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人間は、自分の心を起点として人生を創っていくものだ。

人間は非常に面白い動物で、心と身体のバランスもさることながら、心と行動のバランスを取るのが、非常に難しい。やらなければならないと思っていても、心がブレーキをかければ、その義務感は消えてしまう。やらなくてはならないけど、やらない!と決定してしまう。

逆に、川で溺れている人を見れば、とっさに行動をして、助けようとする。そんな時は、心のアクセルもブレーキも、全く作動しない。体が先に動いてしまう。しかし、行動をやり続けるためには、心のアクセルがどうしても必要だ。人間は、自分の心を起点として人生を創っていくものだ。だから、自分の心を強く逞しくしておかないと、やり続ける行動を取ることが難しくなる。そうなると人生もか弱いものになってしまうのだ。

だから私たちは、心を鍛えることだ。自分の思い通りにいかない状態を数多く経験して、心の体力を創っていくことだ。そういう意味で、失敗や落胆や絶望的な状況は私たちにとって必要なことなのだ。逃げることなく、失敗や落胆や絶望的な状況を受け入れることだ。

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