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【DAY5】 高校生のころの考え方 Part1


“高校に入学した時の成績の順位は卒業する時までそう変わらないよ…”と同じ高校に通っていた近所の先輩に聞き、私の高校生活は始まりました。医学部に行くならば、この高校で上位に居なければいけないと思い勉強に励み、そして高校生にしかできないことには思いっきり打ち込む3年間にしようと考えていました。

まずは高校1年生。初めの定期試験で思ったよりは校内順位が良く、このまま成績を保っていければ!と思いました。しかし、そう思ったのも束の間、授業の内容は分かるけれど試験になると解けないということが多くなっていきました。駿台全国模試では全国偏差値50を切ることも。それでも医学部に行くことは諦めていませんでした。この頃も医学部に対するイメージはまだあまりなく、ただ行きたいと思っているだけでした。そもそも医学部がある大学も数校しか知らず、進路希望としては家から比較的近い大学を考えていました。(群馬大学、千葉大学、自治医科大学など)

1年の後期になり、余りに数学の成績が酷かったため、数学教師に相談に行きました。“これじゃ医学部には行けない”とはっきり言われました。自分でも分かっていたつもりだけれど他の人からもはっきりと言われたことは初めてで、少しショックを受けました。
そんな私のことを1年生の時の担任はとても応援してくださる方でした。(高校3年間を過ごし終わった今でも1番だと言えます。) 実力テストや模試となると点数が取れなくなる私でしたが、成績の評定は悪い方ではありませんでした。担任からは指定校推薦を薦められ、医学部への道を広げてもらいました。私の高校では当時北里大学、聖マリアンナ医科大学、獨協医科大学の推薦があり、それらを目指すためにこれからも理数科目だけに絞るのではなく国語や社会も頑張ってほしいということでした。推薦入試ではなく一般受験推し、そして国公立偏重の公立高校だったので、推薦入試を薦められたのはこれが最初で最後でした。

高校2年生。1年生の時に医学部に行けないと断言した数学教師が担任となりました。模試や定期試験の後など頻繁に個人面談をしてくれる先生でした。その分、今の勉強の状況や進路についても言及されることが多く、面談の時はいつも緊張感がありました。陸上部に所属していながら生徒会長も務めていた私に時間の使い方のアドバイスをしてくださったり、数学の勉強のポイントをしてくださったり、何とか医学部に行くためにたくさんの指導をしてくださったと思います。

そして、私が第1志望を明確に決めたのは高校2年生の夏でした。日頃見ていた自治医科大学のオープンキャンパスに行き、外観だけではなく、大学の特徴や学生の雰囲気などを知って、改めてこの大学に行きたいと思いました。その数日後に国公立大学の医学部のオープンキャンパスにも行きましたが、自治医科大学で感じた興奮や感動はなく、より一層自治医科大学にしか行きたくないと思いました。
これをきっかけに推薦入試や国公立医学部の受験は私の中の選択肢から消えました。高校2年当時の成績からはやはり医学部合格は難しく、さらに1番に目指す大学が私立ということで、あと1年と少しで合格するためにはその大学に合った対策を徹底的に行い、わき目も振らずに頑張るしかなかったからです。12月には赤本を買い、冬休みから解き始めました。もちろん未履修の単元もありましたが、解ける問題はほとんどなく、1年後の合格は現実的ではないと感じてしまいました。
~高校3年生、受験シーズン編に続く~

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