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SNSでの発言、いま一度ご確認
最近のSNSでは、育児をしている人たちを指して「お子持ち様」という表現を使い、批判的な意味合いで呼ぶ人がいるようです。このような言葉の使用は、表面的には単なるジョークや皮肉に聞こえるかもしれませんが、深くは社会的な配慮や敬意を欠く行為とも捉えられます。
言葉には力があり、公の場での発言は特に慎重に選ぶべきです。自分の中だけで思っている分には問題ないかもしれませんが、声に出したり行動に移すことは避けるべきだと思います。
マタハラになりかねない
「お子持ち様」という言葉を使用することで、意図せずマタニティハラスメント(マタハラ)につながるリスクがあります。
この言葉は、子持ちの従業員に対する否定的な感情や偏見を表す場合が多く、職場での不公平感や排除の感情を助長する可能性があります。
マタニティハラスメントには大きく分けて2種類ありますが、そのうち1つの「状態への嫌がらせ型」に該当することが考えられます。具体例は下記のようなことです。
同僚から「こんな忙しい時期に妊娠するなんて信じられない」と繰り返し言われ、精神的に落ち込み業務に支障が出ている。
マタニティハラスメントまでには至らなくても職場や会社の存在にとっても下記のようなリスクが考えられます。
社員のモチベーションの低下
優秀な人材の離職
ステークホルダーからの評価の低下
マタハラにつながるような発言や賛同するような意見が出てきていると感じられるようになった時には、職場での対話や政策策定において、すべての従業員が公平に扱われ、支援される環境を促進することが重要だと考えられます。
批判の対象を見つけている
「お子持ち様」という表現を使う人々は、単に子供がいる社員が優遇されていると感じているわけではなく、一般的に批判の対象を探している傾向にあります。
このような人々は、職場に限らず、様々な状況で不公平や不満を感じやすく、その感情を他者に向けることが一種の習慣となっています。
企業や組織では、全従業員が感じるストレスや不公平感を軽減するために、コミュニケーションの改善や職場環境の整備に努める必要があります。
否定的な感情は自分ひとりの場所で処理する
批判的な感情や不満がある場合、ネット上の公の場で発散することは一時的にすっきりすることがありますが、適切ではないと思います。言ってしまえば公の場で堂々と排泄していることと同じだと考えています。
批判的な感情や不満を公の場で表現する代わりに、個人的なスペース、特に家族も見れない自分一人だけの場所で処理することをお勧めします。
簡単な方法の具体例としては、不満や怒りを紙に書き出して、その後それを破り捨てることです。この行為は感情の解放に役立つことがあります。
このプロセスを繰り返すことで、心の落ち着きを取り戻し、冷静な判断ができるようになるかもしれません。また、この方法は感情的な発散を助け、SNSなどの公の場で不適切な発言を避けるのに役立ちます。
発散しないことが良いことではないことも知っておいてほしいです。発散はしてください。発散させず我慢し続け不満をため込むと限界を超えてメンタルが崩壊してしまいますのでご注意ください。
最後に
公共の場での言葉の選び方一つ一つが、周囲の人々に対する敬意と理解の表れです。より寛容で理解ある社会を形成するための一歩となると考えています。
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