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世の勉強論が怪しい


勉強論では偏ったものがあります。
それは「解法の暗記だと成績はのびない」論や、「しっかり考える能力をつければ成績がのびる」論、「小学生にAIを使わせると問題」論です。
これらの考え方を分類してみます。

天才の学習法の一例

天才の東大合格エピソードがあります。
その人は、教科書や参考書を一度見ただけで全て覚えてしまうそうです。
その結果、東大の入学試験中は、写真のように記憶した教科書を頭で読みながら問題を解いて合格したそうです。
いわゆるフォトグラフィックメモリーの能力の持ち主です。

丸暗記の重要性

この物語は天才のエピソードですが、言い方を変えると「ものすごい丸暗記能力の持ち主」のエピソードと考えることもできます。
丸暗記って受験に大切だということです。
※もちろん覚えた記憶の利用の仕方も必要ですが。

勉強論の問題点

丸暗記的な勉強方法を否定する意見は多いです。しかし、上記のような天才型の丸暗記の勉強方法を否定する人は少ない。。。。。。
つまり、世の中にある勉強論は案外あてにならない、ということです。
ここでは勉強論の間違いを考えていきましょう。

  1. 「○○だけ」型

  2. 「誰に対してかわからない」型

  3. 「ゴールがわからない」型

「○○だけ」型

こちらは、「丸暗記だけしていたら成績が伸びない」や「英文法だけでは英語が話せるようにならない」といったような論理です。
当たり前ですよね。
何か一つだけやっていれば成績が伸びるわけではないです。
しかし、だれも「これだけやっていれば他は何もしなくていい」とはいっていません。
例えば、算数で計算能力は重要です。
しかし、計算練習だけでは受験合格はできません。
当たり前ですよね。
しかしなぜか「計算練習だけではだめだ!」と反論する人がいるのです。
この論理を言っている人は、ポジショントークをしているとしか思えません。

「誰に対してかわからない」型

その勉強方法が誰に向けたものかわからない、ものです。
例えば、英語の勉強を始めたばっかりの人には単語の知識や、英語の基本的な文法構造を学ぶのは重要でしょう。
ただ、英語上級者がさらに英語力を伸ばしたいときの勉強法ではないでしょう。
また、小学低学年の初学者と50代の初学者では勉強方法もかわってきます。
しかし「誰に対してかわからない」型は、対象がボヤーっとしています。
しっかり考える能力を付ければ成績が伸びるのは当たり前です。
でも、脳がまだ発達しきっていない小学生にとって、大人のような論理力を身に着けるのはとても難しいです。
それなら、小学生特有の直観力をいかした勉強法も取り入れるべたらいいです。

「ゴールがわからない」型。

こちらは、ゴール(目標)が決まっていないで話している形です。
インターネットやAIを小学生の頃から使わせると、思考力や感受性が落ちるという意見があります。
仮に、この論があたっているとしても、どうして思考力や感受性が落ちてはいけないのでしょうか。
何のための思考力であり、なんのための感受性でしょうか。
ビジネスのための思考力であれば、ネットやAIを駆使すれば中途半端な人間が考えるより良い結論を導き出せるはずです。
また、ネットやAIを利用して結論を導き出すことだって、考えているといえます。
ここらの前提やら目標やらが曖昧な論理です。

以上のような勉強論はすべて不完全です。
ただ間違いではありません。
それでは、どうすれば効果的な勉強論を見つけることができるでしょうか。
それは次回で!

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