、これまでのままでは難しいことが増えている。
本質を大事にしながら時代の変化に合わせて、「必要」あるいは「こういう形なら遺してもいいね」と思っていただけるようにすることが肝心なのかなって。
社会や家族の在り方に合わせて、体系化され、様式が洗練化されてきた「従来の方法や形」も、すごく大事な伝統や風習だとまなかは考えています。
社会や家族の在り方に合わせて「人と人のつながり」にご供養領域は深く関わり、無視できなかったからこそ、様式が整っていったんでしょうから……!

まなかは伝統的お道具も賛同・肯定派です

お葬式も、お墓も、仏壇も、たった1人のあの人の記憶や思い出、想いとの接点になれる「装置」だろうと思います。
その中でも仏壇仏具は、一番身近に置ける道具です。
想いに触れたり、想いを馳せるのって、忙しい日常生活では実は贅沢な時間かもしれません。
ご供養領域は、取り入れたからと言って確実ななにかの成果や効果、損得利益や合理的・科学的な結果をもたらすものではありません。
なのでそれらにまつわるサービスや商品も、高い・安いは判断が難しいものですし、購入しなくても「困った」ことにはなりにくいと思います。
それでも、弔いや供養といった行為は、長い長い視点で人生を振り返った時に……した場合・しなかった場合の正確な比較検証不可能ながらも、「しないよりも」リトル・ベターな影響をもたらすものだとまなかは信じています。

装置があることで「忙しく追われる日常の中で、ふと、一瞬でも想いを巡らせるきっかけ」を生んでくれること。

その装置が、美しく、神聖さをたたえながら、愛着を持てて……
特定の偉大なる存在といった宗教的なものは「自分には特に無い」という人でも想いを託しやすい存在なら。
自分につながる先人(先祖)や大切な故人の姿を想起させやすいものだったら―――自然と、目を向けるたびに、ひと時の祈りの時間が暮らしに生まれやすくなるはず。なので、一番身近で、暮らしに寄り添う祈りの聖域は、宗教性やデザイン性が仏式かどうかでなく、お仏壇なのではないかなと。
「祈りの聖域装置」説、提唱。

とは言え、お仏壇を今の家に置くイメージがつきません!そんな方へイメージングするきっかけを。

あなたの暮らしの、どんなシーンであの人を想いたいですか?

従来の伝統デザインのものでも、他社さんの商品でも探し方のイメージの一例です。(他社さんの画像を勝手に使うには行かないので、祈りの道具屋まなかの商品画像で構成してみます。)

【1】日常に溶け込んで触れ合えるカタチ

家族が集まる、知人にも気軽に挨拶してもらえるリビングで一緒に過ごすシーン?
眠る前のひと時、ダイニングで今日の出来事を語り掛ける?
それとも、家事や仕事をする傍らで、見守ってもらいましょうか。
箱型ではなく、ステージ型(プレート型)の供養台はいかがでしょうか?
場所を整えながらも、圧迫感や威圧感無く、自然と家族の中に馴染んでくれるカタチです。

過ごす部屋から決めて、インテリアやスペースに合わせて道具を探すのも素敵です

触れ合うといっても、むき出しに置くより箱型の方がいい。そういう場合はミニマムな箱型=奥行き15cm未満・高さ30cm前後のタイプがおすすめです。
神聖感ある囲いの中に祈りの対象を祀れる、でもコンパクト。日常生活のすぐ傍らに存在を感じたい方に好評いただいてます。

他社さんでも奥行き15cm未満のいわゆる「ミニ仏壇」は選択肢が増えてます。検索のときに
[ステージ型 ミニ仏壇]  [ミニ仏壇 シンプル]
といったキーワードの組み合わせで見つけやすいかな?
(※いわゆる家庭用仏壇ではなく、仏像・本尊を祀るための正当なものも含めて出てきますが「厨子 モダン」等もミニマムな箱型が探しやすいキーワード例です)


【2】日常でちょっと改まって向き合えるカタチ

日常の中でも、手を止めて、席を移してほっと静かに向き合う方が心地よい……。区切りをつけて、静かに向き合えるお部屋やスペースは、自宅のどこにふさわしいか。イメージしてみてください。
インテリアを考えるように、テイストを合わせ、空間に合う祈りの場所を考えてみる方法。

寝室や書斎、リビングの中でも少し高さを出して……。など背筋がちょっと伸ばす場所作り。

部屋数に限りがある。置き場所にそこまで選択肢が無い。
そういう環境でも、たとえばお仏壇の扉を開け閉めすることで区切りをつけることもできたりします。

伝統仏壇でも、開く扉のスペースが必要になる観音開きだけでない、コンパクト開閉(蛇腹やロール、スライドetc)が叶うデザインが増えています。
動画で紹介しているまなかの「朝と夜」はスライド扉で、小物や道具をしまう引き出し収納も充実したタイプです。


【3】特別な聖域で手厚く祀るカタチ

部屋や置き場所がどこであれ、特別な聖域感をしっかり持ちたい。
コンパクトでもしっかり「仏壇」の伝統的な要素、叡智や力を借りて祈りの場所を作りたい。そうした希望を持つお客様も、少なくないです。
生きている人、誰ひとりとして知ることができない、死後の状態や本当のこと。だからこそ、脈々と続いてきた考え方や、多くの祈りを受け止め続けてきた存在の力が頼りになるのかもしれません。

まなかはコンパクトなお仏壇に安置できるサイズのご本尊もご用意しております。
また従来通りの仏式、各宗派様のお道具もお取り寄せ手配対応しております。

特別な空間にはしたいものの、宗教観として仏式でという希望ではないんです……。という選択肢に、まなかは「脚付き仏壇」というカテゴリで新しい提案もしています。

宗教観を問わない、祈りの道具を置くためのカタチ

説明しやすいよう、一般商品名的な意味で「仏壇」という言葉を使っていますがご本尊や仏具を置いても、置かなくても、「聖域」になるようデザインやコンセプトにこだわっています。
「MUKU」はシーン【1】のように日常に溶け込みつつ、日常家具とはきっちり聖域を分ける「脚付き仏壇」という家具のテイストです。
先の世代にも使い続けてもらえる、素材にこだわりました。
特定の宗教観を出さず、きちんと独立した「専用」の場所が用意できる。また、特に小さなお子様にも「お仏壇=怖い」と感じさせず、自然と暮らしの挨拶をする場所になっていると喜ばれてます。

「引と斥」はシーン【2】のように、落ち着いて想いを巡らせる時間を生み出したいという願いを込めて「家継具(かけいぐ)」を目指しました。
引き出しは、大切なものを納めるスペースで1人1か所、大切な人の場所を決めていただき、生前も亡くなった後も、思い出の品を引き出しから取り出して、想いを巡らせ、思い出話に花を咲かせて偲んでください。
引き出し1つ1つに思い出を収集していくことで、家族の大切な場に育てていく。そんな聖域作りのご提案です。

生前からそれぞれの「思い出箱」作りで、亡くなった後も想いが強く繋がれますように

暮らしに豊かなひと時と、前向きなご供養の時間が生まれますように。そう願いを込めて、まなかは祈りの道具をコンセプトから練り上げ、オリジナルで開発しています。

それでもやっぱり、仏壇=仏式道具が必要ですよね?

「仏壇」というのは「仏さまを祀る壇」であり、家庭に置くものに限らず、寺院の大きな須弥壇(しゅみだん=一段高さを出して祀っている場所。宗派や寺院によって装飾は様々ですが寺院の本堂でよく見かけるアレです)も仏壇です。
歴史的起源に諸説ありますが、現在わたしたちが「お仏壇」と呼ぶ家庭用のもの=「寺院の本堂」の機能をコンパクトに、自宅に持つための道具です。
そしてお仏壇に家族・先祖の位牌を合わせて祀って、冥福を祈ったりしてきた日本の信仰・風習のカタチが続いてきたもの。
なので「仏壇なんだから」ご本尊や仏具が必要という考えは、ある側面でやっぱり正しいです。
その側面の1つは、仏教の考え・大事にしていること。また、宗教・宗派が何かは別にして地域や家で続いていた慣習・風習の継承の意味ですね。

まなかは、ご供養の文化、風習や信仰として定着しただけの理由や意味あることを継承するという意味で、「従来のカタチでお仏壇を持てるなら、ぜひ受け継いでいかれてはどうでしょう?」と大賛成です。
それ以上に「従来のカタチが難しい(住宅事情や心情的に抵抗がある等)だけで祈りの場を日常から排除してしまうなら、無理に“決まり事だから”に固執しすぎなくてよいのではないでしょうか?」と思っています。
お仏壇に位牌を祀って、手を合わせて来た日本の風習は、偲ぶ想いの様式化。
大事なのは様式そのものでなくて、様式に表そうとした想いそのものですよね?

そうかもしれないけれど。じゃあ、実際自分のケースはどう考えたらいいのか。どんな選択肢があるのか。
自分の住まい事情で、希望はどうしたら叶うか?
祈りの道具屋まなか では専門スタッフが、購入以前のご供養に関する考え方からコーディネートについて、サポートさせていただいています。

ショールームはお客様個別の完全予約制
どんなご相談でも落ち着いてお話しいただけます

義務やルールに囚われすぎず、大切な人を想うことを優先していただけること。
暮らしの中に「祈りの聖域」を無理なく、あなたらしく持っていただけること。
まなかからのご提案はシンプルです。
「じゃあ、どうしたらそれができるのか?」
これからも、お1人お1人と一緒に考えていかれると嬉しいです。
そして「そんなことができる道具が無い!」「許される場所がない!!」ならば、「どうやったら作れるか?!」まなかは必要とされる新しい提案を、全力で生み出していきます!



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