人生は一度しかない(藤子不二雄『まんが道』を読んで)
これを読んでいるあいだは、本当に青春時代に戻ったような気持ちになってしまった。けれども、その青春時代の思いは今もやっぱり残っていて、主人公である満賀と才野の姿を、自分に重ね合わせずにはいられなかった。
自分が決めた道を進むことの喜びだけでなく、その厳しさも描かれていて、まさに自分の夢を追う人にとって必読の書だと思う。そういう夢を追う人、特にモノ作りを生業にしようとする人を励ましてくれる名言がたくさん出てくるのもいいところだ。
「なんということだ! 人気絶頂の手塚先生が、4