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叱ってくれる人を持つことは大きな幸せである。(松下 幸之助)

私たちは、子どもの時は親から、大人になってからは上司や家族から、叱られて時を過ごす。そして、もっと年を取ると、現実からしか叱られなくなっていく。しかし、叱られることは、子ども時代も、大人になってからも、気分の良いものではないから、叱られることからどんどん逃げて行ってしまう。そして、そのうち、誰も叱ってくれなくなるか、叱られていることに気
づかなくなっていく。

人間は、叱られることが少なくなると、自分の中で色々なことが完結して、自分の正義が、世間の正義であるかのように誤解してしまうようになる。自分のやり方が一番だと思ってしまうのだ。これが進歩が出来ない人間の原因だ。

だから、実は、いくつになっても、自分を叱ってくれる人間が必要なのだ。大人になっても叱ってくれる人間がいる人は、幸いだ。自分のあり方を見直せる機会を作ってくれるのだから。叱ってくれる人を大切にすることだ。歳を取れば、自分を叱ってくれる人は簡単にいなくなってしまうのだから。

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