見出し画像

講師道 #16|風邪への対応 〜己との闘い〜

講師にとって体調管理は仕事のひとつ。特に喉は大事です。

しかし、どんなに気をつけていても不調の波はやってきます。そんなとき、為す術なく病魔に屈服してしまっては講師の名折れというものです。

喉はガラガラ、体は極寒、頭は灼熱、中止にできない明日のセミナー。絶望を通り越して怒りがふつふつ湧いてくる。
「(風邪を)駆逐してやる!」
そんな貴方に送る特別編、今回は風邪を引いたときの荒療治を紹介します。

この方法を実践した翌朝、貴方はきっとこう言うでしょう。
「ああ…なんだ… 風邪が…やんだじゃねえか…」

1.捕捉

風邪を完全に予防するのは不可能ですが、完全に風邪を引いてしまう前に抑えることは可能です。小さな異変でも構いません、何か変化があったときにはそれを観察しましょう。食欲、体感温度、喉、鼻、頭、など体の変化だけでなく、室温、湿度、エアコンの風など、環境にも気を配ります。
「あ、、これ、このままだと風邪引くんじゃね?」
そのような予感がしたら、戦闘開始です。

2.準備

病院に行って薬をもらいましょう。処方してくれる薬は市販薬とは比べ物にならないくらい効きます。

それが難しかった場合は、薬局で買いましょう。筆者はいくら漢方をオススメしています。葛根湯、銀翹散(ぎんぎょうさん)など、症状にあわせて買い込みましょう。あとは、栄養ドリンク(ノンカフェイン)も3本程度買っておきます。

そして、それとは別に戦闘準備です。以下のものを用意してください。
・ポカリスエット(最低4L)
・お風呂(追い焚き機能があるもの)
・布団(多め)
・タオル(多め)
・着替え(パジャマ・下着を数着)

3.投薬

まずは薬を飲みましょう。その薬に適した飲み方で。食前・食間と書かれたものは空腹状態のときに、食後と書かれたものは胃にものが入っている状態の時を指します。
栄養ドリンクは、食前・食後・食間と事あるごとに流し込みます。直接腸の粘膜に叩き込むのと、食事と混ぜることによってゆっくり吸収させるためです。栄養ドリンクとポカリスエットを混ぜて飲んでもいいでしょう。

4.戦闘

ご存知でしたか?ウイルスは、37℃を超えたあたりから死滅することを。我々に必要なことは体の芯まで灼熱の状態に持っていき、菌という菌を駆逐することです。

風呂を沸かし、長時間つかります。お風呂の温度は44~45℃、夏場は42~43℃が好ましいでしょう。ポカリスエットで水分補給しながら体を温め、汗で老廃物を流し続けます。

お風呂上がりにくらくらになったら即就寝です。何重にも重ねた布団に潜り込みましょう。夏であっても布団を重ねます。もちろん、体を温めるためです。しつこいようですが、ポカリスエットで水分補給しながら体を温め、汗で老廃物を流し続けます。タオルで汗を拭きつつ、それでもぐしょぐしょになったら着替えます。

かなりの苦行ですが耐え抜いてください。まだ見ぬお客様が貴方のセミナーを待っています!

5.勝利(おわりに)

朝、その目覚めはとても爽やかで、小鳥のさえずりは嵐が去ったことを報せてくれます。究極完全体へと進化した貴方は、最高のコンディションでセミナー会場へ向かうことでしょう。

見敵必殺、見敵必殺。セミナーの妨げとなるものは、ことごとく排除するのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?