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第5回 『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』 オンライン読書会を開催しました

3月6日(土)、第5回目のオンライン読書会を開催しました。
クラウドファンディングのリターンの方3名、有料チケットの方1名の計4名のご参加でした。ファシリテーターは高橋ライチさんです。

チェックイン

会への参加にあたって気持ちを場に向け、お互いを知るために、ひと言ずつ発声する時間です。「一口感想」と「きょう楽しみにしていること」をお話しいただきました。

・中学生のときにこれを言ってくれる大人がいたら、どれほど救われただろう、と思いました。感じたこと、もっと知りたいことを皆さんと話せるのを楽しみにしています。

・学生から大人になるときに、お酒飲むなって言われてたのに、"飲みニケーション"と言われたり、いきなりジャンプしがちなところに、この本は架け橋になって紹介してくれている。自分のこともふりかえりながら、皆さんの話を聞けたらいいなと思います。

・この本に書いてあるようなことをわたしの周りで実行している人はいるけれど、書籍という形になっているのが斬新。率直だけれど言葉を選んだ文章に、著者自身の経験や思いからのメッセージを感じる。各項の終わりのワークシートを記入してみたら、一人でやるだけではもったいなくて、他の人にもシェアしたいと思い、参加しました。

・「気になったテーマを読んだだけでもOK」とのことで参加しました。どんな感想があるのか、それを聞いて自分がどう思うのか、考えが深まったらいいなと思います。

それぞれにきみトリの特徴をとらえてくださっていることを感じ、著者としては深い感謝の気持ちが湧きました。これからはじまる具体的なシェアがより楽しみになるチェックインでした。

今回は稲葉麻由美さんがお休みだったので、全体でも6名という少人数の良さを生かし、一つの輪で、章ごとに区切りながら感想を語り合っていきました。

第1章 【あなた自身の心と身体のこと】

「自分自身に目を向けてみよう」という章。
テーマは、思春期、性と生、体調、お酒 です。

まずは「性」についてのシェアから。「漫画における男の子のほうが主導権を持っているほうがいい」という表現の多さについて(きみトリ p.28)。

・子ども時代、少女漫画から知識を得ることが多かった。男の子に好かれる女の子、男の子らしさ・女の子らしさの表象の影響を知らないうちに受けていたと、大人になって気づいた。
・恋愛や性について公の場で語るのはタブーで、家庭でも話さない。中途半端なまま大人になって、どうしたらいいか困ることが多かった。

続いて「体調」についてのシェア。

・体調に関して自分なりのトリセツがあったつもりだったけれど、それでも対処しきれないときがある。どうやって社会を生き抜いていくか、大人自身も考え続ける、トリセツをつくり続ける必要がある。
・以前の職場では、体調が悪くなったら、「自己管理がなってない」と言われた。でも人間は機械ではない。「体調が悪いときだってあるから休めばいいよ」と、子どもには伝えたい。

後半は、「思春期のトリセツ」の「コントロールしてくる人からは距離をおこう」(p.21)の箇所に関心が集まりました。

・思春期は、「コントロールしてくる人」と交わって心身の調子を崩すことが多かった。「一定の距離をとる」ができなかった。やり方がわからないし、しんどいけれど、その人たちがいなくなって孤立するのも怖かった。
・コントロールされてることに自分が気づきにくい。強い言葉で言われると、「自分が悪いのかな」とまず思ってしまったり。別の人に相談してみたら、コントロールされていたと気づけた(セカンドオピニオン)。子どもの頃は従わなくてはいけない場や関係も多いから、「あなたの考えは正しい」と言ってくれる人が周りにいないと、肯定的に思えなかったかも。
・「大人の言うことを聞いていれば、一定の安定や成功がある」という価値観の中で、誰かに答えを出してもらうのではない。自分で考えて答えを出していかなきゃ。自分も初めて学んでいる。子どもには大人の背中を見せ続けるしかない。
・わずかな違和感を無視しない。違和感を大事に、口にしていく、なかったことにしない。

「思春期のトリセツ」の「コントロール」についてのくだりを、わたし自身は「身近な大人による関わり」ととらえていたのですが、皆さんのお話を聞いていて、友人や同級生との関係の中でも当然起きることだと気づきました。ケースによっては、「モラルハラスメント」という言葉でも言い表せるのかもしれません。ここで出た話は、第2章の「友だちのトリセツ」や「人間関係のトリセツ」にもつながります。

・子どもが違和感をもっている中でこの本を見たら、気づけるかもしれない。教育を劇的に変えていくことは難しいけれど、きみトリのように文化として広げることを大人の立場としてやっていくことはできる。
・「自分で選択し、その結果を引き受ける。引き受けられないときは大人に助けてもらう(p.18)」はすごいエール。できるだけ子どもに体験させたい。見守るのも胆力がいるが、できないところは大人が助けて、先回りで子どもの失敗を奪わないようにしたい。

大人になったからこそできることがある、という勇気が湧いてきます。

・大学から始めた登山が趣味。山で呼吸を整えているうちに、呼吸の効用に気づいた。20代前半の苦しい時期に深呼吸をしていたのを思い出した。

10代、20代の頃に、何に出会って、支えられていくのか。きっと人それぞれにありますね。よきものとの出会いのシェアに、みんなで一緒に山に行ったような気持ちになりました。

第2章 【あなたと誰かの関係性】

「自分以外の他者との関係性に目を向けてみよう」という章。テーマは、友だち、会話、恋、怒り、いじめ予防、人間関係

休憩を挟んだあとは、「友だちのトリセツ②」の「友だちは、基本好きだけど苦手なところもあるぐらいがちょうどいい(p.79) 」についてのシェアから始まりました。

・「はあああ〜(感嘆)」となった(笑)。健康的なお付き合い!
・「人に気に入られていないといけない」という気持ちが強く、友だちの言動に違和感を覚えても、自分のほうが変なのでは?と変換していた。
・学校の世界がすべての時期は、関係が密になりやすかった。「グループ」では、お互い全部肯定しないといけないような感覚。所属意識は満たされるけれど、気軽な人間関係とはちょっと違ったかも。

自分を偽って、好きでないものも好きと言わないとそこに所属していられないように感じる時期......わたしもしょっちゅうあったなぁ。わたしの場合は、その苦しさから逃げるために自分の「孤独の時間」をつくったり、大人になってからは場づくりに興味が向いていったのでした。

・我が子との関係が頭に浮かんだ。家族は関係が近いから、依存が強くなったり、価値観を押し付けたりしがちだけれど、一人ひとり違う人間。自分の気持ちが伝わらないこともあるし、子の気持ちがわからないこともある。

なるほど!誰との関係でも、「自分と一緒くたにならない」ことが大事なのでしょうね。逆に言えば、「家族とも距離感を保っていい」と自分に許可を出していくことでもあるかもしれません。

・「物とも友情を結ぼう(p.81)」子どもの時にこの発想が聞けていたら救われただろう。クラスの集団に入るのが苦手で、息苦しさや孤立の不安があった。家に帰ってきて、好きなものにふれたり、何かを集めることに癒されていた。
・孤独な時期に物も友だちだと思えると心強い。公園の中の好きな木がある。あの木も友だちなのだな。

ここでライチさんが、「わたしも近所の公園に挨拶する木があります」と告白!「話してもらうと、"わたしも!"って言いたくなります」。確かに、何もないと出て来ようがないささやかなことも、本というきっかけがあったり、感想を話す場が設定されていると出てきますね。読書会っておもしろいです。

続いて、「会話のトリセツ」についてのシェア。

・「会話のトリセツ」のリアクション例(p.93)、自分もこんなふうに言っちゃってないかなと思った。
・雑談や世間話が苦手。何を話したらいいかわからない。この項を読んで、わたしは対話が好き、対話がしたいんだとあらためて感じた。「まじめな話をするための設定(p.94)」から自分が対話っぽくしていくことも可能、できるかも!と光が見えた。

「怒りのトリセツ」

・「自分ではそんなに怒っていない、わたしと怒りは関係ない」と思っていたけれど、ここを読んで「怒っているかも!」と気づいた。雰囲気は悪くなるし、状況も良くならないのに、日々小言を言うメンタル状態を抜け出せないでいた。項末のワークを一生懸命やって、冷静になれた。

「怒り」で紹介したワークは即効性があるのでおすすめです。本項では「NVC(Non Violent Communication)」というコミュニケーションのツールも紹介しています。なんとなくNVCを知っていた方も、まとまった文脈の中で出会うことで、使い方を再発見するかもしれません。

「いじめ予防のトリセツ」

・「いじめられた体験は出てくるけれど、いじめた体験はあまり出てこない(p.142)」加害の経験をふりかえらず、無視したまま大人になる。自分がやってる意識がないまま、また加害してしまう。さらに働きはじめると、仕事ができる・できないによるパワハラも加わるから、質が変わっていそう。

確かに、加害の体験を真摯に語り合うことってあまりないですよね。
以前、わたしはいじめをテーマにした本を読んで語り合う読書会をひらきました。物語の感想を交わしながら、過去の経験もシェアされていくのですが、「被害者」「観客」「傍観者」、そして「加害者」の経験もシェアされたことで、理解、悼み、発見の起こる場になりました。安心安全な設定をして、ファシリテーターが進行する、作品を通した感想シェアの場であれば、語れることももしかしたらあるかもしれません。

この項から気づいた本のつくりに触れてくださった方もいました。わたしが「真下さんの本を読んで感銘を受けて、対談を申し込んだ」という体裁になっていますが、ライチさんの項では、「ライチさんがずっと研究してきたことを自分の言葉で表していている、というように、「同じ本の中でも、テーマに対するアプローチがいろいろでおもしろい」とのこと。確かにそうですね!

「聖子さんは知識にアクセスする調べ学習に取り組んでいるので、この本に客観性を増してくれている」とライチさんが言ってくれたのがうれしかったです。わたしは、ライチさんの「強烈な主観による書き切り」のスタイルがあることで、読み手が追体験できるようになっているのがいいと思います。また、まゆみさんの「体調、呼吸、心の境界線など、身体性の強いテーマへの寄り添い」の姿勢は、頭でっかちになりがちな「社会」というテーマをしっかりとグラウンディングしてくれる効果があると思います。
三人三様、よいコラボレーションだったのではないでしょうか!

読み手にとっては、「その時の自分の成長具合、関心の度合いに合わせて、読んで引っかかるところが違うのがいい」とのこと。そんなふうに読んでいただいているのは、うれしいです。

本や映画の紹介に「わたしならこれを入れたい」はありますか?と問いかけたところ、ヤマシタトモコさんの『違国日記』を挙げてくださいました。

主人公の女性が、両親を亡くした高校生の姪を引き取り、一緒に暮らし始めてからの日々が描かれる。友人でも親子でもない、今まで他人だった人と家族になる。姪に対して「わたしはそこまではできない」とはっきり言葉で伝える態度を「友だち」の項で思い出した。線引きの仕方がかっこいい。

「人間関係のトリセツ」にも関わりますが、「境界線を引ける人」を身の回りで見てきていないと再現できないということはありますね。家族が「侵食」し合っている姿しか見ていないと、友だちや恋人と親しくなっていくときに、「こういうもんだよな、親しいって」と自分の経験から境界線を超えた言動をしてしまう。

でも、たとえ生い立ちがどうであっても、社会にある資源を何でも使って学べる、物語を通して教えてもらえることに気づかせてもらえるシェアでした。

第3章 【あなたと社会の関係性】

最後は、社会の一員としての自分について考える章です。テーマは、場、パートナーシップ、仕事、アート、シチズンシップ。

「仕事のトリセツ」の「自分を損なってまでするべき仕事はない」(p.199)についてのシェアに関心が集まりました。

・自分を損なう仕事をしてしまったことがある。「全身全霊捧げなければ認めてもらえない」という思い込みにとらわれ、自分や家族に無理を強いてしまった。今もまだ最適解が見つかっておらず、現在進行形のテーマ。でも、「自分自身を生きる」に戻ってくるんだろうなとは思っている。

このシェアをきっかけに、仕事によって損なわれた経験、何が起こっていたのかのふりかえり、そこからの回復についてのシェアが続いていきました。

・上司にそこまでやれと言われた記憶はない。おそらく「自分がより役に立ちたい。上司や同僚に褒められたい、認めてもらいたい」という思いから。
・役に立たなければ価値がない、人は条件つきで愛されるという思い込み?
・「責任感が強い」との褒め言葉を「断らずにやる」ことと捉えていた。
・鬱になって寝まざるをえなくなり、もがきながら自分の「好き」を取り戻すことから始めた。「自分の好き」を基準にしたら、だんだんと「好きじゃない」「気持ち悪い」が弾けるようになっていった。
・我慢することのほうが多いことなら、やらないほうがいいのでは。自分の心身のバランスも取りながら仕事できるほうが絶対いい。
・滅私奉公する人が出世していくような組織にいて、辛い思いをしている人たちは、実は多いのでは。

話題は、どう気づくか、抜け出すかへと発展していきました。

『100分de名著 資本論』のテキストを読んでいて、働いて実績を出さないと「下」にいってしまう、それを回避するために働くという構図に着いて考えた。ただでさえがんばって働いているのに、さらに会社のための「人材」になる。なぜ利用された上に、搾取されなくてはいけないのか。社会的なシステムと日本的なカルチャーとしての滅私奉公が重なって、抜け出せない?
・そのカルチャーの中から抜け出すのも手。自分がこういうふうになりたい、こういう生き方いいな、こういう仕事の仕方いいな、と思う人の文化に自分も属するのが手っ取り早い。
・周りの人の目はどうしても気になる。自分もその中の人として認められたい欲求は、社会的な生き物だから当然ある。別な場に身を置けば、自動的に自分も変わっていくのでは。
・お金をたくさん溜めておくことの安心感より、今を健やかに生きたい。「ちゃんと働くのが偉い」と叩き込まれているけれど、自分が自分の責任で生き方を決めて、あとはもう欲張らないと決めることもできる。

自分を損なうことよりも、老いへの不安や手を放したら転落する、「落伍者」になる恐怖のほうをクローズアップしてしまうと、抜けにくくなるのでしょうか。

「何が失敗か?」「自分としての成功はどこなのか?」を見据えていれば、多少の不安があっても乗り越えられるのかも、というコメントも。これは大きなヒントだと感じました。

『きみトリ』読書会の別の回でも話に出ましたが、「回復のトリセツ」があるといいですね。好きを手繰り寄せたり、いいなと思う人と同じ環境に飛び込んでみるなど、回復の過程がある。個人個人の中で乗り越えていくのは大変だから、知や学びをシェアできたらいいなぁ。

ひとしきり出たあとは、「アートのトリセツ」へ。

・コロナ禍で美術館が閉館になったり、コンサートの公演がなくなったときに、わたしはこれが必須、すごく大事、これがないと心が死ぬとわかった。子どもが小さい頃はなかなか音楽を聴きに行きづらいけれど、やっぱり大事。そのことを一項分割いて書かれていて、勇気づけられる。
・友人主催の「推しを語る会」に参加している。ひたすら自分の「推し」をプレゼンして聴いてもらう時間。一人で堪能していたことを表明する場。満ちていく感覚。そういうことが自分を支えてくれると最近感じている。

好きや感動が、いかに人のエネルギーを高めてくれるか!あらためて実感するシェアです。

さらに「推し」は「場のトリセツ」とつながっていきます。

・最初は躊躇していたけれど、一歩踏み出して、「自分の好きなことは何で、どういう人に集まってもらいたいのか、どうすれば会いたい人に集まってもらえるのか」を考えはじめた。実際にひらいてみると、思い描いてた場がつくれ、ご縁が広がっていって楽しくなった。
・10代の人たちは、与えられた場所にいなくてはいけないことが多いかもしれないけれど、どんどん自分で発信している10代もいる。
・今暮らしているまちの10代の子たちは、やりたいことを発信している。大人が「これがやりたい」「これが好き」「一緒にやろう」をしているから。文化が子どもたちにも伝わっている。

「推し」という言葉の発明はいいですよね。「わたしはこれが好き」を言いやすくしているように思います。

「推し」には単に「自分が好き」だけではなく、「自分が好きなものをおすすめしたい、広めたい」という気持ちの表現が込められていて、またその気持ちを力づけてくれる感覚があります。「好き」で、なおかつ「人とつながる」言葉、感覚プラス行動。好きなものから場ができていったり、場に行って好きになったり。いろんなつながりが生まれていく......。

そんな話で3章を終えました。

チェックアウト 「あなたならどんなトリセツをつくりたいですか?」

日常に戻っていく前のふりかえりと「実り」の時間。チェックアウトでは、〈つくってみたいトリセツ〉と〈きょうの読書会の感想〉をうかがいました。

つくってみたいトリセツ
◆居心地のいい家、暮らしの場をつくるトリセツ
家を買うのも、借りるのもお金がかかる。そのために仕事に縛られるという面もある。実はお金をかけなくてもやれる方法がある。人生の選択肢が広がって、解放される。
◆コントローラーの対処法のトリセツ
我が子の交友関係から考えたことや、いろんな人の対処法が知りたい。子どもへの助言や関わりはたくさんあるといい。
◆好きなものを大事にするトリセツ
子どもの頃に短い期間でも熱中したものは、大人になってもやっぱり好き。将来の役に立つか、仕事につながるかに関わらず、大事にするにはどうしたらいいか。
◆自立のトリセツ
人に頼るのがすごく苦手だからこそ、自立について考えたい。自己肯定感、自己受容の感覚を育むための、対話の場、「〜べき」や「〜ねば」を止めること、ジェンダー、お金のリテラシーなど。

きょうのご感想
・自分のトリセツもつくりながら、子どもたちに伝えていければいいな。
・章としては分かれているけれど、「自分自身を大事にする」で全部つながっている。この場は本を読んだ以上の得るものがあった。
・読めていなかったところや、よかったところをふりかえれてよかった。また細かく読んでいきたい。小学校の頃からもっていたモヤモヤを思い出しつつ、自分も社会の変化も感じた。多様性や違いを認めることが、自分の中から生まれて、周りにも広がっていったらいいなと思う。
・この本を読んでいいなと感じて参加された方たちと安心して話をできて楽しかった。働き方や生き方をきみトリと共に考え続けたい。



体調、友だち、仕事、人間関係のテーマに関心が集まった回でした。
自分を損なってしまうこと、身近な人や組織や目に見えない社会通念のようなものから損なわれたこと。気づいた時期や回復のプロセス。
そして揺らぎながらも軸をとって生きている皆さんの今をシェアしていただいたように思います。

わたしは、読んでくださった方が、ご自身の実感の言葉で読み解いてくださることで、はじめて自分が何を書いたかが理解できていて、とてもありがたく感じました。

ライチさんからは、「同じ時代を生きている人たちが、違う時間できみトリを読み解いてくださる中で、まだ出会う前の時代のことがお聴きできたり、これから育っていく子どもたちのことも見渡せる、スケールの大きな味わい深い時間でした」と感想がありました。

適度に沈黙の時間が訪れながらの、ゆったりと心地のよい時間でした。

ご参加くださった皆さま、ご関心をお寄せくださった皆さま、
ありがとうございました!

(文責:舟之川聖子)

読書会カバー


今後、きみトリプロジェクトでは、トリセツをめぐる対話の場、トリセツのテーマを見つけたり、具体的につくるワークショップもやってみたいと、今、市民大学やオルタナティブスクールとのコラボレーションのお話が進んでいます。
こんなふうにやってみた!というわたしたちの実践をシェア予定ですし、「自分でやってみた」というみなさんからの実践報告もお待ちしています。

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