今までありがとう、相棒!
昨日も書いたとおり、断捨離を進めているのですが、
今回、自分の中でひとつ大きなものを手放すことを決めました。
今ではおんぼろになってしまった、MacBook。
2007年、大学入学と同時に購入したので、
使い始めてもう13年(!)になります。
白いポリカーボネートと呼ばれる素材を使った筐体は、
Macのラインナップから消えて早10年近くが経ちました。
現役で稼働しているものは、もうほとんど残っていないはずです。
カバー写真でも見てとれるように、
最初は純白だったであろうキーボードも、すっかり黄ばみが目立ち、
流れた年の長さを感じさせます。
私の通っていた大学は、PCが必需品ともいえる大学で、
入学と同時にほとんどの人がノートPCを買うのですが、
なぜか、大学の共同購入で推奨されていたLet's noteではなく、
当時はまだあまり普及しておらず、
かつ個人的にもそれまで触ったこともなかったMacBookを購入した私。
大学のコンピュータ室にあるのがMacで、
同じ環境が使えるのがよかった、というのもあったのかもしれませんが、
それ以上に、
「みんなと同じのはなんかヤダ」という、
あまのじゃく的性格が出たのでは…?という気もします。
結果的には、その後iPhoneの登場などもあって、
Apple製品を使っている人も周りにずいぶんと増えました。
最近では大学の共同購入PCも、MacBookになっていると聞きます。
今思えば、多少時代を先取りできたのかもしれません。
このMacBook、重量が2kgぐらいあって、
正直、そこまで持ち運びに適した機種とも言い難いのですが、
当時はまだMacBook Airも登場する前。
このPCを毎日背負って、4年間大学に通い続けました。
大学の教室、駅前のカフェ、電車の中。
当時これもまた出始めだったイーモバイル(ポケットWi-Fi)とのコンビで、
どこででも大学の課題や資料作成ができたのは、
まさにこの「相棒」のおかげでした。
掛け値なしで、私の大学生活に一番「なくてはならないもの」だったことは間違いありません。
ただ、さすがに毎日ヘビーに持ち歩いていると、経年劣化も激しく、
数年前からは、完全にディスプレイが点灯しないという、
ノートPCとしてはあるまじき状態に。
バッテリーも摩耗して、一度交換はしたものの、
もはや常時電源につないでいないとすぐに落ちてしまうようになりました。
その数年前から、持ち運び用PCの座は新しい機種に譲り、
このMacBook自体はすっかり家用になってはいたものの、
外付けディスプレイがないと使えない、
おまけにバッテリー駆動ができない、となると、
家用としてもなかなか使い勝手がよろしくなく。
それでも、いろいろな思い出が詰まったこのPCを手放すのは口惜しく、
外付けディスプレイにつないでときどき使っていたのですが、
いよいよOSのバージョンアップもできなくなり、
ブラウザなど基本的なソフトすら更新ができない状態になってきたので、
このタイミングで手放すことに決めました。
販売上の戦略とか、製品保守の都合ということも十分理解はできるものの、
まだハード的にはギリギリなんとか使えなくもないこの機種、
ソフトウェア的な都合で引導を渡されてしまうのは、
なんだかもったいないような気もしてしまいます。
本当に思い出が多すぎて、手放すということがとってもさみしいのですが、
ただ、それ以上に、13年という、ノートPCにしては異様に長い期間活躍してくれたことに感謝して、さよならをしたいと思います。
今まで本当にありがとう!
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