ビッグモーター社今どうなっている?新事業会社「WECARS」今を見てみよう
ビッグモーター社の不祥事から心機一転「WECARS」(ウィーカーズ)に社名を変更しています。そこに絡む総合商社である「伊藤忠商事」
ニュースで見ると、「今って結局どうなっているの?」が一部分だけ細切れ放送されているので全体が見えにくくなります。
伊藤忠商事の戦略と私も一緒に整理して見ていこうと思います。
◾️ビッグモーターの今は⁈
不祥事後に客足が遠退く中、資金繰りに苦労していたと思われます。
助け舟が必要な状況からビッグモーターのもつ「店舗網」「販売網」に目をつけたのが総合商社「伊藤忠商事」でした。
伊藤忠商事、伊藤忠エネオス、ジェイ・ウイル・パートナーズが約400億円の共同出資で新会社を立ち上げ、その買収資金は存続会社の借入金負債に充てるとのことです。
莫大な資金を投じて約250店、従業員4200人をそのまま引き継ぎします。
ここで驚くべきポイントは同じ「自動車販売会社」ではなく一見関係なさそうな「商社」が介入したことです。
商社は「事業投資」とあらゆる「販売方法」をもつので商流を調整するのはとても得意です。
このようなスキームを取れるのは、潤沢な資金と手広くビジネスを行い販売ノウハウを併せ持つ大手商社の強みになるのでしょうか。
元々は「商社外し」から始まった事業投資型ビジネスですが、今では立派な戦略になっていることが分かります。
介入した効果は十分に狙えそうです。
◾️伊藤忠商事が見る「組織文化」
この事業投資の本当の成功はビッグモーターの組織文化からどれだけ新しくできるか⁈
元々いた従業員はそこで培った組織ノウハウはそう簡単に変えることは難しいとされます。
「前の会社ではこれが出来たのに」「年収はこのくらいだったのに」とマイナス部分を捉えられたら人材を育てることが難しくなります。
プロジェクトや改革するのに重要なのは、「社員1人1人の意識改革」になりこの意識改革が上手くいかないとどうしても効果が出にくくなります。
役員一覧を見ると元消費者庁長官に社外取締役に任命するなどガバナンスとコンプライアンス強化に力を入れています。
変わるかどうか期待する注目されるポイントですね。
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