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▪️信仰の深さは理解力の深さ

真の宗教は、宇宙の仕組み(法則)を深く理解させるものでなくてはなりません。また、真の宗教は、本当の自分が何なのか自覚させるものでなくてはなりません。だから、信仰の深さとは、理解力の深さや自覚の深さのことをいうのです。
お経を読んだり、手を合わせたり、儀式をしたり、そんなことをしても何の意味もありません。

宗教は、一人ひとりの意識の問題なのです。さらに、 真の宗教は、他力による大乗仏教ではなく、自力による小乗仏教でなくてはなりません。自分は何もしなくても、同じ船(同じ宗教に入っていたら、)に乗っていたら、彼岸に連れて行ってくれるというような甘いものでは無いのです。あくまでも自分の足で歩き彼岸に到達すべきものです。

不思議なもので宗教に入り同じ仲間になると、なんとなく安心感を生むものです。”みんなで渡れば怖くない”といった集団心理が働くからでしょうが、その仲間意識が異教徒を排斥するようになるのです。これが宗教戦争の始まりです。

ナショナリズムが恐ろしいのは、同じような心理状態が働くからです。だからホンモノの覚者は、決して「会や宗教団体」を作らないのです。
会や宗教に入らなくては悟れないという事は、絶対ありません。なぜなら、悟りは自分の心(意識状態)の中の出来事だからです。

真実は外側にあるのでは無く、自分の心の中にあることを知って下さい。広い意味では、1人の悟りは全体の進化を押し上げることになるので、小乗仏教は大乗仏教でもあります。


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