お野菜のカルボナーラと空を飛ぶ猫
我が家には猫が一匹います。奥さん、息子にはなつきますが、私にはなつきません。奥さんが家に帰ると、ダッシュで迎えに行きます。息子が近くにいるとじゃれあいます。
私はそこにいない存在のようです。周りの笑い声だけ聞こえます。
最近も私がマツケンサンバを踊っていると、近所の危ないやつには近づくな、というような白い目で私を見下しています。
猫は一生に一度だけ、人間語を喋るらしいので、もし猫が私に人間語を話しかけたら『ニワカ乙かよ』って私に話しかけるでしょう。いつも私にはそんな表情です。
私はマリリン・マンソンの様な表情になります。
さっアンティパストカルボナーラです
生クリーム 50g程度
卵黄 1個
パンチェッタ (ベーコンでも可) 適量
粉チーズ 適量
お野菜 好みで(本来はホワイトアスパラガスですが、季節のお野菜でどうぞ)
レモンの皮(生クリームなのに軽やかになります)
① お野菜を茹で
卵黄と卵白に分け
➁ パンチェッタを炒めます
生クリームを注ぎ
野菜と粉チーズを入れ、味を調整します。ソースが煮詰まったら少しお水をいれ、味を調整して下さい。
味が決まったら火を消し、卵黄を投入。
火をつけたり消したりしながら、濃度を調節します。パスタのカルボナーラと作り方は同じです。
味が決まったら素早くレモンの皮をすりおろし、盛り付けます。
完成です。バゲットでどうぞ。
最近、彼はメタボなのでベランダの手スリに登りません。以前はサーカス団の様に、細いテスリを歩いていました。
昔、今日みたいな雪の降る寒い夜に、彼がいなくなりました。私は酒を飲んで酔っ払っていたのですが、息子は心配になって彼を探しにいきましたが、見つかりません。
私にも息子から探せと命令が入り、色々な部屋、外をくまなく探しましたが、いません。今晩はあきらめて明日探そうと、我々はご就寝。
次の早朝、昨日と同じ場所を探しましたら、いました。雪が積もる中、知らない方の車の下でブルブル震えています。
彼は5階から飛んだのです。私のイメージではクルクル周りながら、落ちたと思ったのですが、そのまま落ちたんですね。
急いでペットキャリーバッグに彼をいれ、バイクで動物病院に直行、診察。
診断は骨折。そのままギブスでも治るけど、びっこが治らないかも。完全に治したいなら手術もできますよ、と。
その手術費に私の目が飛び出ました。ビヨーンって感じです。こんなアホな表現しか見つかりません。
動物病院の方が私に、3回『ご、ご、5階から落ちたの?』と私に聞き返していましたが、私の頭はさ、さ、30万円?と頭が真っ白です。
いろいろ考えましたが、怖がりの彼に手術はかわいそう、と奥さんが言うので、100円ショップのワイヤーネットでペットケージを作り、エリザベスハットをつけ、2ヶ月後、びっこも引かず、完璧に治りました。
これだけ手厚くもてなしても、彼は私に対する態度を変えません。今日も私は彼の空間にいない存在です。それでも愛そう。
ボナペティート♪
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