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「余白」と創造性。

日々の生活の中に、
「暇」とか「無駄」とか、いわゆる「余白」ってやっぱり大事なのだなあ、ということを、
折に触れて考えることが多い、今日この頃です。

卑近な例でいうと、
私の大好きな趣味のひとつである、ラジオ視聴。
一日のいろいろな時間で、ラジオを聴きながら生活しているわけですが、
聴きたいラジオはどんどん増えていき、
そして生活スタイルの変化でラジオに使える時間は減ったことで、
聴きたいものを全て聴ける状況ではなくなってくる。

こうなると、時間があれば聴きたい番組をいくつか諦める、
取捨選択をしなければいけない状況になるのはもちろん、
新しく「この番組おもしろそう…!」というものに出会っても、
なかなかそちらに時間を割くことも難しい。

そうなると、私の脳内心理としては、
「せっかくおもしろそうなコンテンツが目の前にあるのに、それに割く時間がない…!」というのが悔しくて、
いっそ新しい、おもしろいものなんて目に入らない方がいい!という思考になってしまう。
新しいもの、未知なものへのアンテナを最初から閉じてしまって、
いよいよ新鮮な情報とか刺激から遠ざかるようになると、
いつの間にか日々が閉塞感のある、「枯れた」状況になってしまう。
こんな状況は過去にも経験済みで、
明確に辛いとか不調だ、というわけでもないのだけれど、
なんかじわじわと苦しさが押し寄せてくる感じがあって、
できればもう経験したくないなあ、というところです。

元来、欲張りな性格なので、
「捨てる」ことが苦手ではあるのですが、
もうどうせ取捨選択しないといけない状況なんだったら、
割り切って、余白ができるくらいまでばっさり捨ててしまう、
そんな選択もきっと必要になってくるのだろうけれど、
それもなかなか性格上できないから、難しい。
いっそのこと、もっと忘れっぽいというか、さっぱりした心持ちでいられれば、一番いいんですけどね…。

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