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12/27 児童文学読書会『ちいさなちいさな王様』開催レポート

今回は初めての平日、夜開催でした。
寒い夜でしたが、明日館の小教室はエアコンに電気ストーブまであり、とても暖かい。
参加者は主催1名を含めて7名。2名の方が初参加でした。
参加回数が2回目、3回目の方もいてありがたい限り。今回の参加者の方は私(国語科の教員)を含め、本に関わるお仕事をされている方が多かったです。児童書の研究をしている方や書店で働かれている方、最近古本屋をはじめた方もいました。

読書会で挙がった意見は以下の通りです。

・子どもにすすめたい。子どもなりに謎を感じる部分があって、くいつきそう。
・ちいさな王様が、一番えらいという世界がうらやましい。現実の世界では、実際的に人の役に立たない人は、肩身の狭い思いをすることになっている。
・年をとると枠にはまって、保守的になる自分がいる。王様はその対極にいる。
・わりと物語のメッセージが直接的に述べられ過ぎているように感じた。そのメッセージ自体はおもしろいが。
・忙しく、目の前のことしか見ていないと、人は想像力を失っていく。王様は想像力そのものだと思う。

主催としては、想像力を豊かに持つことが、繰り返しの日常を彩り豊かに過ごす一つの方法だと思いました。あるいは、繰り返しの日常をガラッと変えるのも想像力かもしれません。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

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