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パンのサラダとブルーピリオド

私のお付き合いする友達、恋人の方々は、芸術系か不思議ちゃんか、変わった方が多い気がします。

私の奥さんも芸術家の方で変な人です。

私の大好きな漫画、ブルーピリオドを読んで何となく分かりました。

奥さんはイタリアにいる時に、フランス語を習っていました。うん、この人日本人?

私はしめ鯖が大好き

知り合いの和食の方が最高の鯖を船で釣って〆鯖にしたものを頂いた、と奥さんに伝えて家に帰ると、しっかり焼いてありました。

 んんん?しめさばだよな

とりあえず

物凄い脂が乗った焼きしめ鯖をご飯で美味しゅう頂きました。

私の両親に初めて奥さんがご挨拶をする日。

私がもの凄い緊張している時、彼女が私の両親に見えないように、ニッと私に自分の口を開けて見せます。

なんだろう?と思って口を見てみたら、グレープフルーツの皮を使ってマウスピースの様にして笑っています
 
世界観が違いますね、勝てません。

奥さんが背が低いのをいいことに、彼女が絶対手が届かない戸棚に、少しエッチな雑誌を隠しておきました。

奥さんを見ると、彼女が自分より高いその戸棚を何回も叩いています。  

んーーんーー開けるなと念じます。

彼女は嫉妬するタイプでもないし、詮索するタイプでもない人なので、本人は天然でバン、バン、バンと叩いています。

この戸棚の建て付けが悪い、バン、バン、パンと叩いています。

私は気が小さくて疑心暗鬼な人間なので、バン、バン、バンと彼女が戸棚を叩くたびに、鼓動が震えます。 

無邪気に戸棚を叩く、それに怯える構図です。

さっパンツァネッラ(パンのサラダ)です

バゲット 半分
トマト  1個
キュウリ  1本
玉ねぎ  4分の1
EXヴァージンオリーブオイル  30g
赤ワインヴィネガー  14g
バジル  適量  (今日はジェノベーゼ)

パプリカ  1個半
アンチョビ 2枚くらい

①  トマト、オイル、ヴィネガー、アンチョビ、バジル、塩をブレンダーでソースにします。

➁  野菜をすべてカット、パンをちぎって

➂  すべてをボールにいれ

手ですべてつぶしなから、塩、ヴィネガーで整えます

器に盛り付けて完成です 、パンツァネッラは家庭料理なので皆さん作り方が違います。

カリカリパンで作る方、パンを水で戻して作る方、などなど色々アレンジがあります。

私の数少ない友人にココリコ田中さん似の人がいます。

前に書いた、素敵な人たちしかいない冷凍庫の会社で知り合った人です。

当時、私は冷凍庫の中で荷物搬入&搬出のお仕事、一方彼は荷物をお店に配送するお仕事。

配送のお仕事を終え、職場の工場に配送の人たちが戻ってきます。

倉庫のお掃除をしている時に彼がいました。

彼はココリコの田中さん似だったので、私はおもちゃを見付けたように、『ココリコ〜、ココリコ〜、田中〜、田中〜』と冷凍庫からさけびます。

トラックが40台ぐらい止まっている、大きい駐車場で配送を終え、箱が散乱しているのをお掃除している彼は、ん・・・んんっ??

何だ?どこからだ?という顔をしています。

彼が振り向くたびに、私は何事も無かったように口笛を吹きながら、同僚と談笑。

彼は(何だ?今の。)と首を傾げながら、お掃除を始め数分立つと

『ココリコ〜、ココリコ〜、田中〜、田中〜』
 私が叫ぶたびに、彼が振り向きます。

私は再び何事も無かったように、口笛を吹きながらせっせとお仕事。

十回以上、繰り返し繰り返し『ココリコ、ココリコ、田中、田中』と続ける度に彼は振り返ります。

定時になり私は飽きたので退散、彼は首を傾げたまま(・д・)チッという顔です。

彼は当時劇団のお芝居をしていたので、しょっちゅう配送を休みがちでした。

当時、そういうハミ出しものは冷凍庫にすぐ左遷されてきます。

あとで彼と初めて話した時に、私が彼に、何か上から叫ばれて無かった?と質問すると、

すぐに彼は『お前かー💢』と納得し、それからすぐに意気投合しました。

彼は今まで出会った方の中でも、私が持っていないものを沢山持っていました

私は自分が何をしたいのか分からなくてもがいてる最中に、彼に出会えたのはラッキーでした。

それから私はイタリア、友人は本格的に役者の道へ進みます。

人生は面白いですね
 
今ではお互いが遠い居場所なので、私はエイプリルフールの時、彼に今の近況を少し盛ってLINEします。

彼も必ず少し盛って返してくれます。

内容は下らないです。

私は昔ジャニーズJrで踊っていたとか、

今でもソレが続いている七夕の様な、エイプリルフールのLINEです。

ボナペティート♪


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