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地域密着型ネット通販立ち上げ物語

はじめに

経営破綻後、ネット通販で今に至ってすでに10年は経過したであろうか。その間、当時立ち上げたショップは、或る企業に買い取って頂きまずは、そこそこの生活レベルに復帰、そして次のクライアント企業のネットショップを一から立ち上げ年商4億円までと実績を積み上げてきました。そして来年でその企業との契約も終了、その後は遊んで暮らそうかと思いきや世の中、そう甘くはないようであと少し仕事を続けなければいけません。この歳になると大きなコンサルティング契約も見込めずそのうえ雇ってくれる企業などほぼゼロといってよいかもしれません。となればまた一からネットショップを作りスタートするしかないと思った時、この時代だからこそニーズのある地域密着型のネット通販が思い浮かびました。なんといっても強みは、約800アイテムほどある商材の物流をもっていることである。その強みをうまく活用すれば今回のプランも必ずうまくいくと直感が働くのであった。

今回はその立ち上げの進捗を物語にしてみることにしてみました。新しい生活様式のはじまった今だからこその働き方や生き抜くための方法のひとつとしてなにかの参考になれば幸いでございます。

第1章事業計画書

「思い立ったが吉日」
早速ながら構想計画をまとめ、ネーミングとショップロゴを商標登録にまわし着々と準備が進みだしました。

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今もつ物流は、主に体にやさしい自然食品、健康食品のカテゴリに属する商材である。この業界の商品は、主に小売専門店によって販売されていたが、その専門店も後継者問題や量販店、ネット通販の増加により年々と減少している。今やネット通販での販売がほぼ主流になったといっても過言ではない。だがネット通販での購入者が増えると当然、競合店が増加し価格破壊等が進む。そうなるとネット通販で生き残れるのは、ごくわずかという状況下におかれてくる。そんな中、突如発生した新型コロナウィルスの影響からライフスタイルが大きく変わることが予想されてくる。一番大きく変わるのはやはりネット通販を利用した買い物である。そうなるとネット通販で生き残ることが更に厳しくなってくるであろう。だが、ネット通販の需要が高まれば大手プラットホームだけを利用するカスタマーにも動きが現れてくると予想される。何故なら巣ごもり生活が続いてくるとそのうち人恋しくなってくるであろうと考えられるからだ。今現在でもネット通販の顧客からは、店舗で直接買い物がしたい、近所だから電話注文で店舗で受け取りたいという問い合わせが多い。そこには店舗と顧客の距離感を縮めたいという心理が潜んでいるに違いないだろうと推測される。そこで今回の事業計画には大きな市場を狙わず地域に密着したスタイルのネット通販を盛り込んだ。これにより存続を続けようとする専門店の支援が可能になる。その中で注目したいのがウーバーイーツをはじめとするデリバリー注文のスタイルだ。近い将来一般の食品などもオーダーできるようになるであろう。そうなれば地域密着型のネット通販との融合も図れる。又、働き方改革が進行している中、こんな時だからこそ副業が活発になってきた。実際に店舗を構なくてもネット通販なら副業として成り立つ。そのネット通販に必要な商材の物流や厄介な商品登録作業などを支援するツールも準備しておけば、そういった人たちの役に立つであろうと考えている。ここ最近ではD2Cというスタイルが話題になってきているがここで考える構想は、DorB2Cとなるであろうか。実行に向けての課題は山ほどあるがこの事業の成功までの間の物語を少しづつ描いていく予定だ。

第2章 事業の立ち上げ

サイト構築

ネットショップで一番やっかいな作業がサイトの構築だ。事業の立ち上げで一番に急ぎ一番やっかいだからこそ一番にスタートする。なかでも商品登録作業には相当の時間を要する。その商品登録作業には過去に色々な課題や疑問を抱え続けた結果、自分なりのポリシーがある。そもそもカスタマーは通常商品を手に取り見てから購入する。だがネット通販では商品を手にとることはできない。だからこそ商品登録は、カスタマーに届ける商品と相違ない画像しかも一部始終が確認できるもの、商品に記載されている説明はもれなく記載することが必要だと思っている。

ところが大手企業をはじめ他の競合店では画像や説明を簡略化しているところが多い。それどころかパッケージや内容が変更されたにも関わらず古いままの情報で販売されていることも多々ある。その理由として何千、何万とある取り扱い商品をひとつひとつ丁寧に管理することは困難、また頻繁に変更される情報更新も困難だからだと言う。そのうえリーマンショップ(企業の社員が運営しているショップ)のスタッフたちからは、面白い意見もたくさんもらってきた。

そのうちの1つ、2つをあげてみるとひとつは、「不明な点は問い合わせを頂きそのうえでセールスを行うという戦略の一つです。」という意見。一文無しからネットショップを立ち上げ大手競合を相手に今に至った私は、当時この戦略を正に逆手にとったことがある。何故なら多数の競合が同じ商品を取り扱っているネット市場では、不明な点があれば他の店の情報を探してまわるカスタマーがほとんどであろう。その中で商品の一部始終を説明し、しかも他店より安く販売していればその店舗での購入率はいうまでもなく高くなると考えたからだ。そしてふたつめは「大手のショップがやっているのだから説明を簡略化しても構わない」といった右に倣えという考え方である。どちらも雇われの身独特の特徴が丸出しの意見であったがこのような実態があったからこそ私の戦略は、成功に向かったわけなので逆に敬意を表さなければならないだろう。

これらのことから今でも商品登録作業には、手抜きをしないことにしている。勿論、その分負担は大きくなるがその分、商品販売以外にも還元できるよう今回の企画に盛り込んである。そうすることにより手間暇かけた時間も無駄にはならなくなってくるのだ。

ちなみにサイト構築から商品登録作業までの一式すべてを外注に頼らず自分自身で行っていくことを補足しておく。

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