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日々の生活の中に「自由研究」を取り入れよう!


「自由研究」とは?

マナビノキでは、ワークショップやスクールでの「マイプロ」など、体験型の学習と子どもたちの興味関心、好奇心を伸ばすという学びをメインにしています。

子どもたちが、自分の好きなこと、やりたいことを自由に研究する、まさに「自由研究」です。

身の回りのこと、最近気になっていること、今、自分が興味があるものについて、調べたり、実際にやってみたりしたことを、自分なりに、メモしたり、まとめたりしながら、自分自身の生活に還元するような活動、そういった取り組みです。

昔は「自由研究」という教科が小学校にあったって本当?

実は、この「自由研究」、昔は、小学校の教科の1つだったと言うことを皆さんご存知でしょうか。1947年の学習指導要領には、算数、国語のような教科の1つとして「自由研究」という時間がありました。実際に子どもたちは、「自由研究」という時間で、それぞれに関心を持ったことに取り組んでいたそうです。しかし、高度経済成長がやってきて、系統的な知識・技術といった基礎的な学力、工業的産業的な教育、そして受験社会というのが学校教育の軸となり、当時目指された「自由研究」という教科は学校教育から姿を消しました。

その後、画一的な教育の中で、子どもの関心を伸ばすことに立ち返ることが必要だという一部の先生たちの活動から、夏休みの宿題として復活し、子どもには、長時間自由な時間となる夏休みの中で、有意義な学びをしてほしいという意図で、今のスタイルになったそうです。

最近では、そんな「自由研究」の「自由」がやってもやらなくてもいいという「自由」にとって変わり、自由研究に取り組まないというという学校も増えてきたそうですが・・・。

自分の学びたいこと、好きなこと、興味関心から学びをスタートしよう

「自由研究」はテストのための勉強ではなく、自分の学びたいこと、好きなことを自由にやれる学びです。

自分が今、何に興味関心があるのかを見つけることは、自分の身の周りにアンテナを張る事です。「あれは何だろう?」「どうしてこうなるの?」「どうやって?」など、身の回りの「?」を自分で感じたり、見つけたりすることです。

受け身の学びばかりをしていると、この感じたり、見つけたりする感覚まで段々と鈍ってしまいます。

「なぜ?どうして?」と知りたいことやりたいことで溢れた世界は色とりどりですし、そうして目まぐるしく変わる生活や環境の変化、新しい変化を楽しみしながら生きられる方が、絶対に楽しいはず!と思います。
「日常に自由研究を!」というわけではないですが、日々の中で「子どもが自由に選ぶ」ということを大切してほしい、そう思います。

「自由」って、実は1番難しい・・・


「自由」というのは、案外くせ者です。そこから離れてしまえばしまうほど、自分で選ぶ、自分で決めるが怖くなってしまいます。

もしそういった姿が子どもたちに見られた時は、「この中から選ぶ」と選択肢を絞ってあげたり、いくつか例を挙げて「自分で決める」というところからスタートするのがいいかもしれません。

日常生活の中で、まずは選ぶ、決めるをやってみましょう。
「今日は、どんな服を着たい?」
「何を食べたい?」
「どこへ出かけたい?」
「何をしたい?」

それがいずれ「何を学びたい?」「どんな学校に行きたい?」「どんな仕事に就きたい?」と続いていくはずです。

日々の暮らしの中に「自由研究」を!

自由研究の「自由」は自分で選ぶこと、決めること。そして「研究」は、自分で考え、工夫すること。日々の生活の中にも、ぜひ、「自由研究」的な要素を盛り込めるよう、意識してみてください!

ぜひ、ご家庭でも、それぞれのマイプロ、自由研究、取り組んでみてはいかがでしょうか。


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