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普段見えないよね!!見えない「水道代」を知ろう!
各地で水道代が値上がりしているニュースが報道されていますが、水道代に関しては特に昨今の「値上がりブーム」が大きく影響しているわけではなさそうです。今回はそんな「水道代」について解説します。
■まずは各地の水道代を見てみよう
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https://waterserver-mizu.com/interview/suidou_ranking
北海道がランキング上位です。では逆に水道代が「安い」地域はどこなのでしょうか?見てみましょう。
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https://waterserver-mizu.com/interview/suidou_ranking
こんなにも水道代が「高い」地域と「低い」地域で差があるのは驚きです。
「場所」が関係しているのもあります。北海道は県自体が広いため、各需要先に届けるのに「水道管の距離が長く」なります。長くなれば維持コストもかかるため「需要先にその分負担してもらう」ことになります。
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https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/440/441/4429/d071215.html
兵庫県赤穂市は近くにある清流千種川があり、水を安定的に多く供給できるため水道設備コストがそこまでかからないようです。
🔳なぜ値上がり⁈
「管理コスト」がかかるのが原因で「値上がり」しているわけですね。
今問題になっているのは「老朽化した水道管をどうするか⁈」になっています。水道管の耐久性は40年と言われていますが、工事にもコストがものすごくかかるので60年経過している水道管も数多くあり簡単に工事できない背景があります。
では老朽化した水道管をどう工事するのか見ていきましょう。
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供給を滞らないように管工事に迂回できるバイパスを作ってから工事するため費用もかかるし「時間がかかります」
なんと水道管を1km工事するのに1億円の財源がいるとされています。自治体はこの工事代金を水道代や市民税で確保して実施しています。
■もともと水道事業は財源が少ない
各地方で財源を確保しようとしてもその地域に需要者がいなければ水道代を確保できません。大都市と過疎地では財源の差があります。財源が少ないなら民間に事業権を渡せばいいのでは?と考えますが「衛生管理としての責任負担が重い」「事業として儲からない」という理由もあり、民間会社も「手が出しにくい」ようです(土木会社の人に取材した時にこのような理由を述べておりました)
いかがでしょうか。普段水道管って埋没してるし、普通に水は出るから当たり前のように思いますが実はこのような背景があると理解しておくだけでも税金の使われ方など具体的に経済を学べたのではないでしょうか。
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