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責任を持つということを学んだ 高校野球

野球でもスポーツでも仕事でも、大切なこと

それは、自分で自分の責任を感じて取り組むこと

自分の生活ややることに責任を持つことが1番の成長剤である。
自業自得というが、結構悪い時に使われるイメージでも、得をした時も自分の業のおかげということでも使いたい。

僕はそれを野球で学んだ。

野球指導の問題点

そもそも野球はキャリアにおいて、周りのコーチから色々なことを言われるが人によって違うアドバイスが多い。そのことによって真面目な選手が間違った指導を真に受けて、もう悲惨なスイングや投げ方をするときもある。
そういったことを防ぐのはやはり選手が自分の身体を知って考えを持つこと。

高校野球には、特に僕の高校には学生コーチが数人いた。
特に大学生になって、体育系の大学に通ってる人や、教員課程を受けている人が主に、大人のコーチや監督と共に教えてくれる。

その人たちがまぁひどい(責任感を教えてくれたという面では良いコーチ)

笑えるコーチの例を二つ

僕の高校卒でアメリカで野球の審判の勉強をし、帰国後に野球部を訪れ、

「フィジカル的なことからメンタル的なことまで、色々な相談をしてもらえたら嬉しいです。アメリカでの経験を活かせればと願ってます。
毎日来るので宜しくお願いします」

と言ってその日が最後の出席だった人、
(自由の国アメリカ)

元僕の高校のレギャラーで、大学に入り、
コーチでたまに来る傍ら
宇宙飛行士を目指しては断念し、Exile系のグループに志願したが受からない。
同期の選手が試合中かなり重要なことを彼に質問し、
「あ、うん、まぁ良いんじゃね?」
と答え、実際に実行した同期が、大人のコーチに死ぬほど怒られた。

なぜか○ンタマにデッドボールが当たった選手の
○ンタマをチェックし、
「大丈夫そうです」と監督に報告した功績を残し辞めた人などがいた。

そのコーチの肝は座ってそうだった。

大丈夫そうです。


そうゆうことがあるため、
自分達で責任を感じて取り組むことが大切だった

泣いた学生コーチ

ある日の練習、僕たちの課題は「守備の連携」であった。特にチームの底上げが必要とされ、あまり広くグラウンドを使えない僕達は、全面グラウンドが使えるこの日をフル活用したかった。

練習は長打を打たれた際の連携。
細かい話になってしまうが、野球は守備の一つの送球がそれるだけで試合が決まってしまうスポーツなのだ。特に技術自体は高かった僕達は、私立との差の一部をここに見出していた。
ランナーを付け、それぞれの場面をセットし、外野を抜けるような打球を打たれたときの対処法を考え、反復する。(ちなみにこの考えは僕の仕事で凄く役に立っている)

そのノッカー(肝心の打球を打つ人)は学生コーチ。秋から指導始めた大学生、僕達の母校の野球部出身だった。

だが打球が外野の奥に行かない。ノックの力が足りなかったのだ。
練習の空気も重くなる。

これは僕達がやりたい練習ではないと。


チームの一人が不満をこぼし、もう一人が不満をこぼしたところ、

「じゃあお前らがやれ」

と、言われたので、選手の一人が打球を打ち始めると外野にスイスイ打球が行き、むしろ打球が強すぎたぐらいだった。

チームは盛り上がり練習も活気付いた。これだよこれ!と。
オッケェー!
ぃよっしゃー!
ナイスボール!
表投げろよ!
ぃよっしゃー! などの声がかかっているところに、ようやく監督が練習に現れた。

良い練習をしているなぁという感情が伺えるが、
なぜ選手が打っている?となった。
その学生コーチが呼ばれ、監督と話している。
僕達は一瞬何を話しているか気になったが、
学生コーチがなぜか泣いている。多分悔しかったんだろう。
そのコーチが泣いているのを見て、

ぃよっしゃー!!!

と言ったのは紛れもなく僕です。ごめんなさい。

性格わる!

(皆も言ってたから。。)

それからその学生コーチは昼間学校のグラウンドで一人でネットに、向かって打ち込んでいる。
明らかな不法侵入(笑。そして校舎から見ている僕達からすると完全に変人である。

もう一つ彼の功績を紹介を

監督がそのコーチに我々の筋トレメニューを全部託した。僕達は、半期に一度筋肉数値を測り、現状と来期への目標が出る。チーム全体の平均値で他のチームと競うことも出来る。冬前に測り、冬の後に測り直すことでどれだけ成長したかが分かるのだ。冬のトレーニングは厳しい。なぜかというとどこの高校も厳しいからだ。筋力量を増やさないと他のチームに勝てないのは明らかである。

冬を越して春、計測したところ、チーム全体の筋力数値が減っていた。

冬は我々はトレーニングしかしてないので大幅に増えるしかない。

減る。

なぜ。

筋トレしかしてないのに筋力が減る。

逆に難しい。

最後に、

試合前のルーティン(同じ動作)をすることで、試合へのコンディションを整いやすくするというものがあったが、そのコーチが始めた試合前の瞑想というルーティンを始めてから弱くなった。

確実に弱くなった。

もう逆に、怖い。

その時思った。自分でしっかりしようと。

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